FM 福岡 FUKUOKA

今からでも間に合う近場のグルメ旅情報

今回もコンシェルジュは ソワニエ+編集部の浅原麻希さんです。


浅原さんがここ数年で忘れられない
旅グルメを教えて頂きました。

<長崎市・紅灯記>
先日泊まりで行った長崎市で食べた夜ごはんが、地元の人おすすめの中華料理店「紅灯記」でした。
長崎中華といえばちゃんぽんと皿うどんが定番だと思いますが、こちらのお店は提供しておらず、
代わりに「ネギソバ」という麺メニューが名物になっています。
「ネギソバ」は、鶏ガラに豚骨を加えたスープに、自家製チャーシューと白ネギをトッピングしただけという
シンプルな一杯。
透き通ったスープには旨みが凝縮されており、上品な味わいです。
もちろんそれ以外の一品、麻婆豆腐、ピータン、シュウマイなど、どれも一口食べるごとに
旨みが口いっぱいに広がる美味揃いでした。紹興酒進みます。

<宇部市・ダンクス>
5年前に食べたので、少し提供方法とかが変わっているかもしれませんが・・)
美味しいオムライスが食べられるお店として地元の人に認知されているカフェレストランです。
定番のケチャップライスを卵で包み込んだものはもちろんなのですが、黒胡麻ソースをかけた
黒いオムライスや、麻婆タレで中華風に仕上げた「オムチャイナ」など、変わり種も用意されています。
更に驚きなのが、卵のタイプを包む・乗せる・口溶けの3パターンから選べること。そのなかの口溶けが
おすすめなのですが、これがびっくりするくらいふわふわで、なんとスプーンを差し込むとシュワシュワっと音がするんです。
そんなオムライスに出合ったことはなかったので、今でもとても印象に残っています。
もちろんオムライスの味も絶品。宇部に行ったらぜひ食べていただきたいです。

浅原さんおススメ「今から間に合う近場グルメ旅」お願いします

岡垣モデルコース

RAINBOW→Rad standard→ぶどうの樹のワイナリー→FUKUOKA CRAFT BREWING→やこりんご

 RAINBOW

自然が広がる手野エリアにある「RAINBOW」をご紹介します。

100年になる古民家を改装しており、その中は喫茶、工房、美容室、フリースペースに分かれています。

その中で今回おすすめしたいのが、工房での陶芸体験です。

陶芸作家の鈴木さんの指導のもと、器やカップなど好きな作品を作ることができます。
「自由に好きなように作って欲しい」というのが鈴木さんのスタイルで、長期休みなどはお子さんの体験も多いようです。
もちろん、分からないことは鈴木さんが教えてくれるので、初めての人も安心です。
要予約

 

Rad standard

住宅街のなかにひっそりと佇む、三角屋根が特徴のカフェ。看板をつけずに営業しているので、
初めは場所が合っているか戸惑うと思うと思います。行く前にインスタで外観をチェックしておくことをおすすめします。

調理を担当するのは、子どもの頃からハーブやスパイスを使って料理を作っていたという泉谷さん。
この方まだ
20代前半で、料理は独学というのですが、生み出す料理がどれも個性的で、びっくりするほど
美味しいんです。

特に看板の「週替わりカレー」は、麻婆豆腐カレーや生春巻き風カレー、ジェノベーゼカレー、冷しゃぶカレーなど、
どれもバラエティ豊か。いろんな味を食べたくなります。

また、接客担当のかずぴさんの人柄も素敵です。いつも明るい笑顔で対応してくれます。

 

ぶどうの樹のワイナリー

495号沿いにワイナリーとブルワリーがあります。

まずは「ぶどうの樹のワイナリー」。その名の通り、「ぶどうの樹」が運営するワイナリーです。

店内には、自社製造のオリジナルワインをはじめ、ソムリエが厳選した世界各国のワインが並びます。
中には、岡垣町のぶどう畑で収穫したぶどうで造られたワインもあるんですよ。

敷地内にあるワイナリーは、事前予約で見学も可能です。

 

