FM 福岡 FUKUOKA

2022年9月17日放送
「敬老の日に、女子大生が近所に住む高齢の夫婦へ宛てた手紙」

大学生になり、実家を離れて暮らす私にとって、お二人との出会いはかけがえのない宝物になりました。

あの日、近所のスーパーへ買い物に行った私は、母親がよく作ってくれた「がめ煮」が無性に食べたくなって、

野菜売り場の前でスマホを取り出し、レシピを見ていました。

すると、「何を作るの?」と、やさしく声をかけてくれたおばあちゃん。

「がめ煮」と伝えると、材料選びを手伝ってくれ、下ごしらえの方法まで教えてくれましたね。

おばあちゃんの横には、にこにこ微笑んでいるおじいちゃんが。

仲のよいお二人の姿を見ているだけで、なんだか心がほっこりしたのものです。

すぐ近くに住んでいると分かって、三人で一緒に帰る道すがら、いろんな話をしましたね。

「今度、遊びにいらっしゃい」と言ってもらって、とてもうれしかったです。

若いころ、いろいろ苦労してきたというお二人。

これまでを振り返り、「人生に無駄なことなんてないね」と顔を見合わせて笑う姿を目にしながら、

私も頑張らないと!と思いました。

どうか、これからも仲良く、お元気でいてくださいね。