白岳しろ presents 「飲んで、うまい 食べて、うまい」 6月12日
食べものとお酒の関係に注目する、「飲んで、うまい 食べて、うまい」
米焼酎は、究極の食中酒。
つまり、どんな食べ物とも相性が良いというわけです。
このコーナーでは、米焼酎と食べ物を合わせる、
つまり、ペアリングを追求していきます。
現在は、「家庭で作れる、米焼酎と合う一品メニュー」のレシピをご紹介しています!!今週も九州イタリア協会会長、「Da fuchigami HAKATA」の渕上シェフに教えてもらった「お家で簡単イタリアン」です。
「Da fuchigami HAKATA」は、イタリア料理のクリエイティブで最先端のテクニックを追及するお店です。その渕上シェフが、家庭でも簡単にできるように考えてくれました。
今日のレシピは・・・・
「イカのインジミーノ(インツィミーノ)(Inzimino di calamari)」!!!
イカのインジミーノは、イカとフダンソウ(スイスチャード)をトマトで煮込んだもので、トスカーナ州やリグーリア州の郷土料理と言われています。フィレンツェなどトスカーナの家庭やカジュアルなレストランでもよく目にするソウルフードです。
とっても簡単に作れるレシピですので、ぜひ今回もお試しください!!
「イカのインジミーノ(インツィミーノ)(Inzimino di calamari)」!!!
◆材料
ヤリイカ
フダンソウ 1/3束 (ほうれん草でも良い)
ニンニク 1片
白ワインビネガー、又は、レモン汁(家庭にある酢など) 20、30cc程
白ワイン、または、日本酒(料理酒) 50cc
トマトの水煮 100cc程
唐辛子さや 1本
塩
オリーヴオイル (家庭にある油でも良い)
エキストラヴァージンオリーヴオイル
◆作り方
1) ヤリイカを下処理します。
エンペラ、胴、ゲソに分け、食べやすい大きさに切ります。
ゲソはよく塩もみしてください。
鮮度が良く、内臓があれば、くちばしや目玉、墨袋を取り除き、使います。
この墨袋は別で使えるので、破らないようにしてください。
スーパーのパックに入った切り身でも良いです
2) ニンニクは潰し、唐辛子さやは種を取り除きます。
3) フライパンにオリーヴオイルを引き、ニンニクを入れて、弱火から中火で香りを出します。頃合いをみて、唐辛子を加え、唐辛子の香りが出たら、ニンニク、唐辛子をフライパンから取り出します。
4) オイルが残ったままのフライパンで、イカを軽く炒めます。
5) 白ワインビネガーと白ワインを入れて、半分の量くらいになるまで煮詰めます。
6) トマトの水煮、フダンソウを入れ、さらに半分の量くらいになるまで煮込みます。
7) 塩で味を整え、最後にエキストラヴァージンオリーヴオイルで照りを出し、皿に盛り付けて完成です。この時使うお皿は、深みがある方が良いです。
●イカ墨を使う場合
墨袋から墨だけを取り出し、墨と同量の酒と合わせ、約半分量になるまで煮詰めると、イカスミベースができます。
それを、トマトの水煮を入れる時に一緒に加えると、イカスミ煮になります。
墨袋がない場合は、イカスミペーストを買ってきて加えても良いです。
一緒に、紫蘇、バジリコなどを加えても良いです。
◆渕上シェフのワンポイント・アドバイス
ワインビネガー(酢)を入れることで、酸味がほのかに効き、これからの梅雨の時期に、さっぱりと食べやすくなります。
また、酢はコクを出す効果や、料理の味わいの輪郭を出す効果もあるため、塩をたくさん使わなくても、美味しく食べられます。
さらに、酢を使うことでph値が酸性に傾くため、食材が柔らかく仕上がります。
いかがですか?
今回ご紹介した「イカのインジミーノ(インツィミーノ)」に合わせる、
謎のアジア人が思うベストペアリングの飲み方は・・・・
銀しろのロックか、ソーダ割り(ギンハイ)。
華やかな香りのする銀しろは、酸味のあるイタリアンと非常に相性が良い米焼酎です。
アレンジでイカスミ煮にした場合は、金しろのロックとのペアリングで楽しんで下さい。
渕上シェフ曰く、「イカのインジミーノ(インツィミーノ)」は、華やかなルネッサンス文化の中心であった、トスカーナ州フィレンツェの郷土料理です。アルノ川にかかるポンテヴェッキオ橋を行き交う人々の賑わう会話がBGMに聞こえてくるかも!
優雅で華やかでロマンスの街、フィレンツェを感じながら、米焼酎白岳をお楽しみください!!!
来週も、お楽しみに。
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