FM 福岡 FUKUOKA

2023年2月11日放送
「バスの運転手さんに宛てた50代女性の手紙」

私は、先週の木曜日の午後3時ごろ、バスに乗った乗客の一人です。

バスには、車いすの方が乗っていて、ベビーカーも置かれていました。

立っている乗客も多く、この時間帯にしては結構混んでいるなという印象でした。

運転手さんは、事前に車いすの方が降りるバス停を確認していたのでしょう。

そのバス停に着くと、さっと外へ出て、スロープを出し、気遣いながら車いすを押していました。

ベビーカーの乗客が降りるときにも、やはり笑顔で手を貸していた運転手さん。

その後も、両替をした高齢男性が硬貨を取り忘れているのに気づいて、やさしく呼び止めていましたね。

そんな運転手さんの気持ちのよい対応を、間近に見ていたからでしょうか。

財布を忘れて降りようとした先ほどの高齢男性に、乗客が次々と、「財布!」と声を掛けるなど、

いつの間にか車内は温かな雰囲気に包まれていました。

わずか15分ほどの間に、いろいろなことが起こりましたが、

きっと運転手さんは毎日、乗客への気配りを忘れずに運転しているのでしょう。

そのことが十分、伝わってきました。

またいつか、運転手さんのバスに乗りたいと思っています。