番組紹介

放送時間: (土) 11:30-11:55
出演者:

こはまもとこ(FM福岡)
香月千鶴(FM福岡)
ちん(ラジゴン水・木担当)

提供:サウンドピュアディオ

毎週多彩なゲスト(ミュージシャン/映画監督/俳優/文化人 etc.)を迎えて、音楽トークを中心に展開する25分番組。「音」を「楽しむ」と書く「音楽」をゲストと一緒に紐解くことで、より深く、広く、音を楽しむことができるハズ。そんな音楽にまつわる私たちの知的好奇心を刺激する番組です。
メールのあて先は、 oto@fmfukuoka.jp まで。

SOUND PUREDIO presents 音解 これからの放送予定

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◆今後のラインナップ

1月27日 光田健一
2月03日 the peggies
2月10日 ケイタク

放送予定は諸般の事情により予告なく変更する場合もございます。予めご了承ください。
☆この後も続々注目のアーティストが登場。これからもどうぞご期待くださいね!

1月20日のゲストはキセルです。

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毎回、素敵なゲストをお迎えして、その音世界を紐解いていくプログラム「SOUND PUREDIO presents 音解(おととき)」 。今週のお相手はちん。です。

今日のゲストはキセル。 #キセル
1998年、兄、辻村豪文、弟、友晴で結成された京都府宇治市出身の兄弟デュオ。
一貫して浮遊感溢れる音像を時にサイケデリックに時にドリーミーにそしてあくまでポップに独自の音楽をマイペースで送り続けています。

スタジオに登場したお二人は、もうイメージにピッタリ。
どもどもって感じでやってきて、自分たちの音楽について朴訥とした語り口で論理的に誠実に語ってくれました。主に豪文さんが喋って、要所要所でスッと友晴さんが補足。さすが兄弟、阿吽の呼吸ですねえ。

そして一つの楽曲、アルバムができるまでたくさんの時間と工夫を重ねるアーティストの姿を垣間見ることができました。

この回をradikoタイムフリーでもう一度聴く!→hthttp://bit.ly/kicell_oa
(radikoタイムフリー、放送後1週間に限り放送エリア内(無料)とプレミアム会員の方が聞くことができます)


変わらないようでいつも変わってる。
そんなキセルの最新モードが詰まっているのが昨年12月に発売された最新アルバム『The Blue Hour』です。

今まで以上に洗練された楽曲に、フルートや管楽器を積極的に取り入れてブラジル音楽やソフトロックのような風情ももつ12曲。

キセルといえば、ふわふわした雰囲気の裏でメロディの、特にサビの部分の美しさには定評があるところですが、今回はあえてその部分を抑えて、ミニマルでより雰囲気を重視しているように聞こえます。

「そうですね、今までで一番その統一感を意識したというか。こないだ母親に聞かせたら「全部一緒やな」って言われましたが(笑)」

Blue Hour単純で味の濃いジャンクフードの対極にあるような、上品な椀物の料理のよう。コク深い出汁にそこだわって、その上でれぞれの具材がバランスよく配置されて、全体が一体となって初めて深い味わいになるような。音楽に身を委ねれば夢見心地でどこかリアルなキセルの世界にどっぷりです。

それにしてもキャッチーさをあえて抑えるとはなんて変わってるんでしょ。だけど、じゃあPOPじゃないかといえばそうじゃない。ひたすら気持ちいい音楽になっているのも不思議です。

「アルバム全体の印象を大事にしたいというか。あっさりというとまた違うんですが、普通のことを普通に歌って広がりのある世界に落とし込みたいと思いました。そのために言葉の載せ方まで腐心しながら一枚通して気持ちよく聞けるアルバムにしたいなあと」


そんなお二人がこのアルバムからピックアップしたのはアルバムの最後を飾る「ひとつだけ変えた」。

「変わりなくあるためにひとつだけ変えた」一貫して変わらないためには大事なことを変えていかなくっちゃというまさにキセルそのものを歌っているようにも聞こえる大人っぽい歌詞。

「一番時間がかかっていて、前のアルバムの『明るい幻』を録り終わってすぐに書いた曲なんで完成するまでに3年近くかかっていることになりますねえ。じっくり時間をかけて漬物みたいな(笑)」

音楽的には近年その影響を強く感じるブラジルのポピュラー音楽がキモのようです。

「ブラジル音楽のコード感とかに真正面から取り組んだことがなかったなあなんて思って、やってみるとやっぱりなかなか難しくて、言葉の載せ方とかアレンジとか二転三転しながら」

そして色んな刺激を受けながら少しづつ理想に近づけていきました。

「例えばカエタノヴェローゾっていうブラジルの大スターが息子世代とやってるセー・バンドっていう、バンドが好きで、中でもギタリストのペドロサーって人がすごく好きでエフェクター使いに刺激受けてこの曲のギターに生かされていたり」

シンプルで奥深い歌詞にはさらに様々な経験やその間吸収したものが含まれているそうです。そこには福岡の意外なお店まで。

Cafe Teco(警固の人気カフェ)オーナーの手嶋さんと『なかなか変わらんように見せるって大変やな』っていう話をしたことも原点ですし、能楽師の安田登さんの本を読んで、能って世界は変わらへんようにするためにやっぱりなんかすごい努力をしてて。今目の前で見ることができる能はすでに当時のものとはまったく違うものになってるかもしれないけれど、ど真ん中の大事なものは残ったまま。むしろ『変わらないな』と思われるための大変な苦労を知って、すごく共感しました。あと映画の『恋はデジャヴ』ですね」

ここまで言うとすかさず傍らの友晴さんから牽制が入って苦笑い。
「コレはちょっとネタバレになるんで」

そんな風に色んな刺激や参考にしながら少しづつ少しづつ理想に近づけるように完成させていったそう。


それにしても贅沢というかなんというマイペース。
アルバム自体も前作『明るい幻』から3年ぶり。ご本人は別に間があいたようなつもりもないようですが、出来上がった作品はここまででお分かりのように極上の仕上がりとなりました。

レーベル側も辛抱強く出来上がりを待ってくれたということでもありますね。

番組ではそんな「レーベルとアーティスト」についてもお話してくれました。ぜひ聴いてみてくださいね。インディーレーベルながら数々のアーティスト、名作を送り続ける「カクバリズム」について貴重なお話もしてくれました。

さてそんな自信作を携えてのライブも予定されています。

「そうですね。今回のアルバムもそうですし、今回のライブは踊れてファンキーなものになる と思います」

え。踊れるキセル、期待していいですか?

