番組紹介

放送時間: (土) 11:30-11:55
出演者:

こはまもとこ(FM福岡)
香月千鶴(FM福岡)
ちん(ラジゴン水・木担当)

提供:サウンドピュアディオ

毎週多彩なゲスト(ミュージシャン/映画監督/俳優/文化人 etc.)を迎えて、音楽トークを中心に展開する25分番組。「音」を「楽しむ」と書く「音楽」をゲストと一緒に紐解くことで、より深く、広く、音を楽しむことができるハズ。そんな音楽にまつわる私たちの知的好奇心を刺激する番組です。
メールのあて先は、 oto@fmfukuoka.jp まで。

SOUND PUREDIO presents 音解 これからの放送予定

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09月23日 TOKU
09月30日 K
10月07日 上妻宏光
10月14日 上妻宏光

予定は諸般の事情により予告なく変更する場合もございます。予めご了承ください。

☆この後も続々注目のアーティストが登場。これからもどうぞご期待くださいね!

毎回、素敵なゲストをお迎えして、その音世界を紐解いていくプログラム「SOUND PUREDIO presents 音解(おととき)」 。今週のお相手は香月千鶴です。

今回お迎えしたゲストは日本で唯一のヴォーカリスト&フリューゲルホーン・プレイヤー TOKUさん。

この回をradikoタイムフリーでもう一度聴く!→ http://bit.ly/TOKU_onair
(radikoタイムフリー、放送後1週間に限り放送エリア内(無料)とプレミアム会員の方が聞くことができます)

まずはフリューゲルホーンという楽器について皆さんはどれくらいご存知ですか?
写真でTOKUさんが手にしている楽器がフリューゲルホーン。トランペットとかコルネットによく似てますね。

「トランペットが吹ける人はフリューゲルホーンも吹けます。もっと柔らかい音がします。それだけ分かってもらえば十分」

とニッコリ笑うTOKUさん。
すかさず手にしたフリューゲルホーンを実際にかるーく吹いてくれました。

それだけでスタジオの空気が一変!
トランペットよりも太くて柔らかなあまーい音色にうっとりです。

実はTOKUさん、写真でおわかりのようにとっても男っぽい渋いルックスのお方なんですが、お話する声がまた良いんです。太くて柔らかな低音がよく響く素敵な声なんですよねえ。フリューゲルホーンにちょっと似てるような気も。

そんなTOKUさんの新しいアルバムが今年6月に発売された「SHAKE」です。

ジャズフィールドを主戦場とするTOKUさんならではのフランク・シナトラをカバーした前作から一転、豪華なゲストを迎えてデヴィッド・ボウイやザ・ローリング・ストーンズ、ドナルド・フェイゲンやレナード・コーエンといった名曲中の名曲カバーなど計12曲を収録。

その顔ぶれはSUGIZO、Yasei Collective、AISHA、Zeebra、DABO、シシド・カフカ、土屋公平、石川俊介(聖飢魔II)、ゴスペラーズ、多和田えみ、大黒摩季、NAOTOとジャンルを超えて第一線のアーティストがズラリ。

どのメンバーもTOKUさんとは旧知の仲でその交友関係の幅広さにも驚きますが「そんなみんなとSHAKEしたかった」そう。中でもアルバムのオープニングを飾る「Opening (let the music play you) featuring Everybody」は全員での超豪華なセッションで「誰よりも自分が一番楽しんでいたんじゃないかな」と楽しそうに話してくれました。

さて、今日TOKUさんが自らピックアップしてくれた曲は、この夢のような競演のクライマックスを飾るナンバー「Purple Rain featuring SUGIZO」です。

ご存知プリンスの名曲中の名曲。

「プリンスは今の時代のJB」と絶賛するTOKUさん。
常にその時代を代表するジャンルを超えたアーティストと競演してきて、時代を超えるとても優れてオープンな音楽を奏でていたプリンスへの一方ならぬ敬意を感じているようです。

まさにこのアルバムでカバーするにふさわしいアーティストでありナンバーということなのですが、SUGIZOさんを迎えてカバーすることになったきっかけは、プリンスが亡くなった次の月に遡ります。

SUGIZOさんとオーケストラを迎えて共演するイベントで「やっぱりプリンスへ捧げるカバーをやろう」と意見が合い急遽アレンジなど間に合わせて演奏したのが始まり。

その後も歌い続けていて「自分にとっては特別な曲」だそうです。

今回の収録はその集大成とも言えるものです。
実際に楽曲を聞いていただけるとわかっていただけると思うのですが、TOKUさんの歌声にもSUGIZOさんのギターにも参加した人すべての魂のこもった熱演に心打たれます。

テクニックや経験は超一流の方々ばかりだけに、なによりもこの楽曲に込められた思い、フィーリングこそが大切だと話してくれました。

そこにTOKUさんの音楽の真髄があるようです。

「音楽をプレイしようとしてない、音楽に自分をプレイさせてもらう。やっと最近そういうところにこれてきたかなと思うんですよ」

そんなTOKUさんのライブ、間近で実際のプレイをみたいですよねえ。

ニューアルバム「SHAKE」リリースツアー

2017年10月12日(木) 福岡 ROOMS
TOKU(vo,flh) 斉藤大輔(pf) 松下一弘(b) 日高潤也(ds) 吉田智(g)
OPEN 19:00 START 20:00

詳しくはTOKU-JAZZ.com TOKU Official Web (外部リンク)

