FM 福岡 FUKUOKA

2021年9月11日放送
「30代の女性が故郷の母親に宛てた手紙」

今日、結婚してから初めてサンマを焼きました。

実家を出るまで、この時期になると必ずお母さんは、私が大好きなサンマを焼いてくれたよね。

学校からお家に帰ると、玄関の外までサンマを焼いた匂いがして、

「今日はサンマだ~」って、嬉しかったことを思い出しました。

小さい頃の私はサンマの小骨を取るのが下手だったけど、お母さんは「自分で取ろうね」って、

絶対に手伝ってくれなかった。

おかげで今では夫からも驚かれるくらい、魚をキレイに食べることができるようになりました。

昔からお母さんは、私が何をするにも口や手を出すことなく、そばで見守るだけでした。

そんなお母さんを見て私は、「信じてくれているんだな~」って、いつも感じていました。

私が受験勉強を頑張ることができたのも、多分「勉強しなさい」って怒られたことがないからだよ。

だって、大好きなお母さんから信頼されてるって思ったら、裏切れないもんね。

今はまだお腹の中だけど、来年、生まれてくる子どもを、私もお母さんのように育てていくね。

子どもにとって親が信じてくれているってことが、どれだけ嬉しいかを、お母さんに教えてもらったから。

今はなかなか会うことができないけど、来年の秋は一緒にまたサンマを食べようね。

もうすぐお婆ちゃんになるお母さんへ。