2022年1月29日放送
「50代の女性が郵便局へ宛てた手紙」
私の母は、毎年冬になると雪の積もる地域で、一人暮らしをしています。
80歳を過ぎてからは耳が遠くなり、電話ではなく、
手紙をやり取りしながら、お互いの近況を報告することが多くなりました。
内容は「こんな美味しいモノ食べたよ」とか、「花が咲いたよ」とか、他愛のないモノですが、
キレイな風景の写真をハガキに印刷したり、絵を書いたり、時にはデコレーションをしたりと、
少しでも母に喜んでもらえるように工夫することを心がけています。
そんな私から届く手紙を、母はとても楽しみにしてくれているようです。
以前、その話を東京に住む大学生の娘にしたことがあるのですが、
最近は娘も私の母に手紙を書くようになり、
今年のお正月に帰省した時には、母がとても嬉しそうにその手紙を見せてくれました。
そんな私たち家族の手紙を、雪の降る寒い冬の日も、太陽が照りつける暑い夏の日も...
配達してくれる皆さんには、感謝の言葉しかありません。
皆さんのお仕事が、私たち家族の絆を繋いでくれています。
これから、さらに寒くなっていくと思いますが、どうぞご自愛ください。
今年もよろしくお願いします。
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