「これからもジャズ、スタンダードをやりつつも、今回のように色んな音楽ジャンルの音楽、アーティストともSHAKEして(自分なりの音楽に)取り組んでいきたい」

まさにプリンスのように新しい音楽の地平を切り開こうという意欲に溢れた言葉をいただきました。

まだまだお話したいことがいっぱいだった今回のTOKUさんとの音解。

ダンディでストイック、一見ちょっと近寄りがたい大人の魅力たっぷりのTOKUさんですが、実は最初からユーモアたっぷりで時折「フフフ」っと少しうつむきがちに低い声で笑う様子がちょっとかわいい魅力的な方でした。

ライブぜひ見たいですねえ。
ありがとうございました。

次回9月30日はKさんをお迎えしてお送りします。どうぞお楽しみに。

毎回、素敵なゲストをお迎えして、その音世界を紐解いていくプログラム「SOUND PUREDIO presents 音解(おととき)」 。今週のお相手はこはまもとこです。

今回お迎えしたゲストは先週に引き続きジャズピアニスト国府弘子さん。

今日の一曲目は国分さん自身の楽曲からドライブにピッタリの曲をピックアップ。  
アルバム『オータム・セレクション』から『ベアフット・ステッピン』でスタートです。

さて、今日の音解は国分さんの音楽遍歴。
現在のようにジャズピアニストとして活躍しながらも、クラシックからポップスまで広くジャンルを横断して活躍する原点について触れるお話になりました。

この回をradikoタイムフリーでもう一度聴く!→ http://bit.ly/KOKUBU_onair2
(radikoタイムフリー、放送後1週間に限り放送エリア内(無料)とプレミアム会員の方が聞くことができます)

現在はプレイヤーとしてはもちろん、『国府弘子のエンジョイ・ジャズピアノ』『ステップアップ・ジャズピアノ』といった譜面集を発売するなど「ヒロコ先生」として、ジャズやピアノの魅力を幅広い人たちに伝える活動にも力を入れています。

そこで質問。
「ジャズの譜面とは?」

なんとなくイメージではアドリブで何十分もプレイするイメージのジャズの譜面ってどういうもの?って思いませんか。

「確かに。ジャズは壊す音楽でもあるので譜面ってちょっと矛盾する存在ですよね」

実際、ジャズのライブではメロディの音符だけ、あるいはコードが並んだ楽譜1枚で延々アドリブの応酬を繰り広げられていたりしますね。

国分さんの譜面集は、詳細な譜例と解説でイントロ/エンディングの付け方にアレンジやアドリブまで、誰でも「ジャズっぽくなるには」を懇切丁寧に教えてくれます。

壊す音楽だからこそ、まず基本の基本を知らないと壊せません。

「ルールを破るにはルールを知らないとダメでしょう?」と笑顔。

これはクラシックからジャズの世界へ足を踏み入れた国分さんが、当初、自由な音楽であるがゆえにどうして良いかわからずに戸惑った日々の経験が生かされているそうです。

国分さんの楽譜集はそんな人達へのファーストステップとなれば。そんなエールが込められているようです。

そこから国分さんがクラシックからジャズの道を選んだ歴史をお聞きすることができました。

国立音楽大学ピアノ科でクラシックに打ち込んでいた国分さん。
漠然と音符のひとつひとつを忠実になぞり緊張感の中で演奏するクラシックの厳密さに少し息苦しさも覚えていたそう。

そんな時に出会ったのが、スティービーワンダーやハービーハンコックなどの音楽。

ジャズを中心とした一流のミュージシャンが参加する曲でのセッション、アドリブでの自由な音楽に感銘を受けてジャズへと少しづつ近づいていったんだそうです。

そうやって苦労の末、ジャズミュージシャンとなった当初の思い出深いエピソード。

演奏中に間違えてしまって一旦ストップし、また弾き直そうとした時に先輩ミュージシャンからこんなことを言われたんだそう。

「なにやり直してるの。引き返しちゃダメなんだよ。人生と一緒。間違えた音を3回弾きなさい。」

間違えたところからがスタート。3回繰り返せばお客さんも個性と思ってくれる。

笑いながら話してくれた国分さん。
だけど、この言葉にあることすべてが国分さんがジャズの道を楽しく歩む理由、ジャズという音楽の魅力の根本なんだろうな。と思いました。

そんな国府弘子さんの生演奏をぜひ。
来年1月、川井郁子さんコンサートに、ゲスト出演します。

川井郁子 コンサートツアー 2018LUNA ?千年の恋がたり? スペシャルゲスト:国府弘子

2018年01月28日(日) 黒崎ひびしんホール
開場14:30 開演15:00

問)093-621-4566 『黒崎ひびしんホール』まで

2週に渡ってお届けした国府弘子さんとの音解。
とってもチャーミングな国分さんの音楽と人生についてユーモアたっぷりに色んなお話を聞くことができました。

最後に皆さんへのメッセージ。
「みんな一緒にピアノの音色で幸せになりましょう」

ありがとうございました。

ジャズピアニスト国府弘子オフィシャルウェブサイト  (外部リンク)


 

次回9月23日はTOKUさんをお迎えしてお送りします。どうぞお楽しみに。

9月9日のゲストは国府弘子さんです。

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毎回、素敵なゲストをお迎えして、その音世界を紐解いていくプログラム「SOUND PUREDIO presents 音解(おととき)」 。今週のお相手はこはまもとこです。

今回お迎えしたゲストは国府弘子さん。

国立音楽大学ピアノ科在学中にジャズに目覚め、卒業後アメリカに渡りジャズ界の重鎮バリー・ハリスに師事。帰国後もピアノと作曲両面でジャンルや国境を越えて縦横無尽に大活躍。日米で20枚以上の作品をリリースしている国分さん。