「ええ、まあ、多分ですけど(笑)」

 

キセル「The Blue Hour」発売記念ワンマンTOUR 2018

2018/02/04(日)福岡 福岡 イムズホール
OPEN 16:30 / START 17:00


スタジオでのお二人も音楽そのままに自然体で、こちらがグイグイ行くとスイっと引いて微笑んでるような不思議でおだやかな雰囲気でした。尽きること無い音楽の話に心底楽しんでしまいました。

表現者のみならず、少しでも刺激的な存在をアピールしたい風潮の中で、キセルは「変わらないね」と言われるために変化やチャレンジを続ける というお話に感銘を受けました。

すっかり忘れていましたけどそんな音楽を「エヴァーグリーン」といって、そんなスタイルの表現者は「品がいい」とか言うんじゃないでしょうかね。きっとご本人は「恥ずかしい」と苦笑いしそうですけども。

kicell official web site (外部リンク)


次回1月27日のゲストは光田健一 さんをお迎えします。どうぞお楽しみに。

1月13日のゲストは片平里菜さんです。

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毎回、素敵なゲストをお迎えして、その音世界を紐解いていくプログラム「SOUND PUREDIO presents 音解(おととき)」 。今週のお相手は香月千鶴です。

今日のゲストは片平里菜さん。
福島県出身、2011年ギターを握ってわずか2年で10代限定の夏フェス「閃光ライオット2011」で審査員特別賞、2013年にメジャーデビュー。以降、同世代の女性を中心に熱い支持を受けるだけじゃなく幅広いジャンルのアーティストからも愛されるシンガーソングライター。

誠実に自分の音楽と向き合ってきた片平さん、去年12月におよそ2年ぶりとなる待望のサードアルバム『愛のせい』をリリースしたばかりです。

この回をradikoタイムフリーでもう一度聴く!→http://bit.ly/RINA_onair
(radikoタイムフリー、放送後1週間に限り放送エリア内(無料)とプレミアム会員の方が聞くことができます)


今回のアルバム、25歳の等身大の女性としてのリアルな感情を飾ること無く歌って、過去2枚のアルバム以上に内面から出るメッセージ性が強く打ち出された11曲が収められています。

タイトルナンバー「愛のせい」では「愛してしまえば裸になるあなたの前では」というショッキングなフレーズから始まりますが、まさにこの曲がアルバムのコンセプトになっているそうです。

「今回のアルバムはより言葉を大事にしたフォークソングでありたいなと思っていたんです。25年間生きてきた私が歌えるラブソングを書こうと。

『愛のせい』っていうタイトルナンバーに至るまではそんなことを考えながら自分と向き合って曲を書きつづけていたんですね」

結果出来上がった11曲はバラエティに富んだ曲と歌詞で片平さんの様々な面が表現されています。

気性が激しいんでしょうか。自分の感情をそのまま毎回自分に表現したいなと思ってると結構キャラクターがばらついてしまいました (笑)消化不良の感情もそのまま表に出せてすっきり(笑)」

理性的に自分の言葉を選びながらも、時折屈託ないキュートな笑顔を見せてくれて、今回のアルバムでやりきった喜びが伝わってくるようです。


そんなアルバムの中から片平さん自らピックアップしてくれた一曲は、アルバムの最後を締めるまさにフォーキーなナンバー「からっぽ」です。

「福島が地元で上京して一人暮らしを始めて3,4年経つんですね。
東京という街を当時は『何もないな』って思った瞬間があったりして。いろんなものを手にしたんですけど結果『からっぽ』て言葉にしっくりきたんですね」

「でもなんか最近東京の町で、以前より人との距離が近く感じられるようになって、だんだん変わってきましたね。それは多分、虚しさを感じていたからこそ人を求めるようになって、その人との距離の近さに気づけるようになりました。なんかそういった東京の生活感とか匂いとかというものを包み隠さずこの曲で出したいなって思ったんです」

一人東京に出てきて感じた強烈な違和感と孤独、その先に感じる人恋しさや「自分の場所」と認めた瞬間に感じる愛おしさ、そんな繊細に変化していく気持ちが紡がれた歌詞を活かすメロディとアレンジはあくまでシンプルです。

メロディーは洋服だなって感じはしていて、言葉が自分の気持ちとか精神的な部分。だから今回は着込まずに自分の気持ちを伝えることを大切にしたいなって思いました」

歌詞を大切に、片平さんの魅力的な声を活かすようにたっぷり余白を取ったサウンドはとても大人っぽくて味わい深いものです。

「メロディーに言葉が左右されないように。メロディーに言葉をはめていくんじゃなくって言葉が引き立つようにメロディーにのせたいなと思っていたので、メロディーがあるようなないような話しかけるような歌だったり。『フォーキー』ですね(笑)」

さらにそんな「歌」を際立たせるのに一役買ったのはサウンドプロデューサー 石崎光さんとの強い信頼関係にもあるようです。

「もう自分の言葉とメロディーの骨組みが決まったら、後の肉付けは光さんにもお任せして。返ってきたアレンジはしっかり言葉の意味とか意図も読み取ってくださって。
アコギ主体ではあるんですけど、言葉に呼応するように例えばサックスの暖かい音だったり、ポイントではあえてノイジーな音だったり的確に意図を具現化していただけました」

そんな様々な思いと工夫をこらして出来上がったのはシンプルでまっすぐ届く25歳の女性のリアルなメッセージです。

お話している片平さんは、本当に等身大の25歳の女性そのもの。
自分の中にある言葉をすべてきちんと表に出そうと、ふいにスッと空間を見つめて考えて、それからこちらを見据えてそのままスーッと心に入ってくる言葉でお話してくれます。

多分、今は表現者として一人の女性としてとても充実しているんじゃないかな。そんな人ならではの前向きな空気がとても心地よいです。

そんな充実のアルバムをリリースして、新しい年2018年の抱負は?

そうですね。まず最高に良いアルバムができたので、そのアルバムの曲たちを生でみんなに届けられるような一年にしたいと思います。ライブをたくさんしたいと思っています。わーって生でさらけだして、皆さんに体感してもらいたいと思います」

そうやって笑う片平さん。
片平里菜さんの2018年、これは絶対見逃せない年になりそう。応援していきたいですね。

片平里菜 OFFICIAL WEB SITE(外部リンク)



次週1月20日 はキセルをお迎えします。どうぞお楽しみに。

1月 6日のゲストはACIDMAN 大木伸夫さんです

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毎回、素敵なゲストをお迎えして、その音世界を紐解いていくプログラム「SOUND PUREDIO presents 音解(おととき)」 。2018年もどうぞよろしくおねがいします!今週のお相手は香月千鶴です。

新年最初のゲストはACIDMANの中心人物でありボーカル&ギターの大木伸夫さん。

生や死、そして宇宙と連なる私たちへの慈しむような視点と壮大な世界観、大木さんの魂を射抜くような強く優しいボーカルとメロディで独自の音楽を送り続けるACIDMAN。

昨年の11月23日には結成20周年のアニバーサリーイヤーの集大成として、地元・埼玉のさいたまスーパーアリーナを舞台とした一大ロックフェス、「ACIDMAN presents SAITAMA ROCK FESTIVAL "SAI"」をプロデュース。

