FM 福岡 FUKUOKA

日本気象協会松井さんに、気象予報士ならではの”今年の気になるニュース”を聞いてみました!

今回も、日本気象協会”気象予報士”の松井渉さんをコンシェルジュにお迎えして、色々なお話を伺いましたが、
中でも印象的だったのが、松井さんが2021年気になった”気象のニュース”です。

平年値が上がっていた!!

実は、皆さんが気づかないうちに変わってるかと思うんですが、
平年値というのが変わりました。比較の基準になってる(ま、これぐらいが基準ですよ)と
言うのが平年値なんですけど、実は10年に1回変わることになっているんです。
それが今年で、2021年の5月から新しい平年値になっているんです。



平年値は30年間の平均値を使うことになっていて、それまでは1981年から
2010年までの30年間、これを平均したのが平年値でしたが、それが10年後ろに
移動して、今使ってる平年値は、1991年から2020年までの30年間の平均となりました。



平年値は変わりましたか?

変わりましたね!1980年代が反映されなくなったんですけど、1980年代って
まだ結構寒かった。その1980年代を使わずにかわりに凄く気温の高い
2010年代が反映されるようになったので、やはり平年値(気温)自体が
上がってますねー

それは温暖化と言っていいんですか?

そうですね。温暖化の影響がやっぱり大きいです。例えばひと夏で
最高気温35度以上の猛暑日が何日あるか?と言う平年値があるんですが、
福岡市の場合は、前の平年値では5.5日という日数だったんです。
それが新しい平年値は8.1日。
久留米になると、前の平年値は11.1日でしたが、新しい平年値は16日と・・・



10年でこれだけ差がでるんですねー

10年後にまた増えるかもしれませんね。



平年値・・・あまり気にしたことがなかったですが、
そういう方法で出しているんだなーと思いました。

日本気象協会ホームぺージはこちらhttps://www.jwa.or.jp/company/
お天気だけじゃなく、色んな活動をされています。

是非ご一読を!!