FM 福岡 FUKUOKA

2021年6月5日放送
「故郷の母へ宛てた娘の手紙」

お母さんへ

毎日、暑い日が続いているけど、元気に過ごしていますか?

今年はお正月も、GWも帰ることができなかったので、手紙を書きました。

   先日、我が家ではようやく衣替えをしたよ。

   美和が小学校に入学した時に、お母さんが買ってくれた半袖のワンピース。

   美和にはもう小さくて、今年着るのは無理みたい。

  幼稚園の頃からお気に入りだった花柄のTシャツも、デザインが幼いのか着ようとしないし。

  小学4年生にもなると、すっかり美和もおませさんです。

  でも、それもこれも美和がちゃんと成長している証かな~と嬉しく思います。

  年に2回の衣替えは、親が子どもの成長を感じることのできる大事な時間なんだね。

  お母さんも、きっと同じ気持ちだったのかな。

  美和のことを想う時、いつもお母さんのことをふっと思い出します。

  自分が親になると、改めて親のありがたさを知るっていうけど、あれ本当だね。

  いま思えば、あの時も、あの時も、お母さんのおかげだったんだな~って。

  夏休みに帰省できるようになってたら、成長した美和と、また一緒に遊んでね。

  美和も大好きなお婆ちゃんに会えるのを楽しみにしているよ。

  その時は、お母さんの大好きな黄な粉たっぷりのおはぎ、たくさん買って帰るからね。