2022年12月17日放送
「30代女性が亡くなった父親に宛てた手紙」
早いもので、もうすぐ5年が経ちますね。
あまりにも突然のお別れだったので、父一人子一人で育ってきた私は、
しばらく現実を受け止めきれませんでした。
それでも一番に考えたのは、お父さんの会社のことでした。
社員の生活を背負って一生懸命頑張るお父さんの姿を、私も社員の一人として見てきたから。
私がお父さんのあとを継ごうと決心できたのは、社員のみんなの支えがあったからです。
「一緒に頑張っていきましょう!」という力強い言葉に、どれほど勇気づけられたことか。
振り返ってみると、この5年間はすべてが勉強だったように思います。
なにしろ、工務店というまだまだ男社会のイメージが強い業界で、
30歳そこそこの女性が経営者になったのですから。
でもね、協力会社や取引先の皆さんから、本当に助けていただいたんですよ。
「あなたのお父さんには良くしてもらった」「困っている時に助けてもらった」という言葉を、
何人から聞いたことでしょう。
お父さんが遺してくれた、信用という目には見えない宝物。
人と人とのつながりが何よりも大切だってこと、少しずつですが、心で分かってきました。
これからも、お父さんをお手本に、信用される会社、信頼される経営者を目指して頑張るからね。
お父さん、見守っていてください!
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