スタジオにお迎えした国府弘子さんは、ほがらかでざっくばらん。それでいて懐が深くどんな質問でも小気味の良い答えを返してくださる、その潔さと優しさに思わず「姐さん」って呼びたくなるくらい。 とってもチャーミングな方でした。


この回をradikoタイムフリーでもう一度聴く!→ http://bit.ly/HirokoKokubo_onair
(radikoタイムフリー、放送後1週間に限り放送エリア内(無料)とプレミアム会員の方が聞くことができます)


今日の一曲目はなんと、いつも番組をサポートしていただいているサウンドピュアディオ井川社長のリクエストで国分弘子&天野清継の『シンプル・プレジャー』でスタートです。

サウンドピュアディオのカーオーディオのセッティングでは音の基準として国分弘子&天野清継の3枚のアルバムでチェックしていることが多いんだそう。

井川社長自ら登場して、国分さんのアルバムとサウンドについて熱くお話いただいて、これには国分さんも大喜びです。

そんな国分さんですが、先日、アクロス福岡で行われた『Jazz meets Classics国府弘子スペシャル・トリオ × クラシック・プレイヤーズ』も素晴らしいライブだったよう。

クラシックの大きな編成に国分さんのジャズトリオの合体で、国立音楽大学でクラシックを学んだ国分さんだからこそ可能になったクラシックとジャズの見事な融合。ご自身も大変充実感あふれるライブになったようです。

そんな自身のトリオやソロピアノ、オーケストラとの競演、さらにジャンルも国境も超えて大活躍の国分さん。

去年、ボーカリストの岩崎宏美さんとの共作アルバム『Piano Songs 岩崎宏美 & 国府弘子』をリリースして話題になりました。

実は最初は旧知の仲である岩崎宏美さんからのオファーだったそう。

「2人で全国の小さな会場を回らない?」
そんなお話に喜んで応えた国分さん。

「ちょっと騙されましたね」と笑います。「だって、どこも大ホールなんですもん。彼女にとっては小さかったのね」。

でも、その公演は本当に充実した国分さんにとっても素晴らしい体験だったようです。


『Piano Songs 岩崎宏美 & 国府弘子』を聞くとお二人が単なる「歌と伴奏」ではなく、岩崎宏美さんの素晴らしい歌と国府弘子さんのピアノが深く理解し合って融合した本当の意味での「歌とピアノ」の共演のアルバムであることでもよくわかります。

ここで制作の過程などをお聞きしたのですが、そんな中で国府弘子さんの音楽の真髄にちょっと触れることができました。

「まずは相手の音を聞くってことからはじまります。聞いて聞いて聞きまくって」十分理解したところで、それから自身の音とどう組み合わせるのがベストなのかを考えます。とのこと。

これにはこはまも思わず感激。ラジオのお仕事も音楽もまずは「聞くこと」から始まるのは共通なんですね。

「どうやったらうまくなりますか?って時々聞かれることがあるんですが、いつも『まずは相手の音を聞くことです』って答えますね」

ちなみに歌謡界の第一線で長年活躍してきた岩崎宏美さんとのコラボは「音楽として本当に面白くて勉強にもなった」そう。

そんな国府弘子さんがセレクトした一曲はアルバム「ピアノ一丁!」の一曲目「ピアノ一丁!のテーマ」。

この曲のポイントは「ペダルを踏まない」。

ピアノには足元ににサスティンペダルというのがあって、音の余韻をつけることができます。
演奏中は細かにサスティンペダルで響きのコントロールをするのですが、とりわけソロピアノはペダルを踏みっぱなしの場合が多いそう。エコーやリバーブのイメージでしょうか。
確かにピアノの伸びやかに広がる音のイメージですが、多くはこのペダルを踏んでいる状態なんですね。

ところが、この曲ではあえてほぼペダルを踏まず、パーカッシブで打楽器のようなピアノを目指したそう。それって実はプレイヤーとして勇気がいることなんだそうですが、結果、ピアノ自身の音を粒立て、そして音と音の間の「間(ま)」に豊かな表情を与えています。

国分さん、そのためにピアノの椅子に正座してペダルを踏めないようにして始めたそう。
想像するとちょっとユーモラスですけど、結果、なんとも国分さん自身の人柄のよう心躍るようでいて、余分な装飾を配した鍵盤そのものの音は小気味よく、そして余白の美しさとでも言うべきとても奥深い一曲になりました。


さて、ここまでのお話で国府弘子さんの生演奏を改めて聞きたくなったあなた。来年1月、川井郁子さんコンサートに、ゲスト出演が決定しました。

2018年1月28日(日)北九州市の『黒崎ひびしんホール』で開催される川井郁子さんのコンサートに、ゲスト出演が決定です。

川井郁子 コンサートツアー 2018LUNA ?千年の恋がたり?
スペシャルゲスト:国府弘子

2018年01月28日(日) 黒崎ひびしんホール
開場14:30 開演15:00

問)093-621-4566 『黒崎ひびしんホール』まで

いくらお話しても尽きることのない国府弘子さんの素敵なお話。
来週もお迎えして、さらに国府弘子の音世界を紐解いていきたいと思います。

どうぞご期待下さいね。

ジャズピアニスト国府弘子オフィシャルウェブサイト  (外部リンク)


次回9月16日はひきつづき国分弘子さんをお迎えしてお送りします。どうぞお楽しみに。

9月2日のゲストはキュウソネコカミです。

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毎回、素敵なゲストをお迎えして、その音世界を紐解いていくプログラム「SOUND PUREDIO presents 音解(おととき)」 。今週のお相手はちん。です。