10-FEET、MAN WITH A MISSION、THE BACK HORN、ASIAN KUNG-FU GENERATION、The HIATUS、BRAHMAN、RADWIMPS、Dragon Ash、STRAIGHTENERとACIDMANと浅からぬ縁の錚々たるメンバーを迎えて大成功のうちに幕を閉じました。

その話になると大木さん、「もう大盛況でした」とさすがに顔がほころびます。
こうして、さらに前へ。2018年のACIDMANがスタートしたというわけですね。

この回をradikoタイムフリーでもう一度聴く!→http://bit.ly/ACIDMAN_onair
(radikoタイムフリー、放送後1週間に限り放送エリア内(無料)とプレミアム会員の方が聞くことができます)


そんな新しい年に向けて昨年12月にNEWアルバム『Λ(ラムダ)』をリリース!
新章のスタートとなるこの作品は20周年記念としてリリースされた『最後の星』『愛を両手に』『ミレニアム』を含む全12曲が収録されています。

大木さんにとってまずこのタイトル「Λ」には強い思い入れがあるようです。

「今回、11枚目のアルバムでタイトルも『Λ(ラムダ)=11』なんですけど、「Λ」には大きな意味があると思っています。ACIDMANの「A」としても使っているモチーフでもありますし、アインシュタインがかつて宇宙の謎を紐解くためのキーポイントとして宇宙定数として導入したものでもあります(後に自身で否定したが近年再注目されている)。

僕はずっと生命や人の生き死に、宇宙の始まりと悲しみとか喜びそして詰まるところ「愛」だというような世界観を描いてきたつもりなんですが、それを今回一番強く描けた実感もあってピッタリだなと思ったんです」

デビュー以来一貫して追求してきたサウンドが歌詞が、思想が最高のアンサンブルによって紡がれている今回のアルバム。今回も宇宙や生命について歌われながら、いつものように一方で人間臭くどこか希望に溢れています。

「なんだろう。音楽って元々根源的なものであったはずで、エンターテイメントではもちろんあるんですけど、元々はもっとスピリチュアルで内面的で精神的なものだったと思ってきまして、そういうことが好きな方にはすごく味わえるアルバムになったかなと思います 」

ちょっと難しいお話をしてはいるんですけど、目の前の大木さんは強い眼差しを向けながらおだやかに楽しげにお話しているんです。淀み無くスルスルスルッと出て来るコトバに気がつくとグイグイと前のめりになっている私たちだったりします。

そんなアルバムの中から大木さんがピックアップしてくれたのはアルバムの最後を飾る「愛を両手に」。

とりわけシンプルな言葉を重ねて情感たっぷり歌われる美しすぎるバラードです。
この曲は大木さんの亡くなったおばあさんを想っての歌。

「自分の祖母が亡くなる数ヶ月前、ベッドの上で自分と意思の疎通ができなくなったその瞬間に「もうばあちゃんとはすごく仲良かったけれどもここでもうお別れなんだな」と思ったんですね。

大往生ではあったし、僕も今まで色んな死に立ち会ってきたのだけど、やはり死は悲しいものです。

そんな時に『ばあちゃん果たして幸せだったかな』というのがすごく思いまして、戦争を体験して大変な時代を経てばあちゃんは幸せだったのかな。心の中ではどんな人生だったと思って死んでいくのかな、そんなことを考えました。

だけどそんな悲しみと同時に、生きるってことはそういうことなのかな。幸せっていうのは結局与えられるものじゃなくて自分で見つけるものなんだろうな。自分で見つけて感じるものなんだろうな。そう思ったんです」

そんな思いで曲を作った大木さん。
さらにこの曲を特別なものにするべく、バンド史上初めて外部プロデューサーを招聘。しかもその方はあの小林武史さんです。なんとなく意外な組み合わせですが、もともと小林さんの作品にボーカリストして招かれたりして交流はあったそう。

「当時小林武史さんと飲み友達だったりして、この曲を もうちょっと神聖なものにしたいと思ってオーダーしたら快諾してくれまして」

全曲から静かに続いて、冒頭のキーボードが「HOLY」なイメージをグッと盛り上げてくれます。

「当初はこの曲が最後だと決まっていなかったんですが、まるでアルバムをイメージしてたかのようなキーボードがすごく利いていて、結局この曲が最後に来ることによって今回のアルバムの答え合わせが出来ると言うか、浄化されていくような感じになりました」

と、この曲の仕上がりには大木さんも大満足だそう。

「宇宙やら壮大な世界を歌ってるんだけど、結局パーソナルに戻って『答えは愛だぜ』みたいなそういう音を鳴らしてくれたのでさすが小林武史と思いましたね」

「さすが一億枚売る男(笑)」
これにはスタジオ思わず爆笑。

そんな素晴らしいアルバムを携えての福岡のライブも間もなく。
「このアルバムを中心に、私たちともに恵まれた環境に生まれ育ったとはいえ、誰しも逃れることのない死という運命を前に、いかにこの瞬間を楽しむか。一分一秒を楽しく大事に生きるんだっていうことをメインにライブをしたいですね」

ACIDMAN LIVE TOUR "Λ(ラムダ)"  

4月28日(土) 福岡 : DRUM LOGOS
open 17:30 / start 18:30

ACIDMAN | Official Site | (外部リンク)


理知的でクールな眼差しを向けたかと思えば、MVに出演してくれた友人新井浩文さんや石橋蓮司さんのお話は本当に楽しそうで茶目っけたっぷりだったり、大木さんは幾つもの顔を短い間にもくるくると目の前で見せてくれました。

ただ音楽を語るときの大木さんは、求道者のようでちょっと思想家のようでもありました。
そして20周年を超えて年齢を重ねることを楽しんでいるようにも見えました。

最後に「愛を両手に」の歌詞がいつも以上にシンプルで伝わりやすい言葉で書かれていることについて質問すると、これからの大木さんが少し見えてきたような気がしました。

「そうですね。昔はもう少しかっこいいことを目指してけど、今は大事なものというか、本当のものを表現したいんです」

  

次週1月13日 は片平里菜さんをお迎えします。どうぞお楽しみに。

12月30日のゲストは Uinaさんです。

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毎回、素敵なゲストをお迎えして、その音世界を紐解いていくプログラム「SOUND PUREDIO presents 音解(おととき)」 。今回はエフエム福岡に加えて、エフエム山口のみなさんもこんにちは!今週のお相手はちん。です。

今日のゲストは地元、山口県をこよなく愛するシンガーソングライター、Uinaさん。

本人の天真爛漫なキャラクターとは裏腹に、独創感溢れギャップのある楽曲は、どれも歌詞が特徴的。その独特な言葉の表現力が話題となり、歌詞の提供など音楽作家としても幅広く活動中です。

この回をradikoタイムフリーでもう一度聴く!→http://bit.ly/Uina_onair
(radikoタイムフリー、放送後1週間に限り放送エリア内(無料)とプレミアム会員の方が聞くことができます)


