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鍼灸の世界

皆さん、鍼、やったことありますか?先入観で何か怖いなーと思っていませんか?
今日はそんな鍼灸の世界を、大医会専務取締役、整美鍼&エステサロンPePe代表の
大林紀子さんにお伺いしました。柔道整復師、鍼灸師、日本エステティック協会
エステティシャン、理容師の資格などをお持ちで、1990年から鍼灸整骨院業を始めて、
2019年には、エステ鍼灸サロンを開業。現在7店舗の営業、運営をしていらっしゃいます。

今回は、鍼についてちょっとお勉強していきます。
まず、鍼灸の針の太さについて…

注射針が0.7㎜から0.9㎜と言われています。それに対して、鍼灸の針は
0.14~0.34㎜と、注射針の3分の1の太さです。
毛穴が0.3㎜と言われるので、毛穴よりも細く、ほとんど痛みはありません。
痛み、と言うより、ツボを押したときの刺激があります。

また鍼灸はWHOでも認められている施術で、毛穴よりも細いところのツボに
刺していく、と言う行為です。人間の体には左右に365個づつツボがあり、
それが「経絡」と言われる道で繋がっていて、臓器に関係してたり、
東洋医学で肝心肺腎を習ったり、見たり、触ったりして行く施術です。

鍼は皮膚のどれくらいまで刺さるんでしょうか?

皮膚は三層構造になっていて、皮脂、真皮、皮下組織とありますが、
ポン!と一刺しすることで、真皮まで届くんです。で、真皮のところに
毛細血管だったり、顔で言うと、コラーゲンとかヒアルロン酸とかエラスチン、
セラミドとか、そういったものがたくさん存在している場所に
直接鍼をすることによって、分泌が良くなります。

どういうメカニズムなのか?

鍼は血管に傷をつけるので、そこに白血球が寄ってきます。
白血球が寄ってくることによって、自然治癒力が高まると
言われています。なので、関係するツボにさすことによって、肩こりの
場所などに白血球を集めて、血流を良くして、リンパの流れを良くし、
浮腫みの改善や栄養を運んだり、とか、そういった効果があります。

具体的に、円形脱毛症や不眠、ストレス解消など、すべて血流に関係するところに
効果が期待できます。

大林さんが代表を務める整美鍼&エステサロンPePe
pepe-beauty.com