FM 福岡 FUKUOKA

歯について考えよう②

コンシェルジュ:おおたわ歯科医院理事長 大多和徳人さん

今回も「歯」について考えてみました。教えて頂いたのは
大多和歯科医院理事長 大多和徳人さんです。
日本人の歯のケア、世界から見てどうなのか?をまずは聞いてみました。

日本人の多くは、歯磨きだけで満足してしまいがちですが、実は、歯ブラシだけでは
汚れの6割しか落ちません。海外では「フロス・オア・ダイ(糸を出すか死か)」と言う
極端な言葉があるほど、フロスや歯間ブラシを使うのが常識なのです。

今回は実際に歯が抜けてしまった場合、歯を失ってしまった場合について
教えて下さい。

失った歯が1本や2本であれば、選択肢は「ブリッジ」「部分入れ歯」「インプラント」に
なります。もし多くの歯を失ってしまったり、全体的に歯周病でボロボロになってしまって
いる方の場合は、オール4ザイゴマ、という画期的な方法があるんです。

ザイゴマインプラント?

ザイゴマインプラントとは、一言で言えば「顎の骨が足りなくて、インプラントを諦めていた方の
最後の切り札となる、特殊な治療法です。

通常のインプラントと違うのは…
①「頬骨を支柱にする」
通常のインプラントは「顎の骨(上顎骨)」に固定しますが、ザイゴマインプラントは、さらにその上にある
非常に丈夫な歯「頬骨(ザイゴマ)」にインプラントを埋入します。

②骨を作る手術が不要
③その日のうちに「噛める歯」が手に入ります。


最後に、歯を大切にするとどんないい事があるのか?を聞いてみました。

まず「全身を守る防波堤」になります。
口は体内に「栄養」を取り入れる最初の入り口であると同時に、全身へ繋がる「細菌」の
入り口でもある。
・病気の予防…歯周病を放置すると、血管を通じて菌が全身に回り、糖尿病や心筋梗塞、
さらには認知症のリスクを高めることが分かっています。
・寝たきり防止…自分の歯が多く残っている人ほど、脳が刺激され、筋肉もしっかりと
維持されるため、いつまでも元気に自立した生活を送れます。


次に「食べる喜び」と「栄養効率」が変わります。
「噛める」と言うことは、単に空腹を満たす以上の価値があるんです。
・味覚が豊かになる…自分の歯でしっかり噛みしめる事で、食材本来の旨味や食感
(シャキシャキ・モチモチ・など)をダイレクトに脳で感じ、食事がもっと楽しくなります。
・消化を助ける…食べ物をしっかり細かくできるため、胃腸への負担が減って、栄養が
効率よく体に吸収されます。


そして「表情と心」が若返る!
歯は見た目やコミュニケーションにおいて最大の武器です。

・ほうれい線、シワの予防…奥歯でしっかり噛むことで、顔の筋肉(表情筋)が鍛えられ、
顔の輪郭が引き締まり、実年齢より若く見えます。
・自信につながる…綺麗な歯並びと、健康的な白い歯は、思い切りのいい笑顔を作ります。
口元を隠せず笑える、という心の解放感は、毎日の幸福度を劇的に上げてくれます。


皆さん!歯は大切に!