白岳しろ presents 「飲んで、うまい 食べて、うまい」 6月5日
食べものとお酒の関係に注目する、「飲んで、うまい 食べて、うまい」
米焼酎は、究極の食中酒。
つまり、どんな食べ物とも相性が良いというわけです。
このコーナーでは、米焼酎と食べ物を合わせる、つまり、ペアリングを追求していきます。
現在は、「家庭で作れる、米焼酎と合う一品メニュー」の
レシピをご紹介しています!!
今週は九州イタリア協会会長、「Da fuchigami HAKATA」の渕上シェフに教えてもらった「お家で簡単イタリアン」です。
「Da fuchigami HAKATA」は、イタリア料理のクリエイティブで最先端のテクニックを追及するお店です。
その渕上シェフが、できるだけ家庭でも簡単にできるように考えてくれました。
今日のレシピは・・・・ 「冷製カポナータ」!!!
カポナータは、シチリア発祥と言われる野菜料理です。
18、19世紀頃、シチリアの州都パレルモの貴族のお屋敷で、お抱えシェフが創作した、当時、大変高価だった魚(マグロやシイラ)を使い、甘酸っぱく料理したものだったと言われています。
その味わいを庶民の間でも真似るようになり、手に入れやすい特産品であるナスなどを使って作られるようになりました。
ですから、一口に「カポナータ」と言っても、現在では、千差万別。
各家庭や地域によってナスだけで作ったり、ズッキーニやパプリカを使ってカラフルに仕上げたものや、トマトを使ったものなどがあります。
今回は、そのカポナータを、日本の家庭でも手軽にオシャレに楽しめるようにアレンジしました。
「冷製カポナータ」
◆材料 【具材】
マグロの刺身(赤身)
お好みの野菜
例 : 茄子(揚げる、ソテーなど)、パプリカ(ソテー)、ズッキーニ(ソテー)
◆材料 【ソース】
オリーブオイル 適量
潰したニンニク 1片
種を抜いた唐辛子 辛いのが好きな方は1本、そうではない方は半分
玉葱
白ワインビネガー、赤ワインビネガーを同量ずつ
目安は、ナス1本に対して各20cc
なければ、バルサミコ酢やリンゴ酢など、家庭にあるもので代用して構いません
ミネラルウォーター
塩、ブラックペッパー
◆作り方
1) フライパンにオリーブオイルをひき、潰したニンニクを入れて火にかけ、
弱火で香りが出るまでゆっくりと炒めます。
2) タイミングを見計らい、種を抜いた唐辛子を入れます。
3) 唐辛子の香りが出たら、ニンニク、唐辛子をフライパンから取り出します。
4) オイルが残ったままのフライパンで、玉葱をゆっくりと炒め、クタクタにします。
5) 玉葱が軽く浸る程度の量で、白ワインビネガーと赤ワインビネガーを入れて、軽く煮詰めます。
6) 更にミネラルウォーターを少し加えて軽く煮詰め、塩、ブラックペッパーで味を整えると、ソースの完成です。
7) よく冷ましておきましょう。
8) 具材にする野菜は、その野菜に合わせて加熱調理し、冷まします。
9) 野菜とソースをボウルで合わせ、塩で味を整えます。
10) お皿の上に、軽く塩をしたマグロを盛り付け、その上に「9」で合わせたものをのせます。
11) エキストラヴァージンオリーヴオイルをふりかけたら、完成です。
◆渕上シェフのワンポイント・アレンジ
ソースを作る際に、塩をするタイミングで、
レーズン(干しぶどう)や砂糖を加えて甘酸っぱくしても良いです。
また、ドライトマトを加えるのもおススメです。
そのドライトマトも、手作りしてみませんか?
作り方は簡単です。
プチトマトを半分にして、切った面を上に向け、120度のオーブンで60分間、熱するとセミドライトマトが出来ます。
また、プチトマトを半分にして、風通しの良い涼しい所に一晩干しおくだけで、簡単にドライトマトが出来上がります。
いかがですか?
今回ご紹介した「冷製カポナータ」に合わせる、
謎のアジア人が思うベストペアリングの飲み方は・・・・
白岳しろのロックか、ソーダ割り、
銀しろのロックか、ソーダ割り(ギンハイ)。
中でも、ギンハイあたりが、特にベストのペアリングだと思います。
先週も言いましたが、皆さんの中には、野菜料理を焼酎と合わせるの?と
思われる方が多いかと思いますが、これが米焼酎の優れた所で、すごく合います。
これから暑くなる季節に、ぴったりの料理と米焼酎。
ずっと昔、シチリアの貴族が愛し、その後、庶民がアレンジして郷土料理となった「カポナータ」。
日本の家庭で、米焼酎白岳とのペアリングで、ぜひお楽しみください。
渕上シェフ曰く、「きっとシチリアの海風が吹いてくるはずです!!!!」
来週も、お楽しみに。
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