今回お迎えしたゲストはキュウソネコカミからヤマサキセイヤさんとヨコタシンノスケさん。

世間や自分たちを取り巻く周囲への不満、怒り、正論、妬み、悲しみ、そんな正直な気持ちを毒っ気たっぷりの笑える歌詞に込めてダンサブルなサウンド、そして圧倒的なパフォーマンスで熱狂的な共感を集め、今やライブハウスやフェスでも大人気、今やテレビやメディアでも注目のキュウソネコカミ。

スタジオにやってきたお二人は、礼儀正しく誠実な印象ですがどこかこちらの様子を少し伺うようなかんじ。キュウソっぽいなあとちょっとワクワクします。

この回をradikoタイムフリーでもう一度聴く!→ http://bit.ly/KYUSO_onair
(radikoタイムフリー、放送後1週間に限り放送エリア内(無料)とプレミアム会員の方が聞くことができます)

笑える歌詞やライブでお客さんの上を練り歩くパフォーマンスのコミカルな印象ばかりが先行しがちなキュウソネコカミですが、ご本人たちもサービス精神満点でテレもあってあーんまりそこら辺のお話を聞いたことがないような。

ってことで、今日は特に「キュウソの音楽」をしっかり聞き出したい!がちん。のテーマです。

最新シングルは8月23日に発売された「NO MORE 劣化実写化」です。

今日はとりわけこの一曲についてたっぷり話していただきました。

架空の原作マンガ「滅びのレッカ」を実写化したという設定のご本人出演のMVも話題ですが、「もうなんかホント多いと思いません?」とヤマサキさんがちょっぴり うんざりした様子で話してくれたように、昨今のおびただしい数のマンガやアニメの実写映画化に対して、自身もファンである立場からの嘆き、失意、悲しみからの怒りを叩きつけるナンバーです。

もともと原案は1年前くらいからあって、もともとはシングルにするつもりもなかったそう。

だけど「自分達らしいナンバー」だし「今出さんならいつ出すんや」という思いと、スタッフの協力もあってシングルとして発売したのだそうですよ。

さて、そこからキュウソの音世界の原点について話してくれました。

キュウソらしいダンスチューンとして音作りを行った今作。
そこで、キュウソサウンドの原点として「ニューレイブ」という言葉が飛び出しました。

クラクソンズ、ハドーケン!、レイト・オブ・ザ・ピアといった「ニューレイブムーブメント」はアナログシンセや電子音を多用したダンスに限りなく近づいたロックのジャンル。パッと現れてパッと消えたイメージですがその中身は今まさにメインになっている「踊れるロック」そのものです。

確かにキュウソは初期の頃からニューレイブやポストニューウェーブ的なサウンドがベースにあるようですね。今回はもう一度立ち返ってみたそうです。

一方で今回の楽曲では、経験則で踊りやすさ、引き算でのスムースな音作りは十分理解しているけれど、ヤマサキさんのパンチあふれる歌詞、メッセージを音楽として引き立てるために、あえて音作りは「無駄なものをいっぱい入れて過剰に」さらにリズムやテンポ、曲調さえも右に左に振り回して「時を止めてしまうようなクセの強い」楽曲にした。といいます。

流れるような音楽にはしたくない。これもキュウソネコカミの音づくりの基本にあるそう。

色々なお話を聞いて思うのは、当然のように単に毒があって笑える。だけではないんですね。
同様のバンドが多数ある中でキュウソネコカミが一つ抜け出て多くの人に共感されるのは、こういったヤマサキさんの言いたいことを全員で細かい工夫を凝らして「音楽としての強度」を高める作業の積み重ねであることがよくわかります。

もっとも、「途中でワルツ、セリフで、ハモリからドラムソロで強引に戻るって、絶対に他のバンドはしませんよねえ」とアツくヨコタさんが語ると、ヤマサキさんが一言「だってよくないもん(笑)」。
と、らしいやり取りも忘れませんが。

そんなキュウソネコカミのライブ。
先に発売された3枚組のライブアルバム
『キュウソネコカミ-THE LIVE-DMCC REAL ONEMAN TOUR 2016/2017 ボロボロ バキバキ クルットゥー』。

なんばHatch公演と全国37会場の音源が含まれている代表曲を網羅した53曲を聞けば、「ライブへの想いは強い」と自ら言い切るキュウソネコカミの音楽とライブならではの迫力を堪能することができます。

福岡のライブも間もなく。
今こそ観ておきたいですね。

キュウソネコカミ 「ヒッサツマエバ〜とぎなおし〜'17-18ツアー」

11月1日(水) 福岡 DRUM Be-1 ※ゲストあり
キュウソネコカミWEB (外部リンク)

なお「NO MORE 劣化実写化」のシングルにはこのライブの最速先行予約シリアルナンバーが封入!締切りは9月3日いっぱいです。お見逃しなく。

そんなわけで、今日はお二人から音楽としてのキュウソネコカミのお話が聞けましたがいかがだったでしょうか。
お二人も楽しんでくれたようですよ。
またいずれ続きを聞かせていただきたいですね。

最後にお二人のみなさんへのメッセージ。

「キュウソの音楽はパンチが効いているだけじゃなく意外と奥深いもんだと思ってるんでそこらへんを注目して聞いて欲しいです!(ヨコタさん)」
「皆さん、いいものは自分の目で探してください(ヤマサキさん)」


次回9月9日は国分弘子さんをお迎えしてお送りします。どうぞお楽しみに。


毎回、素敵なゲストをお迎えして、その音世界を紐解いていくプログラム「SOUND PUREDIO presents 音解(おととき)」 。今週のお相手は香月千鶴です。