FUKUOKA CRAFT BREWING

福岡だけでなく、全国各地からわざわざ足を運ぶ人もいるというブルワリー。

岡垣町の地下水を使ったオリジナルビールを造っています。

週に1,2本のペースで新商品が登場しているので、定期的に足を運ぶと楽しいですよ。

去年販売していた、うきは産の桃を使って作られたクラフトビールが飲みやすくて好きでした。

 

やこりんご

髙倉神社の目と鼻の先にある、古民家を再生したカフェ。「こころとからだにやさしいお店」をコンセプトに、
卵、乳製品といった動物性食品や上白糖は使用せず、菜種油、きび糖、甜菜糖を使ってポタージュや
スイーツを手作りしています。

親しみやすい店主の鶴田さんとの会話も楽しく、身体だけでなく心も元気になれる場所です。

柳川モデルコース

沖端エリア(御花、紅茶の店River flow、柳河ブルワリー)→cafe帰去来成清海苔店柳川温泉 南風

 沖端エリア

川下りの終点でもある沖端エリアは、柳川を代表する観光スポットで、
柳川グルメのうなぎ屋もこのエリアに密集しています。

ここでぜひ立ち寄ってほしいのが、柳川藩主立花邸の「御花」。現在は料亭旅館として
営業していますが、宿泊者以外も見学可能なエリアがあり、そこでは常設されたさげもんや、
100畳もの大広間、庭園を臨むことができます。

 

紅茶の店RiverFlow

「御花」から歩いて6分ほど。

インド・スリランカ・中国を中心に60種類以上の茶葉を取り揃える紅茶専門店です。
外観は古民家風ですが、店内は大正ロマンを思わせる上質な空間が広がっています。

1階では主に、茶葉や紅茶関連グッズを販売。2階にはカフェスペースが備わり、
窓からどんこ舟が通る堀割を眺めながら寛ぐことができます。平日のカフェ利用は要予約となりますのでお気を付けて。

 

柳河ブルワリー

柳川初のクラフトビール醸造所です。

オーナーの黒田さんが目指すのは、「美味しい料理に合うビール」。

クラフトビールの飲み比べセットもあるので、試飲してみて好みの一本を探してみましょう。

こちらのビールは、「柳川よかもん館」でも販売しています。

 

Cafe 帰去来

西鉄柳川駅から徒歩13分ほどの場所にあるお店です。

メインは、店主の野田さんが丁寧に作るスープです。

このスープは、野田さんが「いのちのスープ」で知られる辰巳芳子さんの一番弟子から学んだもの。

スープに使う食材は季節によって変わるのですが、

ほぼ常時用意しているのが、久留米の「ならはら菜園」さんで作っているビーツを使ったスープです。

このスープが食べ進めるごとに、身体が元気になっていくような不思議な力をもっているんです。

実際にビーツの効果で血流がよくなるため、冷え性の方や妊婦さんにも好評のようです。

また、野田さんのおっとりとした人柄も素敵で、つい話し込んで長居してしまう・・なんて人も多いです。

 

成清海苔店

柳川へ行ったらマストで行ってほしいのがこちら。

食べてもらうのが一番ですが、バリッという歯切れのよさと、口内に広がる磯の香り、そして滑らかな口溶けは唯一無二で、

ソワニエプラスでも紹介したことのある「健康焼肉亀」や「捏製作所」など、多くの飲食店でも使われています。

成清さんは、シーズン最初に収穫される秋芽一番摘みの海苔だけを使用。

一番摘みの海苔は、旨みが強く、柔らかいのが特徴なのだそうです。

その中でも、皿垣開(さらかきびらき)漁協の海苔で作る「優等」と「秋芽一番摘 焼きのり」がいちおし。まずはそのまま海苔だけで、旨みや食感を堪能してほしいですね。

 

柳川温泉南風

旅の最後は、温泉で。

柳川総合保険福祉センター「水の郷」内にある入浴施設です。

男湯と女湯は週ごとの入れ替え制になりますが、どちらも大浴場・露天風呂・サウナが備わっています。

湯浴み後はぜひ施設内の休憩スペースへ。

地元のお母さんが手作りする料理をいただいてください。

是非参考になさってください。