番組紹介

放送時間: (土) 11:30-11:55
出演者:

こはまもとこ(FM福岡)
香月千鶴(FM福岡)
ちん(ラジゴン水・木担当)

提供:サウンドピュアディオ

毎週多彩なゲスト(ミュージシャン/映画監督/俳優/文化人 etc.)を迎えて、音楽トークを中心に展開する25分番組。「音」を「楽しむ」と書く「音楽」をゲストと一緒に紐解くことで、より深く、広く、音を楽しむことができるハズ。そんな音楽にまつわる私たちの知的好奇心を刺激する番組です。
メールのあて先は、 oto@fmfukuoka.jp まで。

SOUND PUREDIO presents 音解 これからの放送予定

  • 投稿日:
  • by

7月22日 SINSKE
7月29日 GRAY
7月29日 GRAY
8月 5日LOVE PSYCHEDELICO(予定)

☆この後も続々注目のアーティストが登場。これからもどうぞご期待くださいね!

#SINSKE この回をもう一度聴く!→ http://bit.ly/SINSKE
(radikoタイムフリー、放送後1週間に限り放送エリア内(無料)とプレミアム会員の方が聞くことができます)

毎回、素敵なゲストをお迎えして、その音世界を紐解いていくプログラム「SOUND PUREDIO presents 音解(おととき)」 。今週のお相手は香月千鶴です。

今回お迎えしたゲストは先週にひきつづき、マリンバ奏者のSINSKEさん。

今回スタジオも2週目ということで、かなーりリラックス。
ドライブミュージックとしてご自身のアルバムから選んでいただいた、エレクトリックとの融合がクールな「Night Birds(シャカタクのカバー)」を聞きながら「我ながら楽曲が若いなあと思いますねえ」なんて言いながらほころぶような笑顔です。


今回の音解はSINSKEさんの音世界をさらに深く紐解くべく音楽家としてのルーツに迫ってみました。

SINSKEさん自身が選んでくれたルーツ・ミュージックはご自身の作品ですが、安倍圭子さん作曲の「道」。 (写真は収録アルバム「Moon De+light U」)

国内のみならず世界的に著名なマリンバ奏者。作曲家でもあり「独奏楽器」としてのマリンバの発展と地位を確立すべく挑戦を続け開拓してきたマリンビストです。そしてSINSKEさんの師でもあるんですね。

安倍さんと出会う少し前、当時のSINSKEさんは実は、音大時代までは一貫して打楽器奏者として、将来はオーケストラでの打楽器の道をなんとなく考えていたそう。その一方で、自分がオーケストラの中の一員として打楽器奏者として生きていくことが自分にとって正しい道かどうか漠然とした不安も感じていたそうです。

そんな時に出会ったのが安倍圭子さんのソロコンサート。マリンバを自由自在に駆使しつつ会場の空気さえも吸収しながら物語を紡ぐような安倍さんの演奏に衝撃を受けたそうです。

「自分もこの楽器を弾いていこう」
そう決意したSINSKEさんは、なんと翌日には別の科の教授である安倍さんに教えを請うたのだそう。

そこからマリンバ人生がスタートしたのですねえ。
まさにルーツは安部先生。

「もしここで安部先生のコンサートに出会わなければ今頃は音楽をやっていなかったかも」
今まで歩んできた人生の舵を大きく切るほどにその出会いは鮮烈なものだったのですね。

そして、そんな安部先生から受け継いだ自由なクリエイティビティは今もSINSKEさんの活動の原点にあるそうです。

ゆらぎや間合いを大切に、常に動くこと、「テンポ」からさえ自由な音の会話。
そして常に「独奏楽器」としてのマリンバの可能性を大きく広げ続けること。

アグレッシブでクリエイティビティに満ちたスリリングなSINSKEさんのライブ、観たくなりますよねえ。

『音楽の世界旅行にお連れします』というコンセプトのシリーズ公演『MUSIC*TRAVELERS』。
東京で12ヶ月連続で開催された人気シリーズ公演を福岡では4回のシリーズとして公演。

今回福岡で行われるのはそのラストを飾る『総集編 - Final Destination -』です。

「MUSIC*TRAVELERS」 総集編 -Final Destination-

2017年 10月 29日(日)開場 14:30 開演 15:00
電気ビル・みらいホール

出演はこのシリーズ通して共演してきた SINSKE さんにピアノの広田圭美さん。さらにゲストとしてオカリナ、ケーナの 和田名保子さん、パーカッションのSakuraさんもお迎えしてフィナーレを飾ります。