今回お迎えしたゲストはOKAMOTO'Sからオカモトショウさん。
#OKAMOTOS )

オカモトショウ、オカモトコウキ、ハマ・オカモト、オカモトレイジの4名。ラモーンズスタイルでみんな「オカモト」を名乗っています。

そんなユニークなプロフィールと共にメジャーデビューしたのが2009年。
以降、「ホンモノ」のロックとパフォーマンスで話題を集めその若さに似合わぬ音楽マニアっぷりで同世代のアーティストや業界各所からの支持も高いグループでもあります。

ライブでもその自由すぎる挙動をメンバーからいじられがちなショウさん。

スタジオに入ってきたショウさんはさりげないスタイルと相まってとっても素敵。
なんですが、ニコーと笑いつつ「どうもー」ってかんじで、すごーく肩の力が抜けて自然体です。
そして、なによりあふれる音楽愛を感じるゲストになりました。

 

この回をradikoタイムフリーでもう一度聴く!→ http://bit.ly/OKAMOTOS_onair
(radikoタイムフリー、放送後1週間に限り放送エリア内(無料)とプレミアム会員の方が聞くことができます)

8月2日に発売されたばかりで早速話題になっている7枚目のアルバムは「NO MORE MUSIC」。

ちょっとショッキングなタイトルです。
まだ若いショウさんですがそれでも順調にアルバムを重ねて7枚目。もともとは仮タイトルだったそうですが、忙しいスケジュールの間を縫って悪戦苦闘しつつ曲を作り続ける日々の中でフと思ったことがキッカケだそうです。

「(うまくいかないと)これって意味あんのかな?と思ったりして。一方で毎日ものすごい数の楽曲が送り出されて消えていく。新譜とかもうとても聞ききれないでしょ?」

音楽業界を取り巻く変化、リスナー側の音楽との距離感の変化。

そんな大きな時代の変化に逆説的に「もう音楽いらないんじゃね?」と問題定義したということなんですね。

そんなタイトルとは裏腹に、アルバムは思うがままにノーコンセプトで曲を重ねた結果、改めての『デビューアルバム』と言いきるストレートで迷いのないゴキゲンな1枚となりました。

そんな「NO MORE MUSIC」からショウさんがピックアップしてくれた曲は「Cold Summer」。

少し憂いを含んだ口笛と相まって西海岸のHip-Hopのようなトーンでスタートする印象的なこのナンバー。この口笛はショウさんが自宅で録音したデモのまま使用したそう。

Hip-Hop好きなショウさんとレイジさんの共作した作品です。

「ニューヨークのことを歌っているのにトラックはLAっぽい感じで、最後はUKロックになっていくみたいな、不思議なミクスチャーになってますね」と、笑うショウさん。

Hip-Hopとラウドのミクスチャーではない、新しいミクスチャーができたかも。と満足そうです。

そのアルバムを携えてこの秋から、『OKAMOTO'S TOUR 2017-2018 NO MORE MUSIC』がスタート。

◆OKAMOTO'S TOUR 2017-2018 NO MORE MUSIC

1月14日(日)福岡・福岡DRUM LOGOS
17:15 OPEN / 18:00 START

OKAMOTO'S OFFICIAL WEBSITE (外部リンク)

「去年やった全都道府県ツアーでだいぶタフになって、ライブ中もメンバー同士ライブを楽しめるような余裕も出てきて今とってもいい状態ですOKAMOTO'S」と笑顔で今回のライブについて話してくれました。

今もメンバー全員で機材を積んで西から東へと賑やかに移動しているそう。
そんなロックンロールバンドワゴンが福岡にやってくる日が楽しみですね。

オカモトショウさんをお迎えして音世界を紐解いた今日の音解。
一曲についてこんなにたっぷり喋ることはあまりなかったようで、とても満足してくれたようです。よかった!

ごきげんな様子でまた自然体でスタジオを後にしたショウさん。
次はライブでお会いしましょうね!


次回9月2日はキュウソネコカミをお迎えしてお送りします。どうぞお楽しみに。

8月19日のゲストはBenthamです。

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毎回、素敵なゲストをお迎えして、その音世界を紐解いていくプログラム「SOUND PUREDIO presents 音解(おととき)」 。今週のお相手は香月千鶴です。

今回お迎えしたゲストはBenthamからボーカル/ギターの小関 竜矢さんと、ギター/コーラスの 須田 原生さん。

2010年結成。着実にライブなどで実績を重ね2014年春のKEYTALKツアーのゲストアクトに抜擢されて一気に注目を集め、今年4月に満を持してついにメジャーデビューした4人組です。

中でも小関さんと須田さんは高校の同級生だそう。
さすがに阿吽の呼吸。小関さんがアツく話すと須田さんがスッとそれを受けてフォローして、須田さんの話には小関さんが、とスタジオでのお二人のコンビネーションはバッチリ。

とても楽しい放送になりました。

この回をradikoタイムフリーでもう一度聴く!→ http://bit.ly/Bentham_onair
(radikoタイムフリー、放送後1週間に限り放送エリア内(無料)とプレミアム会員の方が聞くことができます)

7月26日に発売されたばかりの1st Full Album「Re: Wonder」は、インディーズ時代から定評のある小関さんの抜群のハイトーンな歌声とハイブリットなサウンドにさらに磨きをかけた1枚。

タイトルの「Re: Wonder」については、「今までも常にファンの皆さんを驚かせてきたつもりですし、逆にみんなに驚きをいただいてきたんですね」「だからメジャーデビューに際して初心に帰ってもう一回みんなに驚きを返していきたい