まずは自己紹介代わりに、Uinaさんがドライビングミュージックをピックアップ。

Alex Gootの「Helium」。

16歳の頃から音楽活動を開始し、SNSや彼自身のウェブサイトで音楽配信によって主に秀逸のカバー曲などが大きな話題になりブレイクしたシンガーソングライターです。

「私の音楽にもAlex Gootさんのインスピレーションの影響がすごくあるんです」

と絶賛の様子。この曲はオリジナルですがブラックミュージックを自分なりに消化した壮大なバラード。
シンガーとしてもシンガーソングライターとしても、そして積極的に発信して小さなところから大きくブレイクする様子まで、Uinaさんを刺激してやまないようです。

ドライブ中も幅広い音楽を聞きながらもやっぱりシンガーソングライターあたりを聞くことが多いようです。

そんなUinaさんが11月に発売したばかりのセカンドミニアルバムが「A NEW ME」。

「タイトル通り『新しい私』ってことなんですけど、心機一転ってつもりでもなくて今までの積み重ねの上での最新版の私を聞いてほしいというくらいの意味なんです」

その加えられた「NEW」のひとつが、以前音解にも出演いただいたDEENの池森 秀一さんによるプロデュースです。

「ずっとアコースティックが中心だったんですけど、今回池森さんが手がけてくれることによってビート、グルーブ感のある音楽が多くなってどれも私にとって新しい発見でした」

確かにアルバム全体はそこはかとないブラックミュージックのトーンを感じたりもします。

「池森さんが私の音楽を聞いて、直感的に選んでくれたのがそんな音楽だったんですね。割合ビシっと『これどう?』『それいいですね!』ってやりとりで、どんどん新しい引き出しを開いてくれたんですよ」

と笑うUinaさん。レコーディング自体、刺激的で楽しかったようですね。

お互い刺激を受けあってのレコーディングだったんですね?と問うてみると、
「いやいやいやいや引き出しを開けて頂いたんです!」と慌てて否定。ちょっといじわるな質問になっちゃったようです。笑っちゃいましたけどごめんなさいねー。

それにしてもそれぞれに違う表情を見せてくれる6曲。

「なんか似てるよねって言われるのが私自身嫌だったんで、バラエティに富んだ楽曲になりました」

さて、そんなアルバムの中からUinaさんがピックアップした一曲は、アルバムのオープニングを飾る「故郷」です。

Uinaさんがこだわったのは歌詞。

「5年前の私が20歳のころに山口から東京に上京したんですけど、4時間半くらいの新幹線の中で書き上げた歌詞なんです」

♪故郷に背を向けた草も土もない冷たいアスファルトで。

決意と相反する大都会への不安、「何が見つかるのだろう」と、凄くリアルな感情が伝わってくるのはまさにリアルタイムで書かれたからでしょう。

♪さよなら言わずに歩き出した理由なんて
♪ひとつしかないでしょ。帰る場所が欲しいから。

「帰る場所があるってなんてありがたいんだろうと思っていたんで「さよなら」じゃないんだよって素直な気持ちを込めたつもりです」

実際に体験した人しか書けないよなあって思いますよね。
だから多くの人が共感するんだろうと思います。

音楽的にはメロディとアレンジはこの歌詞を最大限に活かす工夫に溢れています。
とりわけ後半の盛り上がる部分は、ストリングスなどと歌詞と相まって、望郷の念を抱きつつも前に進んでいこうという強い意志が伝わってきます。

プロデューサーの池森さんはもちろん、このあたりは編曲にも参加したDEENのリーダー山根公路さん の お力も大きいよう。さらに繊細なアコースティックギターを聞かせてくれるのはシンガーソングライターのダイスケさん。

「本当にたくさんのアーティストの方が協力してくださったので、それぞれ耳を澄ませて聞いてくれたら嬉しいです」

マイクの前で喋るUinaさんは、最初こそ少し緊張気味でしたが、自分の音楽の話になると、とにかくなんとか少しでも自分のこだわりや思いを伝えたいという気持ちが言葉一つ一つに、あるいは仕草ひとつひとつにバンバン籠もっていて、途中でそんな自分に気がついたようにハッと背中を伸ばして少し照れたように屈託のない笑顔を見せる、風にちんには見えました。

それはアーティストさんとしてとても好ましくて、それって今回のアルバムのそれぞれの楽曲とびっくりするくらい同じイメージでした。

「こんな風に楽曲にいろいろお話できて、その上にみなさんにもう一回聞いてもらえたら嬉しいです」

最後まで自分の音楽を少しでもみんなに聞いてほしい。そんな気持ちがヒシヒシ伝わってくるUinaさんでした。

Uina | シンガーソングライターUina(ユイナ) (外部リンク)

 

今年の音解はここまで。
皆さんご愛顧いただきありがとうございました。来年も素晴らしいアーティストをお迎えして、さらに深く音世界を紐解いてきます。

2018年最初のアーティストは1月6日 ACIDMANをお迎えします。

それでは良いお年を。

毎回、素敵なゲストをお迎えして、その音世界を紐解いていくプログラム「SOUND PUREDIO presents 音解(おととき)」 。今週のお相手はこはまもとこです。

今日のゲストは先週に引き続きORIGINAL LOVE(オリジナル・ラブ)、田島貴男さん。

先週は音楽への溢れんばかりの愛と、コラボの楽しさについてお話していただきましたが、今週はオリジナル・ラブの楽曲から一曲田島さんにピックアップしてもらって、そこからオリジナル・ラブの音世界を紐解いてもらいました。

その一曲は「ラヴァーマン」。
傑作アルバム「ラヴァーマン」のタイトルチューンでもあり、近年のオリジナル・ラブを代表するナンバーとしてもおなじみですね。

「名刺代わりの一曲ってやつです」と田島さんも笑顔です。


この回をradikoタイムフリーでもう一度聴く!→http://bit.ly/ORIGINAL_LOVE
(radikoタイムフリー、放送後1週間に限り放送エリア内(無料)とプレミアム会員の方が聞くことができます)


「この曲はね。6年くらい温存していたんですよね。自分でも気に入っていて、いいタイミングの時に出そうと思ってて」

その間に「白熱」「エレクトリックセクシー」とアルバムが2枚出ていますが、それぞれスルーしてこの曲に見合うアルバムをつくるまでと、ずっと手元において完成度を高めていたとか。

「歌詞も3回ほど書き換えて、曲も詞も削ぎ落として削ぎ落としてますし、結局シンプルなラブソングになりました」

なんて執念。というか田島さんにとっての曲作りとはすべて程度の大小はあれ、そういうもののようです。

最初からシンプルな曲なんて浮かばないんですよね。一曲の中で100通りくらい色々試してみて、またいらないものを削ぎ落として削ぎ落として残していくんですね。最初は例えば、思いつきから始まっても(試行錯誤の中で)自分がなにを歌いたいのかって自分で見つけていって、最終的に『自分でこういうことなんだな』ってわかる時もあります」

