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白岳しろ presents 「飲んで、うまい 食べて、うまい」 6月26日

食べものとお酒の関係に注目する、「飲んで、うまい 食べて、うまい」

米焼酎は、究極の食中酒。
つまり、どんな食べ物とも相性が良いというわけです。
このコーナーでは、米焼酎と食べ物を合わせる、
つまり、ペアリングを追求していきます。

現在は、「家庭で作れる、米焼酎と合う一品メニュー」のレシピをご紹介しています!!今週も九州イタリア協会会長、「Da fuchigami HAKATA」の渕上シェフに教えてもらった「お家で簡単イタリアン」です。

「Da fuchigami HAKATA」は、イタリア料理のクリエイティブで最先端のテクニックを追及するお店です。その渕上シェフが、家庭でも簡単にできるように考えてくれました。

今回ご紹介する料理は、ポルペッティです。
ポルペッティとは、イタリアの多くの地域で愛されている、日本でいう肉団子やハンバーグのようなものを、トマトで煮込んだ料理です。
イタリア南部のナポリやシチリアから、北部のエミリアロマーニャ州まで、各地方の特色を持って親しまれています。
アニメ映画「ルパン三世 カリオストロの城」の中で、ルパンと次元が、レストランの中で大皿に盛り付けられたポルペッティ入りのパスタを取り合うシーンは、とても印象深く、イタリアンのシェフである渕上さんも嬉しかったそうです。
また、映画と言えば代表的なものが、「ゴットファーザー」。
マフィアファミリーの賄いとして、メンバーのクレメンザがポルペッティを作っているシーンで、アルパチーノ演じるマイケルに作り方や秘訣を教える場面は、覚えている方も多いのではないでしょうか。
このようにポルペッティは、イタリアを描く中で欠かせない料理のひとつなのかもしれません。

作り方はいたってシンプルで簡単です。

【トマトソース】
◆材料
・トマト缶(ホールトマト) 400g
・オリーブオイル 適量
・にんにく1片
・玉ねぎ 2分の1個 小さめのコマ切り
・にんじん  2分の1本 小さめのコマ切り
・セロリ ニンジンと同量ほど
・塩 適量

◆作り方
①ホールトマトを器に取り出し、潰します。

②ニンニクは、芯を取り除いて潰し、小さめのコマ切りにします

③玉ねぎ、にんじん、セロリも小さめのコマ切りにします

④鍋の中にオリーブオイルを引き、弱火でゆっくりと、ニンニクが満遍なくキツネ色になるくらいまで炒めます

⑤ニンニクの香りが出たら取り出し、野菜をその鍋に入れ、弱火で野菜が軽く透きとおる程度ソテーします

⑥潰したトマトとトマト缶の水分を鍋に加え、軽く煮詰め、塩で味を整えます

これで、トマトソースベースの出来上がりです


【肉団子】
◆材料
・合挽き肉  500g 
・玉ねぎのみじん切り(お好みで生or 炒めたもの) 1/2個分
・パルミジャーノレッジャーノ 適量 ※たっぷりと入れてもGood!!
・小麦粉 ※できれば強力粉。なければ薄力粉でも良い
・塩 適量
・ブラックペッパー 適量
・お好みで香辛料 ※ナツメグなど 適量
・赤ワイン 適量
・バター 適量

◆作り方
①材料をボウルの中で一緒にひとまとまりになるくらいまでしっかりと捏ねます

②一口大に丸め、表面に小麦粉をまぶします

③フライパンにオリーブオイルを引き、丸めた材料の表面を、中火から強火でソテーします。満遍なく焼き色がつくように、ひっくり返しながら焼いてください

④肉団子の3分の1程度が浸るくらいの赤ワインを入れ、アルコール分を飛ばし少し煮詰めます

⑤それを丸ごとトマトソースベースの鍋に入れ、バターを加え、しっかりと煮込み、塩で味を整えます

⑥皿に盛り付け、エキストラヴァージンオリーヴオイルを振りかけると出来上がりです。
この時、イタリアンパセリのみじん切りもあれば彩りも良くなります


★渕上シェフによるアレンジ★
茹でた野菜などを一緒に盛り付けても美味しく頂けます。
また、ロングパスタ・ショートパスタなどと絡めても美味しく頂けます。
ルパン達のようにロングパスタであれば、ポルペッティを皿の中で軽くつぶしながら一緒に頂くと食べやすいです。


いかがですか?
今回ご紹介した「ポルペッティ」に合わせる、
謎のアジア人が思うベストペアリングの飲み方は・・・・

金しろのロックかソーダ割(キンハイ)。
キンハイは三種の樽熟が生む香りが肉料理にマッチします。
また、昨年九州限定で発売した「キンハイ缶」・「ギンハイ缶」は大人気で、今年5月末に全国発売となりました。これだと簡単に楽しめますね。
うち飲みにもぴったりです。是非お試し下さい。
謎のアジア人も、昨晩は、これで楽しみました。

イタリアの多くの人々に愛されるポルペッティ。
この料理を作るだけで、楽しく賑やかな食卓や、市場のそばにある地元の人で賑わうレストランを想像せずにはいられなくなるはず。
食を楽しむ大国イタリアの王道料理と、米焼酎白岳しろとのペアリングを、是非お楽しみください。

来週も、お楽しみに。