食べものとお酒の関係に注目する、「飲んで、うまい　食べて、うまい」

米焼酎は、究極の食中酒。
つまり、どんな食べ物とも相性が良いというわけです。
このコーナーでは、米焼酎と食べ物を合わせる、つまり、ペアリングを追求していきます。
今日も、福岡のお店で見つけてきた、米焼酎とのペアリングを紹介しますよ。

今週は、「食・心　旬ぎく」です。

「食・心　旬ぎく」



福岡市博多区須崎町4-19ブライトンハイツ1階
092-262-2428
17：30 - 23：00　（L.O.22：45）
定休日　月曜日
https://www.fukuoka-syungiku.com/


「ミシュランガイド福岡・佐賀・長崎 2019 特別版」にも掲載された、須崎町にある和食割烹のお店です。
店主の菊川さんは、中洲の伝説の割烹料理店の料理長を経て、この店を15年前にオープン。
以来、謎のアジア人もちょくちょく立ち寄っています。
さあ、どんな料理と合わせたのでしょうか？


曾我部さんにお話しをお伺いしました。
（左が曾我部さん。真ん中は店主の菊川さんです）

店内は、無駄なものがなく、白木のカウンターの後ろには、こだわりの器と包丁が置かれています。
店名が表すように、店主自ら毎朝魚介類やお野菜を見て、旬の一番良いものを仕入れています。
その食材を使い、季節にあった料理・調理法で出すのがこのお店です。

人気メニュー
【たらの白子の柚子がま焼き】（900円）
今が旬のたらの白子を使った一品。
柚子の中をくり抜き、たらの白子を入れ、玉子の素をかけて焼いたものです。
これだけ手が込んでこの価格は驚きです。

【天草大王のもも焼き】（1,500円）
これは年中あるメニュー。
生産者から直接取り寄せた天草大王のもも肉を炭火で焼いたものです。

【さばの棒寿し】（2,000円）
1本を8貫切しています。
オープン当初からある人気メニューで、謎のアジア人もよく食べています。
サバは最初に砂糖で締めることでふっくら柔らかくなります。
その後、塩で締め、最後は薄く合わせた酢をサラシにしめらせ、サバに巻きます。
きちんと締まるまで、2、3日かかる、こだわりの一品です。
一度頼むとリピーターになること間違いなしです。


それでは、米焼酎とのペアリングをご紹介しましょう。


この日出して頂いたものを一皿にまとめて頂きました。
（これがそのまま出てくる訳ではありません。）

【旬野菜の天ぷら盛り合わせ】（1,200円）
旬野菜なので、内容は日替わりです。
5種の盛り合わせになり、この日は、菜の花、ふきのとう、京人参、タラの芽、原木椎茸。
モンゴル岩塩と粉山椒を合わせたものを添えているので、お好みで。
ふきのとうは、山菜の苦味がよく春を感じます。
京人参は冬の食材で柔らかいので天ぷらにするのは珍しいです。
甘くてほっくりした味でした。
冬のなごりと春の走りを合わせる、和食の良いところを味わえます。

これに合わせたのは、白岳しろのロックです。
山菜独特の苦味と真正面からガツンと取り組むロックは最高です。
米焼酎はクセがないので、山菜の味も邪魔せず楽しめます。


【原木椎茸の海老すり身射込み揚げ】（900円）
「射込む」とは、和食用語で筒状や箱状にした素材に、別の材料を詰めること。
これは、原木椎茸の笠の裏に海老のすり身を詰め、衣をつけて揚げたものです。
メジャーな言い方だと「裏白椎茸」という料理になります。
キレイに丸く射込んでいて、ぷっくらしています。
海老はプリプリで全てすり身にするのではなく、身も残しています。
そして、天然物を使っていて、食べると口の中に海老の香りが広がります。

これに合わせたのは、白岳しろのロックです。
天ぷらの油をスッと流して口の中をリセットしてくれます。


【自家製からし蓮根】（800円）
辛子には、おから、味噌を合わせているので、辛味は抑えられています。
揚げ方も絶妙で、火がしっかり通っていながら歯ごたえも残っています。

これに合わせたのは、白岳しろのロックです。
熊本VS熊本なので、合わない訳はありません。
和辛子と米焼酎の相性は抜群です。


いかがですか？
大人なお店なので、コースを頼む人は多いです。
コースは8,000円、10,000円、12,000円の3コースがあります。
前日までのご予約で、お1人様から可です。
8,000円のコースでも、この店のことが一通り分かります。
また、店構えでかなりの高級店だと思ってしまう人も多いですが、アラカルトは意外にリーズナブルなので、慣れてきたら好きなものを好きなように頼んでも良いかもしれません。
「白岳」「白岳しろ」は、グラス550円、ボトル2,800円です。


番組では、毎週、全ての応募者の中から抽選で3名様に、本格米焼酎「白岳KAORU」900mlを、プレゼントしています。

フルーティーな香りが際立ち、どんな料理にも合わせやすく、様々な飲み方で楽しめます！
しかも、紙パックなので、飲んだ後まで、お手軽です！

欲しい方は、メッセージを送る際に、住所、氏名、電話番号、そして、年齢をお忘れなく！
ご応募はこちら！

FAX　092-526-5300
Eメール　butch@fmfukuoka.jp

当選者は、番組エンディングで発表します。

来週も、福岡で見つけた米焼酎とペアリングした一品を紹介していきます。
お楽しみに。