なるほど。最初から大きな完成形やイメージがあってというより少しづつ作り上げるようなかんじでしょうか。

「そうですねえ。意外と日記や思いつき程度からスタートして作り上げるほうが自然な表現になりますね。だから曲がかけないときってのはだいたい最初からでっかいことを考えているときです(笑)」

どの楽曲も徹底的に試行錯誤して楽曲としての洗練を極めるべく突き詰める。そんな気の遠くなるような作業の結晶が例えばこの「ラヴァーマン」だったりするのですね。

さらにこの曲は田島さんの歌もご自身で満足の行くものだったようです。

「この曲はR&Bのリズムだけど、少し後ろにずれていくグルーヴのあるリズムで、結構うまく歌えましたね。日本人には難しいんですよね」

ここからリズムを軸とした邦楽と洋楽の特性の違いのお話に。

「(例えばR&Bなどは)常に音楽は踊るためのものってところがあるんですけども。まずダンスが前提にあってそれに合わせて踊る、体を動かすとリズムに対して自然に音は後ろにずれていくの。これが日本人にはなかなかできない。0.0何秒くらいの話なんだけどホントに難しい

田島さんも例に漏れず今までとても苦労したそう。日本の音楽をやっている人でもほんの一握りしかできている人はいないんだそう。

「でもラヴァーマンはできてるの」とニッコリ。

ちなみに日本でそういう後ろノリができている人は?と尋ねると、日本を代表するR&Bシンガー久保田利伸さん、最近ではAIさん、宇多田ヒカルさんは抜群だとお話してくれました。

「意外と普通に聞いていてもわからないんだよね、わかってほしいんだけど。時々「田島さん歌が遅れてるよ」なんて言われたりして(笑)」

初期のオリジナル・ラブに戻ったかのような軽快でスマートな楽曲ですが、そこにはブラックミュージックのフィーリング「グルーヴ」にこだわったキャリアを重ねて成熟した音楽の知識や経験が生かされているんですねえ。

そんな風に次から次に出てくる田島さんのこだわりや知識にすっかり前のめりで聞き入ってしまって、気がつけば「ラヴァー・マン」のお話だけで番組の殆どを占めてしまいました。

一つの曲をつくること、私達がスーッと心地よく聞いている一曲の中にこれほどのこだわりと過程と努力が積み込まれていること。これから音楽の聞き方がちょっと変わりそうなくらいですね。

「一小節の中で何が起きるのかってことばっかり考えて生きてきましたからね」

そんな田島さんの最新のお仕事としては、人気が加熱している話題のアニメ「おそ松さん」の第2期エンディングテーマ「レッツゴー! ムッツゴー! ~6色の虹~」に1966年生まれのアーティスト総勢27名の超豪華な顔ぶれが並ぶ"ROOTS66 Party with 松野家6兄弟"に参加して、メンバーとしてはもちろん作曲とプロデュースにも参加しています。

そのメンバーの豪華さたるや。
宮田和弥(JUN SKY WALKER(S))、大槻ケンヂ(筋肉少女帯、特撮)、中川敬(ソウル・フラワー・ユニオン)、増子直純(怒髪天)、田島貴男(ORIGINAL LOVE)、斉藤和義、渡辺美里、スガシカオ、ABEDON(ユニコーン)、伊藤ふみお(KEMURI)、吉井和哉(THE YELLOW MONKEY)、八熊慎一(SPARKS GO GO)、トータス松本(ウルフルズ)、斉藤由貴にリミックスにはFPMなど。

レコーディングも楽しかったようですけど、これまた大変だったようですよ。

そんなわけで、まだまだお話は尽きませんが今回はここまで。
本当に楽しくて時間を忘れてしまいました。
田島さんも疲れも見せず、むしろ音楽の話をするほどに瞳がキラキラしていくのが印象的。

またぜひ、スタジオに来ていただきたいです。
ありがとうございました。

熊本市民会館復活記念!浜崎貴司GACHIスペシャル
浜崎貴司 vs.奥田民生 vs.斉藤和義 vs.トータス松本 vs.田島貴男【追加公演】

2018年1月8日(月・祝) OPEN 17:45 / START 18:30
市民会館シアーズホーム夢ホール(熊本市民会館)

※詳しくは公式サイトでご確認を。ORIGINAL LOVE OFFICIAL WEB SITE (外部リンク)

田島貴男 弾き語りツアー2018

3月9日(金)    くまもと森都心プラザホール 開場18:30 開演19:00
3月10日(土)    福岡電気ビルみらいホール 開場17:30 開演18:00

ORIGINAL LOVE OFFICIAL WEB SITE (外部リンク)

次週12月30日はUinaさんをお迎えします。どうぞお楽しみに。

毎回、素敵なゲストをお迎えして、その音世界を紐解いていくプログラム「SOUND PUREDIO presents 音解(おととき)」 。今週のお相手はこはまもとこです。

今日のゲストはORIGINAL LOVE、田島貴男さん。

1991年にメジャーデビュー。昨年デビュー25周年、 1960、70年代のソウルなど、ブラックミュージックをベースに・ロック、ワールドミュージックや歌謡曲まで、その時期その時期に常にあらゆる音楽を貪欲に取り込んで新鮮なポップスを追求してきたORIGINAL LOVE。

そしてその口から出る言葉はいつも音楽愛に溢れています。

今週と来週はそんな田島さんをお迎えして、たっぷりと田島貴男の音楽を紐解いていきますよ。

この回をradikoタイムフリーでもう一度聴く!→http://bit.ly/ORILOVE
(radikoタイムフリー、放送後1週間に限り放送エリア内(無料)とプレミアム会員の方が聞くことができます)

まずはいきなり意外な曲をドライビングミュージックとしてピックアップ。ピンク・フロイドのアルバム「狂気」から「Breath in the air」でスタートです。

「最近、高速に乗る時はこのアルバムをいつも聞いてる」と笑う田島さん。
「昔、ニューオリンズに遊びに行った時にジャクソンからメンフィスまで車で行ったことがあってね、どこまでも続く一本道にホントによく合うんですよ。このアルバムがね、アメリカでなんで大ヒットしたのかっていうと車にあるからだと思います。70年台のアメリカの高速を車で飛ばしながら聞くとよくわかる」


太く通る声でよく笑いながら、田島さんのお話はいつもだって楽しいんです。

そんな田島貴男さんといえば、昔から様々なミュージシャンとコラボレーションを展開していますが、今年もスガシカオさんのライブやペトロールズのカバーアルバム、スキマスイッチのリアレンジ、リプロデュースアルバムと大忙し。

なかでも「ひとりソウルショー」の番外編として行ったペトロールズの長岡亮介さんとの「ふたりソウルショー」は大好評で、東京だけの公演が全国ツアーに発展、ここ福岡でも11月16日にDRUM LOGOSで行われました。

「そうですね。ペトロールズの長岡くんとは去年オリジナルラブのツアーに参加してもらって、彼の演奏も歌もすごくマッチングよかったたんですね、それで去年「ふたりソウルショー」を東京だけでやって、すごくいいライブで大盛況だったんですね。それでツアーしょうと」

