FM 福岡 FUKUOKA

2023年2月4日放送
「60代男性が脳梗塞後のリハビリでお世話になった理学療法士へ宛てた手紙」

あれから、そろそろ2年が経とうとしています。

ようやく麻痺の残った右手で、どうにかまた文字が書けるようになりました。

リハビリを始めた当初、松下さんには随分、ご迷惑をおかけしました。

まさか自分が脳梗塞になり、しかも片麻痺が残ってしまうとは夢にも思っていなかったので、

リハビリにも前向きになれなかったのです。

あの頃の私は、今まで当たり前にできていたことが突然できなくなって、不安と絶望でいっぱいでした。

リハビリもなかなか思うようにいかず、「もうダメだ」と心が折れそうになっていた私に、

松下さんはいつも明るく声を掛けながら、温かく寄り添ってくれました。

「焦らず、一歩一歩でいいですよ」

「昨日より、良くなっていますよ」

松下さんの励ましが支えになり、少しずつ自信を取り戻すことができたような気がします。

退院してからも、松下さんの「できないことより、できたことに目を向けましょう!」という言葉を忘れず、

松下さんに手紙を書くことを目標にリハビリを続けてきました。

これから、もっと上手になる予定です。

松下さんには、感謝の気持ちでいっぱいです。

本当にありがとうございました。