FM 福岡 FUKUOKA

2022年11月5日放送
「30代女性が幼なじみに宛てた手紙」

昨日、幼稚園から帰って来た下の子が、「プレゼント」と言って小さな袋を手渡してくれました。

中に入っていたのは、たくさんのどんぐり。

幼稚園で、どんぐり拾いに行ったんだって。

どんぐりを手にするのは、子どものころ以来かな。

手のひらに乗せたどんぐりを見ていると、なんだか懐かしいような、あったかな気持ちになりました。

子どものころ、秋になると、近所の神社の庭にたくさんのどんぐりが落ちていたよね。

二人でどんぐり拾いに行くと、少しでも大きなどんぐりを見つけようと、いつも夢中になっていたよね。

いつかの帰り道、袋いっぱい拾ったどんぐりを私が川に落としてしまったの、覚えてる?

泣きそうになった私に、加奈ちゃんは自分のどんぐりを半分くれたよね。

そして、最後に「はいっ!」と言って私に握らせてくれたのは、その日拾った中でも一番大きなどんぐり。

あのどんぐりの感触と、加奈ちゃんのやさしい笑顔は、今でも忘れられません。

あのとき、思ったんだよね。友達って、いいなって。