と、田島さんも長岡さんを絶賛。コラボの楽しさ についてこんな風に話してくれました。

「『ふたりソウルショー』がまさにそうで、本当に誰かとセッションする音楽の面白さ。(長岡さんとは)ホントに相性が良くて、いろんなアイディアがバチバチとぶつかりあってね、飽きること無く続けられるんですよね。ステージでも笑いが止まらないくらい楽しいです。音楽的に豊穣なショウですね」

相手と自分の技量が拮抗してぶつかり合って偶然の新しい何かが出てきやすいという意味では、コラボ、セッションは田島さんにとって常に刺激を与えてくれるもののようです。

そんな風にここ最近は積極的に様々な形でのライブを各地で行っている田島さん。

来年1月9日に、『熊本市民会館復活記念!浜崎貴司GACHIスペシャル 浜崎貴司 vs.奥田民生 vs.斉藤和義 vs.トータス松本 vs.田島貴男』への出演が決定しています。

2016年4月に発生した熊本地震によって大きな被害を受け、復旧工事を行っていた『市民会館シアーズホーム夢ホール(熊本市民会館)』の復旧後に、初めて開催されるイベントですが、

「こちらは音楽的にバチバチというよりは気心知れた友達的にね、ゆるく楽しく、あっはっは」

実は1月9日については発売即完売してしまいましたが、なんと追加公演が決定しています。この機会に是非。

熊本市民会館復活記念!浜崎貴司GACHIスペシャル
浜崎貴司 vs.奥田民生 vs.斉藤和義 vs.トータス松本 vs.田島貴男【追加公演】

2018年1月8日(月・祝) OPEN 17:45 / START 18:30
市民会館シアーズホーム夢ホール(熊本市民会館)

※詳しくは公式サイトでご確認を。ORIGINAL LOVE OFFICIAL WEB SITE (外部リンク)


さらに来年にはライフワークともいえる『田島貴男 弾き語りツアー 2018』を開催。

九州は、3月9日(金)に、『くまもと森都心プラザホール』、翌日の3月10日(土) に、『福岡電気ビルみらいホール』にやってきます。

田島貴男 弾き語りツアー2018

3月9日(金)    くまもと森都心プラザホール 開場18:30 開演19:00
3月10日(土)    福岡電気ビルみらいホール 開場17:30 開演18:00

ORIGINAL LOVE OFFICIAL WEB SITE (外部リンク)


「『ひとりソウルショー』は一人でね歌って踊って、楽器も何人分も全部やって客席もみんなも立って踊ってもらうんだけど『弾き語り』は逆に席も用意してみんな座ってもらって、その前で僕も落ち着いてギター一本でじっくり歌を堪能してもらいたいというものですね」

ぜんぜんちがう?

「別人くらい違います。ギターの弾き方から違いますね」

そんなお話をする田島さんは目をキラキラさせて喜々として、手振りを交えながら楽しそうにお話するんですね。今の田島さんにとって、お客さんと対峙して自分の技術と思いのたけをぶつけるライブはなによりも楽しいことのようです。

「ステージでギター一本で勝負していると、古いミュージシャンたちが昔のブルースマンなどがいかに偉大だったのか、ギター1本で足を踏んで豊かな音楽を鳴らしているのか改めて思うことが多くって、ほんっとに楽しいです」

さらにさらに、来年は自らオーガナイズして、never young beach、Yogee New Wavesを迎えたライブイベント「Love Jam vol.3」が、東京・Zepp DiverCity TOKYOで行われます。

ORIGINAL LOVE presents 「Love Jam vol.3」

2018年1月21日(日)東京都 Zepp DiverCity TOKYO
ORIGINAL LOVE / 斉藤和義 / never young beach / Yogee New Waves
OPEN 16:00 / START 17:00

「楽しいよねえ、ほんと楽しい」

スタジオで何度聞いたか。音楽とステージをこよなく愛する男田島貴男。
まだまだお話は尽きません。

自習もお迎えしてさらにさらに深くオリジナル・ラブの音世界を紐解いていきます。

 

次週12月23日は引き続きオリジナルラブ 田島貴男さんをお迎えします。どうぞお楽しみに。

12月9日のゲストは向井太一さんです。

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毎回、素敵なゲストをお迎えして、その音世界を紐解いていくプログラム「SOUND PUREDIO presents 音解(おととき)」 。今週のお相手は香月千鶴です。

今日のゲストは向井太一さん。

FM福岡11月の邦楽のパワープレイ 『空 feat. SALU』で、みなさんもうおなじみですよね。
福岡出身の25歳、ブラックミュージックはじめ様々な音楽の影響を受け、その類まれなる才能を知らしめる音楽だけにとどまらず映像、デザイン、さらにモデルとしても執筆活動などでも注目を浴びる新世代アーティストを代表する一人です。

そんな向井さん、爽やかな笑顔で登場。
自信の音楽について熱く、理路整然と説明する姿と、ふっとその間に魅せる自然な表情がとても魅力的な方でした。

この回をradikoタイムフリーでもう一度聴く!→http://bit.ly/MUKAI_onair
(radikoタイムフリー、放送後1週間に限り放送エリア内(無料)とプレミアム会員の方が聞くことができます)


今日のドライビングミュージックとしてセレクトしてくれたのは「11月にロサンゼルスで PV の撮影に行ったんですけど、その時に車の中でずっとドライブしながらずっと聞いていた」というMarc E.Bassy feat.Kehlaniの「Made Love First」。

常日頃から新しい音楽のチェックは欠かさないという向井さん。

「最近は裏方のクリエイターからシンガーとして出て来る方も多くて、しかもみんなめっちゃくちゃ歌がうまい」この曲もそう。向井さんと同じくマルチな才能に共感するところも多いようです。

そんな向井さんの先月29日に発売された1stアルバム『BLUE』。
『空 feat. SALU』も含む待望のアルバムです。

タイトルの『BLUE』について、
「青い炎を表現してます。青い炎ってすごく静かなんですけど、実は赤く燃える炎より温度が高い。今の時代って流れが早くてすぐに消化されちゃいがちですが、青い炎のように芯が通って簡単な風とかじゃ消えない、そんなアーティストになりたい っていう願いが込められているんです 」

アルバムは、オルタナティブなR&Bにクラブミュージック、ファンク、ソウル、レゲエといった向井さんのバラエティ豊かな音楽性を存分に発揮するだけでなく、yahyel、starRo、SALU、BACHLOGIC、Kan Sano、mabauna、LuckyTapes の高橋海といった同世代や向井太一が共振する才能が集結しているのにも注目です。