だから「Re: Wonder」。

Benthamは全員が作曲するグループですので、どの人のどの曲を収録するか、どの順番で収録するかも一苦労。ちょっと贅沢な悩みですが結果、選りすぐりの全13曲のアルバムとなりました。

今までの自分たちの良さと、新しいチャレンジの両方に磨きをかけて、自分たちはもちろん「周囲の反応からも手応えを感じている」という自信作です。

そんなアルバムからお二人がピックアップしてくれたのがアルバムの最後を飾る「クラクション・ラブ」。

小関さんのヴォーカルのオクターブもグッと下げて静かに始まるこの曲。
いつものハイトーン(ちなみに「男性がカラオケで歌う時はキーを2つ下げてくださいね」だそうですよ)とのコントラストも鮮やかでとても印象的なナンバーです。

今回のアルバムは歌詞の世界も従来の抽象的なものから、より「(具体的に)嘘をつかずに書こう」というテーマをもって書かれたそうですが、この曲では「子供の頃からみんな何かしらの思い出があるだろう車」をモチーフに「成長とともに変化するような思い出や想いが甦るような曲であれば」という思いから書かれました。

その詩世界を支える美しいメロディも印象的ですが、そのメロディを生かすためのサウンドの苦労もひとしおだったとか。

小関さんと須田さんの2本のギターの違いにも注目。
須田さんは古今東西のアンプの音を再現出来るプロファイリングアンプ「Kemper」を駆使して一聴して小関さんのギターとは違う音色で、それぞれの立体的な音作りを工夫したそう。

そんな苦労の末のギターサウンドと納得のフレーズに、3声の凝ったコーラスワークなどを盛り込んで、新しいBenthamの魅力を印象づけるドラマティックでラストに相応しい異色のナンバーができあがりました。

そんな自信のアルバムを携えての福岡でのライブも間もなく。

Re: Wonder TOUR 2017

2017年9月16日(土)
福岡DRUM SON
OPEN 17:00 / START 17:30
Bentham /ドラマチックアラスカ

Bentham Official Website (外部リンク)

「ファンの皆さんには自分たちはライブが楽しいバンドというイメージをもってくれている人も多いのだけど、今回はゼロベースからもう一度見直したい」

「アレンジや仕掛けも含めてBenthamならではのカッコよさをお見せできるよう準備中です」

とのこと。こちらも楽しみですねえ。

気がつけば、時間がすぎるのも早くてあっという間。
この続きはまた次の機会に。

ありがとうございました。

次回8月26日はOKAMOTO'Sをお迎えしてお送りします。どうぞお楽しみに。


8月12日のゲストはビッケブランカです。

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毎回、素敵なゲストをお迎えして、その音世界を紐解いていくプログラム「SOUND PUREDIO presents 音解(おととき)」 。今週のお相手はこはまもとこです。

今回お迎えしたゲストはビッケブランカ。 ( #ビッケブランカ )

きらめくようなメロディをパワフルで美しいファルセットで歌い上げるピアノマン。英米のポップスの天才たちに連なる新世代のポップクリエイターです。

エフエム福岡リスナーには7月のパワープレイ「Moon Ride」でもうおなじみですね。

この回をradikoタイムフリーでもう一度聴く!→http://bit.ly/Vickeblanka_onair
(radikoタイムフリー、放送後1週間に限り放送エリア内(無料)とプレミアム会員の方が聞くことができます)

スタジオに現れたビッケブランカさんはボーダーのシャツも爽やかな好青年、明るくて饒舌。言葉を選びつつも自分の音楽を語るのがとても楽しそうです。

そんなビッケブランカがドライビングミュージックとして選んだのがジョヴァンニ・アレヴィの「シークレットラブ」。

イタリアで最も有名なというか愛されているピアニストの一人。
どんな格式高いコンサートホールであっても常にアフロヘアにTシャツ、デニムそしてスニーカー。自宅にピアノさえないという噂も。常識や既成概念に一切とらわれず自由で、それでいて世界中のファンの心震わせるピアニストをフェイバリットとして挙げました。

「この曲はすべてをもっている曲」
ピアニストとしてはもちろん、その生き方もビッケブランカさんの憧れの存在だそうです。

こはまがインタビューした経験をお話すると、本気で羨ましがっていましたね。

そんなビッケブランカのメジャーファーストアルバムが7月発売されたばかりの「Firless」です。

昨年10月にミニアルバム「Slave of Love」でデビューしてから8カ月。「FEARLESS」は満を持して送る本当に楽しいアルバムです。

楽曲はこのアルバムのためのすべて書き下ろし。
「いつもそうですがコンセプトやテーマなどを決めず、今作るべき、収録するための12曲を書いた」のだそうです。その上で自然と見えてきた全体像を客観的に眺めながらすべての曲を書いていったそうなんです。

それもすごい話なんですが、もっと驚くのはビッケブランカさんのピアノは一度もならったことがない独学。しかも子どもの頃少し触る環境にはあったものの本格的にピアノをはじめたのはなんと22歳から。

教科書はすべて歴代のピアノマンの耳コピ。
ビリー・ジョエルにベン・フォールズ、ピアノマン、ビッケブランカにはそういったピアノマンのスタイルが染み込んでいるのです。

ビッケブランカさんのお話を聞いているとお話の中にビリー・ジョエル、ベン・フォールズ、MIKAにクイーンなんて名前が続々と登場して、それら先人のポップの血がご本人の中に、そしてこのアルバムの中に息づいていることがよくわかります。そしてそんなお話を聞くのはとても楽しい。

