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白岳しろ presents 「飲んで、うまい 食べて、うまい」 11月13日

食べものとお酒の関係に注目する、「飲んで、うまい 食べて、うまい」

米焼酎は、究極の食中酒。
つまり、どんな食べ物とも相性が良いというわけです。
このコーナーでは、米焼酎と食べ物を合わせる、
つまり、ペアリングを追求していきます。
今日も、福岡のお店で見つけてきた、米焼酎とのペアリングを紹介しますよ。
さあ、どんな料理と合わせたのでしょうか?

今週は、「ごはんや 松毬 天神大名店」です。

「ごはんや 松毬 天神大名店」



福岡市中央区大名1丁目4-29GW-BLD 1F
092-401-0925
18:00 - 23:00 (料理L.O. 22:30、ドリンクL.O. 22:30)
店休日 不定休


10月2日にオープンした、大名にある隠れ家風の和食をベースにした居酒屋です。
店主の松岡さんは、料亭「三光園」や、甘木、佐賀の和食店で修業し、この店で独立。
コロナ対策もしっかりしていて、カウンターにはアクリルの仕切りがあり、人数によって可動。
座席数も58席から40席に減らし、個室も多く、オゾン発生器「エアフィーノ」も設置しています。
さあ、どんな料理と合わせたのでしょうか?


店主の松岡さんにお話をお伺いしました。

単品の他に、コースも2500円(7品)から用意しています。
コースのご予約は、要前日までで、2名様からになります。

人気メニュー
(価格は、税別)

【炊き立て土鍋ごはん(二人前ほど)】(880円)
【おとなのねこまんま】(1280円)
注文が入ってから、大分県産つや姫を土鍋で炊いたもの。
それに、目の前で削るかつお節などを加えたのが、「おとなのねこまんま」になります。

柳橋で仕入れた魚介類の刺身も豊富です。
一夜干しは、「さば」(680円)、「イカ」(820円)、「金目」(880円)、「さばみりん」(920円)、「銀だらみりん」(920円)、「のどぐろ」(半身800円、1枚1600円)。


それでは、米焼酎とのペアリングをご紹介しましょう。
(価格は、税別)


【イカのこぶ〆】(800円)

イカを昆布締めするのは珍しいです。
一晩締めたコウイカと、昆布も一緒に出てきます。
ねっとりとしてイカの甘味も出て、しかし、歯ごたえがあるなど、バランスよく仕上がっています。
寝かせる時間がポイントだそう。
山葵を添えているので、お好みで。醤油は必要ありません。

これに合わせたのが、ギンハイです。
昆布の旨味と相性抜群で違和感はまるでありません。


【サーモンの瞬間燻製】(880円)

ガラスの容器を被せて登場。
目の前で容器を外すと、モクモクと桜チップの煙が立ち上ります。

現れたのは、ピンクペッパーを添えた、少し炙ったサーモンのトロの部分。
ピンク岩塩と葛醤油があるので、お好みで。
この葛醤油は、山葵を醤油に溶かし込んで葛でとろみをつけたもの。
ほんのり燻製の香りがして、脂がのったサーモンは、口の中でとろけます。

これに合わせたのは、ギンハイです。
燻製とギンハイはぴったりなペアリングです。
鼻から抜ける燻製の香りが良いです。


【とまとのおひたし】(420円)

湯剥きした桃太郎トマトを丸ごと出汁に一晩漬けこみます。
器に大葉を敷いてトマトを盛り付け、糸鰹をのせて出てきます。
トマトの青臭さが出汁で消え、大人の味になっています。
いいおつまみです。

これに合わせたのは、ギンハイです。
淡泊な和食にもギンハイはぴったりです。


【フォアグラ大根】(980円)

洋食でフォアグラと大根を合わせることがあり、それを和食にアレンジ。
大振りにカットした大根を出汁で炊いておでんのようにします。
その上に、ソテーしたフォアグラをのせて出てきます。
大根と一緒にすることで、旨味の濃厚さは残りますが、あっさり食べられます。
このボリュームでこの値段は安いです。

これに合わせたのは、キンハイです。
やはり肉系など、脂がしっかりしているものにはキンハイが合います。


【モッツァレラ醤油漬】430円)

チーズの味噌漬けはありますが、醤油漬けは珍しいです。
モッツァレラチーズを合わせ醤油に丸一日漬け込みます。
それを食べやすい大きさにカットし、山葵を添えて出てきます。
まさに、おつまみにぴったりな一品です。

これに合わせたのは、キンハイです。
なぜか、チーズ、山葵とキンハイはとても合います。


【おとなのねこまんま】(1280円)

だいたい2人前くらいのボリュームになります。
ご飯は、注文が入ってから、大分県産つや姫を土鍋で炊いたもの。


それに、目の前で削るかつお節、黄身醤油が一緒に出てきます。
まず、ご飯だけを食べてみましたが、噛むと甘みが出て、ちょっとあっさりしています。

これに、削りたてのかつお節、2日間醤油に漬け込んだ卵黄をのせて食べましたが、かつお節は柔らかく、卵黄がねっとりと絡んで、締めだけではなく、おつまみにしても良いです。

これに合わせたのは、ギンハイです。
ということで、「ねこまんま」をおつまみにしてみました。
塩辛過ぎず、米同士ということで、相性もばっちりでした。


いかがですか?
和食の定番から珍しいものまであって、色々楽しめます。

ちなみに、「白岳金しろ」「白岳銀しろ」は、グラス550円、ボトル2000円です。

来週も、福岡で見つけた米焼酎とペアリングした一品を紹介していきます。
お楽しみに。