それだけでありません。このアルバムに添えられているブックレット。

向井太一さんのこだわりのビジュアルや紙の質までこだわりにこだわっていて見逃せません。

ジャケットも含めてアートワークはアートディレクターの高橋理、撮影はサン・ホン・リーといった布陣ですが、とりわけ印象的なのは「BLUE」の文字。

ブックレットも含めてタイポグラフィアーティストの内田洋一朗さんが手がけています。

実は薬院のランの店 PLACERWORKSHOPのオーナーでもある内田さんは特に向井さんの熱望で起用されたそうです。

「もともと好きで色々お願いしていたんですけど、今回はどうしてもお願いしたくて」

そんな風にこだわり抜いた結果「出来上がった時は嬉しくてちょっと泣きました」と笑ってお話する向井さん。

「アートワークまで全部口を出すタイプで僕のわがままがギュッと詰まっています」

そんなアルバムの中から向井太一さんがピックアップしてくれた一曲は「FREER」。

Galaxy Note8の CMソングでもおなじみのこの楽曲、アグレッシブでアガるトラックにちょっと男っぽい向井さんのボーカルが光るナンバーです。

「最初CM ソングを歌う候補に上がってるって話を聞いた時点で『もう曲を作っても出しちゃえ』って、CMサイズのサビだけ作って当日歌詞とメロディを乗せて出しちゃえって」

で、起用が決定したそうですが、そこからが大変。

「サビだけしかなかったので、そこから一週間ぐらいしか製作期間がなくって一気に作っちゃいましたね。ホントにこれは大変でした」と苦笑い。

また、今回は全編英語詩でこちらも大変だったそうです。

「スポンサーさんの要望も受け入れつつ、全編英語詩なんで、まず日本語で歌詞を書いてネイティブのシンガーソングライターと共同作業で英語詩をつくりあげたんです。

レコーディングもほんとに苦労して、僕、割合レコーディング早くて大体1時間位で終わるんですけど、英語の発音を確認して矯正しつつで結局6、7時間歌い通しでした。終わった頃にはもうぼろぼろ(笑)」

その苦労のかいあって、とってもカッコイイ仕上がりになったこの曲、

「アルバム全体でこの曲だけ歌唱法も違うしライブ感もあって、今(自分自身の音楽を)生音にシフトしたいと思ってる部分が一番強い曲かもしれませんね」

現在1月13日(土)に大阪心斎橋VARON、1月19日(金)に、東京shibuya WWWでの『向井太一 "BLUE" TOUR 2018』が発表されていますが、実は福岡でも。

向井太一 FM FUKUOKA パワープレイ 『BLUE』 リリース記念 トーク&ライブ
12月14日(木) 『DRUM Be-1』 19:00開演(応募は締め切りました)

「やっと福岡に帰ってきてライブができるということで僕もすごく楽しみにしています。一緒に楽しんでいただけると嬉しいです 」

本当にやっと福岡でのライブができると無邪気な笑顔を見せる向井さん。

各方面から熱い視線を浴びる今大注目の才能。そんなこちらの思い込みと裏腹に、その瞬間はとっても自然体で25歳のお兄さんでしたね。

これからさらに活躍すること間違い無しの向井太一さん、これからも応援していきたいですね。

MUKAI TAICHI WEB PAGE (外部リンク)


次週12月16日はオリジナルラブ をお迎えします。どうぞお楽しみに。

毎回、素敵なゲストをお迎えして、その音世界を紐解いていくプログラム「SOUND PUREDIO presents 音解(おととき)」 。今週のお相手は香月千鶴です。

今日のゲストはポルカドットスティングレイから雫さんです。

福岡を拠点に何かを企むギターロックバンド。
音楽にとどまらずビジュアル、映像、ステージ、ファッションそしてSNSを活用してファンを取り込んでいく数々の企画などありとあらゆる手法で話題を呼んでファンを拡大してきた4人組です。

そしてこの11月についにメジャー1stアルバム『全知全能』を発売しました。

この回をradikoタイムフリーでもう一度聴く!→http://bit.ly/POLKA_onair
(radikoタイムフリー、放送後1週間に限り放送エリア内(無料)とプレミアム会員の方が聞くことができます)

今日お迎えしたのはその顔でもある雫さん。
全曲の作詞作曲を手がけるだけでなくイラストはじめすべてのビジュアル、MVの制作、グッズのデザインまですべてを手がけて、ポルカドットスティングレイの高いセルフプロデュース能力の多くは雫さんの手になるものです。

そんな雫さんが選んだドライビングミュージックは宇多田ヒカルの「traveling」。

子供の頃からファンだった宇多田ヒカルさんの楽曲の中でもこの曲のMVでのカラフルで華麗なビジュアルが大好き。いずれこんな映像を作ってみたいという雫さん。

いかにもポルカらしいお話からスタートしました。

そんなポルカドッドスティングレイの11月8日のニューアルバム、そしてメジャーデビューアルバムは「全知全能」です。

新曲はもちろん、今までの人気曲も新たにリレコーディングし、パワーアップした形で収録。さらにクリープハイプの長谷川カオナシ、キーボディストの高野勲、さらにヤバイTシャツ屋さんまでをゲストに迎えた一枚です。

それにしてもポルカのアルバムはいつもタイトルが印象的です。

「毎回、パンチのある言葉を選んでくるんですが、前作(ミニアルバム)が『大正義』で今回すぐフルアルバムだからこのタイトルしか無いと」と笑う雫さんです。

「日頃からパンチのあることばはないかなと意識していて集めるようにしています」

そのタイトルに導かれるように、あまりにもバラエティに飛んだ14曲。
そしてその振れ幅の広い楽曲それぞれに全く違う声のキャラクターで表現する雫さんのボーカルにも驚かされます。

「ウチらは『なんでもやるバンド』っていうコンセプトなんで、メンバーそれぞれのいろんな引き出しから出てきた楽曲がぶち壊しにならないように、それぞれに合わせて練習するんです」

「なんでもやる」は「なんでもできる」と言い切ること。
すなわち「全知全能」で、そう言い切って自分たちのやりたいことはもとより、周囲の期待や要望にも自分たちのできるポテンシャル100%以上で応えていこうという強い意志が感じられますね。

雫さんが自らピックアップしてくれたのはそのアルバムの中から「レム」。

あの「ヨーグリーナ&サントリー天然水」とのタイアップ曲です。
単なる曲提供にとどまらず、もとよりあったナンバーが最終的に完成に至るまでの変化はいかにもポルカらしさを垣間見ることができます。

タイトルの「レム」は、
「レム睡眠からなんです。もともとの歌詞は21世紀の便利になった時代、自分が動かなくても欲しいものが手に入る、周りの状況を動かすことができるって言うような歌詞で、それが眠っていても眼球が目まぐるしく動いているレム睡眠に例えた...んですが今回のお話もあって、それから4回すっかり歌詞が変わってしまって」と笑います。

メロディもヨーグリーナに合わせて作り込んで、その瑞々しさをより効果的に表現するために、この曲ではクリープハイプの長谷川カオナシのバイオリンをフィーチャーしています。

さらにMVもヨーグリーナとコラボ。
シナリオやコンセプトも雫さんの手になるものです。

砂丘にヨーグリーナを置いて「清涼感!」だそう。
荒涼とした砂丘のロケも大変そうでしたが、実際はちいなら砂丘ですぐ近くに工事現場や木が映り込むのでそれはそれで大変だった。