先人への強い愛情と敬意、そしてそれを受け継いでいる決意が伝わってくるのですね。

そんなアルバムの中からピックアップしてくれた一曲がアルバム最後を飾る美しく楽しいナンバー「THUNDERBOLT」。

フレディ・マーキュリー、マイケル・ジャクソン、Mikaの名前と言葉を引用しつつ「じゃあ僕は『We are the THUNDERBOLT』って言うぜ!という大胆不敵でリスペクトたっぷりで元気になる曲です。

すべての楽器を自分で演奏してたった一人で完全にデモを作り上げてしまうというビッケブランカさん。

この曲は印象的なサビのフレーズが一気に頭のなかに浮かんできたといいます。
しかも演奏している映像とともに完全にアレンジされた完成形でおりてきたんだそうです。

その記憶を仔細に分析して、楽器ごとに再現。そして出来上がってからは何度もクルマの中などで確認、修正してできあがったのだそうです。

なんだか神がかり的なエピソードですねえ。

ミュージカルのオープニングのようなイントロにあたるナンバーから始まり、バラエティに富んだポップの万華鏡、あるいは旅のようなアルバムですが、そのラストは先人たちが続く自分を「自分たち」と鼓舞するように歌う勇気あふれる、そして自身の成長を示すようなナンバーで終わります。

海を渡る勇壮な海賊のようなイメージも。まさに「ビッケ(海賊の下っ端の意味のポルトガル語)」ですねえ。

そう伝えると本当に嬉しそうなビッケブランカさんでした。

そんな素敵なアルバムを携えての福岡でのライブも間もなく。
時にエキセントリックに、時に感動的に、楽しすぎるMCとともにエンタテインメントとしても最高に楽しいビッケブランカのライブをどうぞお見逃しなく。

◆FEARLESS TOUR 2017

9/30(土)福岡INSA
OPEN 17:00 / START 18:00

くわしくは TOP of ビッケブランカ Official Web Site (外部リンク)

始終楽しい雰囲気でお送りした今回の音解。
なんだか自分の音楽についていろいろとお話するうちに、どんどん新たな発見もあったようで「改めてそれぞれの曲について(客観的に)見直したくなりました」と、嬉しそうに話してくれました。

またぜひ。お待ちしてますよ。


次回8月19日はBenthamをお迎えしてお送りします。どうぞお楽しみに。

毎回、素敵なゲストをお迎えして、その音世界を紐解いていくプログラム「SOUND PUREDIO presents 音解(おととき)」 。今週のお相手はちんです。

今回お迎えしたゲストはLOVE PSYCHEDELICOのお二人。 ( #LOVEPSYCHEDELICO )

1997年に結成して今年は20周年イヤー。
日本語と英語を自在に行き来する歌と二人で作り上げる、時に「洋楽的」「ヴィンテージ」などと表現される独自の音世界。

なぜ20年たってもLOVE PSYCHEDELICOは特別なのか。
似たようなグループもほとんどなくずっと独自であり続ける秘密はなんなんでしょう。それが今回探ってみたいテーマのひとつでもあります。

この回をradikoタイムフリーでもう一度聴く!→http://bit.ly/LOVEPSYCHEDELICO_onair
(radikoタイムフリー、放送後1週間に限り放送エリア内(無料)とプレミアム会員の方が聞くことができます)

スタジオに入ってきたお二人はいたって自然体。
二人ともフラッとやってきて普段の世間話のようにお話を始めてくれました。まさにイメージ通り。


LOVE PSYCHEDELICOはこの7月に前作「IN THIS BEAUTIFUL WORLD」以来4年振りのアルバム「LOVE YOUR LOVE」を発売したばかり。

一聴していままでと明らかに違う意欲的なアルバムです。

「そうですね。出来上がって思うのはメロディアスというかポップな手触りの楽曲が多いなと思います」とKUMIさん。

もうひとつ大事なポイント。
「実は今回も自分たちのスタジオで最終工程のミックスまで自分たちで行ったんです」
「最後に綺麗に整えないでそのままを出していいんじゃないかと思った」とのこと。

初回版では今回の楽曲のいくつかが「デモアコースティックバージョン」で収録されています。

どのような形で披露してももブレない楽曲への強い自信と多面的に楽曲を楽しんでほしい、まさに「整えぎない」「メロディが中心」の今回のアルバムそのものといえそうですね。

そんな中でお二人が深く楽曲を紐解くべく選んでくれたのは「Birdie」。
アルバムの中でも極めてシンプルでおおらかなカントリーロック調のナンバーです。

この楽曲に何か秘密が?と一瞬思ったのですがNAOKIさんからビックリ発言が。

「実はこれ生ドラムじゃないんですよね」
ドラムにマイクを10個立ててスネア、バス、ハイハット...とそれぞれのパーツ(?)をひとつづつ別々に叩いて録音したそう。その反響音からかすかなノイズまで10個の位置のマイクで、強弱などもつけながら撮っているんですって。

それをひとつひとつ音を組み合わせ、微妙にバランスやタイミングを調整して...この伸びやかな「Birdie」のドラムはそうやって緻密に組み上げられたいわばサンプリングの結晶、だけど一つとして同じ音はないという気の遠くなるような作業の賜物です。

「結果リズムは正確だけど、音の強弱などは限りなく人間の生の自由な感じそのもの」と、NAOKIさん満面の笑み。

そこでちんは恐る恐るどうしても気になる質問を、
「もうそれって、上手な人にそのまま叩いてもらったほうが良いのでは?」

「人間が叩くと揺れというか独特のグルーブが生まれてきて、そのままだと曲全体が古めかしくて懐かしい雰囲気になっちゃいます。ことこの曲ではこの手法で現代的なニュアンスを表現したかったんですね」

