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家庭菜園のススメ 
コンシェルジュ~株式会社ファームプロ代表取締役社長 竹内健司さん~

今回のコンシェルジュは、最近増えてきたと言う”家庭菜園”について プロの方にお越し頂き
色々と聞いてみました。
竹内さんは・・・
株式会社オーレックで農業機械、主に草刈り機の開発を担当。その後社内起業して
新規事業菜園ナビを発案、運営。オーレック退職後「農」の価値向上を高める為のサービスを
提供する「株式会社ファームプロ」を設立しています。


竹内さんが菜園ナビを立ち上げたきっかけは・・・

オーレックで耕運機の開発補助をしている時に、野菜を育てたことがないのに、耕運機の開発は
出来ないと考え、家庭菜園をスタート。うまくいかない失敗続きからこんなサービスがあればいいのに、

と思って作り出したのが菜園ナビです。


このコロナ禍で外出を控え、子どもと一緒に楽しめる”お家時間”を退治にする傾向にあって
そんな中でも、家庭菜園を始める人が増えた、と聞きました。実際は?

毎年4〜5月は、家庭菜園を始めたいという方が多く、菜園ナビの登録や閲覧が増えるのですが、
今年は例年の倍近くの方が、菜園ナビを訪れて下さっています。



初心者向けの野菜
種まきから収穫までが比較的早いものは失敗しにくいのでベビーリーフなど。

畑がある人はじゃがいもなんかも割と育てやすいし収穫するとき楽しいのでオススメ。

プランターで育てることもできて手がかかりにくいこれからの野菜であればニンニクなども良い。


光に強い野菜、弱い野菜、関係ない野菜
実がつく野菜やキャベツなど結球する野菜はしっかり日光が当たらないと
なかなか育ちません。

基本的にどの植物も日光は必要ですが、葉を食べるものは実が付く前に収穫してしまうので
そこまで影響しにくいものが多いです。
原産地について、よく原産地がどことか目にしますが、
原産地に近い環境にしてあげるとよく育ってくれます。面白いものでメロンやスイカ、キュウリなど
ウリ科の作物は実は発芽するときに光を嫌います、光が必要な植物なのにおかしいですね。
これはウリ科の多くの植物は雨が少ないところが原産地なのです。
雨季と乾季があり、雨の降らない乾季に発芽しても枯れることを植物はしってるからなんですね。


何回も楽しめる野菜(1回植えたら2〜3回は楽しめそう!)
既に実践している人は多いかもしれませんが、スーパーなどで売ってる豆苗。

あれはしっかり水をかえてあげれば2~3回とれますね。根っこがついている小葱なんかも
根のところだけさしておけば根付いて上が伸びてきて何回も収穫できます。



これからの時期向いている野菜
菜園ナビの栽培教本にも植え付け時期がかいてますが、イチゴ、エンドウ、シュンギク、
ホウレンソウ、ニンニクなどです


温度、水やり、光の問題(水やりタイミングや光の遮り方、逆に光の取り入れ方)
畑でやる時は基本的に水やりは不要なことが多いですが、プランターは外からも温められるし
根があまりはらないので水やりは必要。水はけ悪いプランターは同時根腐れも気を付けないといけないので
指を土に突っ込んで湿っているか?水やりした直後と乾いている時のプランターを持ち比べてみて
どれくらい乾いているか判断すると良い。


次回も竹内さんに家庭菜園についてお話し伺います!