なんて苦労話も聞かせてくれました。

ポルカドッドスティングレイにとって、一つの楽曲は様々な要素や表現方法に渡るのがよくわかるお話。

さて、そんな強力なアルバムを携えての来年2月から『ポルカドットスティングレイ 2018 TOUR 全知全能』をスタート。こちらも楽しみです。

ここ福岡では、3月16日(金)に、『福岡 DRUM LOGOS』でライブを行います。

「ポルカドットスティングレイ 2018 TOUR 全知全能」

3月16日(金)    ポルフェス23 福岡 DRUM LOGOS
18:00開場 / 19:00開演
※詳しくは
公式ページ- ポルカドットスティングレイ Official HP!! (外部リンク)

「ウチのチケットは最近はほんとに取りにくかったりしていた状態だったので、今回は(会場の規模も)大規模なツアーなんで嬉しいです。初めてみた人でも全力で盛り上がれるライブにしたいと思ってます」

ハードルグッとあげちゃいましたね?
「あ。がんばんないとっ(笑)」

ひとつひとつの言葉に前向きで強い決意にあふれている雫さん、時折見せるチャーミングな笑顔に心掴まれた私達でした。

そんな雫さんから皆さんに一言。

「我々ポルカドットスティングレイはメジャーデビューほやほやなんですけれども、(ファンの皆さんは心配して)メジャーデビューしたら変わっちゃうんじゃないの?とかそういう声も聞くんです。でもそんな心配はいらないです!我々は皆さんのことだけを考えて活動しているので。これからも最高のクリエイティブをお届けして参ろうと思います。よろしくお願いします! 」

 

次週12月9日は向井太一をお迎えします。どうぞお楽しみに。

毎回、素敵なゲストをお迎えして、その音世界を紐解いていくプログラム「SOUND PUREDIO presents 音解(おととき)」 。今週のお相手は香月千鶴です。

今日のゲストはフラワーカンパニーズから鈴木圭介さん、グレートマエカワさんです。

1989年4月に鈴木圭介、グレートマエカワ、竹安堅一、ミスター小西の中高の同級生の4人により名古屋で結成されて結成28年、一度もメンバーチェンジもなく一度も活動の休止もなくツアー車で全国を移動しながらただひたすらにロックンロールを鳴らし続けて音楽ファンの支持とリスペクトを集めるみなさん。

大人らしく物腰柔らかくリラックスした様子で登場したお二人に、今日はグレートロックンロールグループの音楽と日常についてお話を伺いましたよ。

この回をradikoタイムフリーでもう一度聴く!→ http://bit.ly/FLOWER_onair
(radikoタイムフリー、放送後1週間に限り放送エリア内(無料)とプレミアム会員の方が聞くことができます)

フラワーカンパニーズは9月に16枚目のNEWアルバム『ROLL ON 48』をリリース! 新たに設立した自身のレーベル「チキン・スキン・レコード」の第一弾となる本作。

ここ数作とはまた違い、心機一転リアルに、ストレートに。あか?いても、もか?いても更なる未来へ転か?り続け、希望を繋き?続けるフラカンの世界観を余すことなく詰め込んた?アルバムです。

タイトルの『ROLL ON 48』 は今年で全員48歳。

「中学高校の同級生が集まって結成して、人生の殆どを一緒に過ごしてますからね」
と笑います。

その48歳の4人が転がり続けるから『ROLL ON 48』。

「上がることばかりじゃないですよね。転がり落ちることもありますからね」
「落ちることを恐れちゃだめなんですね。むしろ下り坂がチャンス。」
「名言出ました(笑)」

今回は自身のレーベルでプロデューサーもディレクターも立てず4人だけで、今の自分たちをそのままアルバムに封じ込めた印象です。

そんな今回のアルバムを象徴するナンバーとして、お二人自らピックアップした一曲がアルバム冒頭を飾る「ハイエース」。

代表曲の『深夜高速』や『感情七号線』 など車や移動についてのタイトルの曲が多いフラカンですが、「ハイエース」はそんなフラカンの新しい代表曲になりそうな名曲です。

「ツアーの歌はあるけど車内の歌はなかったんで、 素のままぶちまけたかんじですね」

今もツアーの殆どはメンバー全員でハイエースに乗って移動しているそう。

「ツアー車は2008年に新車で買ってハイエースで44万キロ。地球10周くらいもう走ってて、移動こそが日常ですから(笑)フラカンの一番長い時間をどう過ごしてるかわからないと思うんですが、それを歌にしました」

「これってどんな職業でも置き換えることができると思う。まさにワーク・ソングです」

ちなみにそんな車内の「日常」は?、歌詞から垣間見ることができます。

『車内には古いハードロックが流れ 浮ついた話し声も聞こえない 』
「運転手と助手席は喋るけど、後ろは無言です。10時間一言もしゃべらないこともある」

『床には雑誌と古いビラが散乱して インクと湿布と老いた動物の匂い 』
「加齢臭ですね(笑)」

そんな日々と移動の繰り返し。
だけど、そんな日常が大事。一つ終わってまた次の現場で頑張ろうと思う。

そんななにげない日常とルーティーンを積み重ねていく愛おしさ、大切さも感じるナンバーですね。

ちなみに発売前から、この曲の歌詞の全文を掲載したポスターが全国のライブハウス等に貼られ、それを見た人たちの間で話題となりSNSで画像が拡散されたりもして大きな話題となりました。鈴木圭介さんのストレートな心情を吐き出した歌詞が、多くの人のハートを掴んだということですね。

そんな「ハイエース」はじめ、連続ドラマ「浅田次郎 プリズンホテル」の主題歌「ピースフル」、映画『リングサイド・ストーリー』(10/14公開)挿入歌「キャンバス」 など酸いも甘いも噛み分けてその上で原点に帰ったような新鮮なアルバムです。

お二人もアルバムの出来には大満足のよう。

そんな自信のアルバムを携えてのツアーも福岡では年明け早々に行われます。

フラワーカンパニーズ・ワンマンツアー「ROLL ON 48」

1月21日(日)福岡@Live House CB
Open 17:00/Start 17:30
1月20日(土)熊本 『Django』

詳しくは公式ページをご確認ください。
フラワーカンパニーズ | OFFICIAL WEBSITE(外部リンク)

「ツアーも後半の方なんで、体に染み付いてるしすごくいいパフォーマンス になってると思います」

こちらも楽しみです。

終始、リラックスした様子で思わず笑ってしまうような楽しいお話をたくさん聞かせていただいた今回の音解。お互いにお互いの発言を絶妙のタイミングでフォローし合ったりして、短い時間の間でも人生の多くを一緒に過ごしてきた歴史を垣間見ることもできたような気もしますね。

またスタジオでお待ちしています。ありがとうございました。

 

次週12月2日はポルカドットスティングレイをお迎えします。どうぞお楽しみに。