  その上にKUMIさんは心地よい歌を載せたのがこの楽曲です。ちなみにボーカリスト、プレイヤーとしてのKUMIさんのこだわりぶりもものすごいようです。 

ちなみにこのアルバムでは同じような手法で何曲か他にも収録されているとか。もう一度よく聞いてみなくては。

なんとなく「ヴィンテージ」なんてとんでもない。
ルーツ・ミュージックへのリスペクトたっぷりにその上で「現代に鳴るべき理由」を常に意識して細部の一音一音まで徹底的にこだわったのがLOVE PSYCHEDELICOの音世界。

今もなお唯一無二である理由が、ほんの少しわかったような気がしました。

そんなお二人のライブ。今回はバンドメンバーも一新してまた新しいライブでのLOVE PSYCHEDELICOサウンドを聞かせてくれそうです。

■LOVE PSYCHEDELICO Live Tour 2017 LOVE YOUR LOVE■

 2017年11月10日(Fri) DRUM LOGOS   
問)BEA 092-712-4221

正直最初は少し探り探りなお話だったんですけど、音楽の話になるとお二人とも俄然テンションアップ。お話を聞くのが楽しくて楽しくて。ずーっと聞いていたい気分でした。

また次の機会にぜひ続きを。
ライブにも行こうっと。

LOVE PSYCHEDELICO OFFICIAL SITE | ラブ サイケデリコ公式 (外部リンク)

次回8月12日はビッケブランカをお迎えしてお送りします。どうぞお楽しみに。

7月29日のゲストはGLAYのHISASHIさんです。

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毎回、素敵なゲストをお迎えして、その音世界を紐解いていくプログラム「SOUND PUREDIO presents 音解(おととき)」 。今週のお相手は香月千鶴です。

今回お迎えしたゲストはGLAYのHISASHIさん。

デビューして23周年、日本のロックシーンで立ち止まることなく走り続けてきたGLAYの中でも、昨今は特に声優やアニソン系のシンガーへの楽曲提供やプロデュースなど幅広い活躍を見せているHISASHIさん。

優しげな顔でずーっと微笑みながら、大好きな車の話(無類の車好きだそうですよ)などからスタートです。

#GLAY この回をもう一度聴く!→ http://bit.ly/GLAY_ONAIR
(radikoタイムフリー、放送後1週間に限り放送エリア内(無料)とプレミアム会員の方が聞くことができます)

GLAYと言えば2年半ぶりとなる待望のNEWアルバム『SUMMERDELICS』が7月12日に発売されました。

「この2年半の出会いや経験が曲になって(こうやってアルバムという形になると)、改めて色々思い出しますねえ」と、感慨深そうなHISASHIさん。

メンバー全員がそれぞれ作詞作曲した楽曲が収録され、これまで以上にバラエティに富んでこのアルバム。

特にここ数年様々な形での進化を遂げているGLAYの新しい魅力がギュっと詰まっています。

その中でもとりわけ異色で、このアルバムの新しさを印象づけているのが1曲めのHISASHIさん作の「シン・ゾンビ」。

いきなり「太鼓の達人」が始まっちゃうインパクト抜群のこの曲。
今回はHISASHIさん自らその楽曲について紐解いていただきました。

2016年のシングル「G4・IV」収録の「彼女はゾンビ」のリメイクであるこのナンバー。

「彼女はゾンビ」の続編で今回は彼女=ゾンビ側の視点で歌詞を書いてみようと取り掛かったそうです。

もともと楽曲に擬音を入れるのが好きなHISASHIさん。  
今回の楽曲は「音ゲーのパイオニア『太鼓の達人』だ」とひらめいて「太鼓の達人」の太鼓の音をサンプリングして曲に入れてみたところ、
「こうなると(『太鼓の達人』のキャラクター)どんちゃんの声も欲しいなあ」となり、実際に声をアテている声優のならはしみきさん(クレヨンしんちゃんのみさえでもおなじみ)にいきなり依頼してレコーディング、ここまでやったなら「じゃあ太鼓の達人がはじまるように」とどんどんアイディアが広がってできあがったそうです。

この他にもあちこちに遊びやオマージュがたっぷり仕込まれて、結果、もともとアニメ、特撮、ネットカルチャーなどにも造詣が深いHISASHIさんならではの、遊び心満載でちょっぴり切ない一曲ができあがりました。

でもこの曲を一番最初に持ってくるGLAYというバンドが一番凄いのかもしれませんね?

実際にこの「シン・ゾンビ」は8月からコラボとして「太鼓の達人」でプレイできるようになるそうですよ。こちらも楽しみです。

そして、このアルバムを引っさげて全23公演23万人を動員する大型アリーナツアー『GLAY ARENA TOUR 2017 "SUMMERDELICS"』がこの秋に開催です。

「今回のアルバムからはもちろん、おなじみの曲もたくさんやるつもり。最近ライブに来てないな~って人も楽しめるライブにしますよ!」

これは見逃せませんね。

GLAY ARENA TOUR 2017 "SUMMERDELICS

11月25日(土)26日(日)『マリンメッセ福岡』
詳しくは公式WEBで
http://www.glay.co.jp/ (外部リンク)


GLAYのHISASHIさんをお迎えしてお送りした今回の音解。
ひょうひょうとした雰囲気でニッコリ笑いながら、音楽のみならず幅広い趣味と知識に裏打ちされたお話が楽しくて、ホントにあっという間でした。

ありがとうございました!

 

次回8月5日は、LOVE PSYCHEDELICOを迎えしてお送りします。どうぞお楽しみに。