ちなみにSINSKEさんいわく「楽器は構造が大事。マリンバもオカリナもケーナも楽器の構造自体はどれもシンプルなので楽器としての相性はとてもいいんですよ」とのこと。そのアンサンブルもぜひ生で確認してみたいところですね。


2週に渡ってじっくりお送りしたSINSKEさんの音解。いかがだったでしょうか。

知ってるようで知らないマリンバの世界。
そして、今日もその新たな表現の世界を広げるべく挑戦し続けるSINSKEさんのマリンバに掛ける情熱。

そんな音世界を始終にこやかに、時に情熱的に教えてくれたSINSKEさん、本当にありがとうございました。

やっと肩の荷がおりたようにホッと一息ついて、またにこやかにスタジオを後にしたSINSKEさんでした。

SINSKE OFFICIAL WEB SITE (外部リンク)


次回7月29日は、GRAYを迎えしてお送りします。どうぞお楽しみに。


#SINSKE この回をもう一度聴く!
(radikoタイムフリー、放送後1週間に限り放送エリア内(無料)とプレミアム会員の方が聞くことができます)

毎回、素敵なゲストをお迎えして、その音世界を紐解いていくプログラム「SOUND PUREDIO presents 音解(おととき)」 。今週のお相手は香月千鶴です。

 

今週お迎えするのはSINSKEさん。

ベルギーに留学しブリュッセル、アントワープ両王立音楽院を首席で卒業。以降世界各地の数々のコンクールでの受賞、オーケストラとの競演を経て現在も5オクターブのマリンバを自在に操り、唯一無二の世界観でメロディを奏でるマリンバ奏者です。

その留学中に望郷の念にかられつつ平井堅さんを聞いていた、なんてお話を低めのよく通る声で穏やかに話してくれるSINSKEさんですが、肩肘張らないユーモアや懐の深さとともに隅々から誠実さや生真面目さも感じられる素敵な方です。

現在は自身も世界各地を旅し、聞き手にも旅を体験させる「MUSIC*TRAVELERS」というシリーズ公演を行っています。

福岡では4回シリーズの最終回となる「総集編 -Final Destination-」が間もなく行われます。

「MUSIC*TRAVELERS」 総集編 -Final Destination-

2017年 10月 29日(日)
開場 14:30 開演 15:00
電気ビル・みらいホール

 

「マリンバのルーツを追いながら、アフリカ、南米からスタートし世界を旅してきた今回は総集編、盛大に行きますよ」

とのこと。マリンバの可能性を常に切り開くSINSKEさんの音楽の世界旅行、その集大成です。
見逃せませんね。

さて、今回その音世界を紐解くべく、SINSKEさんが自らピックアップしてくれた一曲は、そのツアータイトルでもあり現在好評発売中のアルバム「MUSIC*TRAVELERS」からタイトル曲「MUSIC*TRAVELERS」です。

 

「旅」をテーマに出発前のワクワク感から、旅の終わりの充足感と一抹の寂しさまでの壮大な物語をぎゅーっと一曲に凝縮したこの曲。静かに期待感を高めていくスタートから、開放されたように心弾む旅の過程、そしてまた余韻とともに静かに現実へと戻っていくという一連の流れが完璧に計算しつくされたように思えます。

ところが驚いたことにこの曲、一旦レコーディングまで進んでいたものを、改めてエンディングのパートだった部分を最初にもってきて切り貼りしてみた結果なんだそう。

結果、導入から徐々に高まるエモーショナルな展開から最後に絵本をパタンと閉じるようなエンディングに。突然降ってきたアイディアに「これだ!」と確信したんだそうですよ。

まさに音楽の不思議。ですね。

今回は それぞれのパートをみなさんと一緒に聞きながらSINSKEさんが丁寧に解説してくれました。SINSKEさんの解説、とても的確でわかりやすくてなにより楽曲への愛情がひしひし感じられる贅沢な時間でした。みなさんもタイムフリーでぜひ聞いてみてくださいね。

SINSKEさんの音世界はまだまだ底が深そう。

次週もひきつづきお迎えしてさらにその音世界を紐解いてもらいましょう。

 

SINSKE OFFICIAL WEB SITE (外部リンク)

 

次回7月22日は、ひきつづき SINSKE さんをお迎えしてお送りします。どうぞお楽しみに。

7月8日のゲストは、夜の本気ダンス です。

  • 投稿日:
  • by

#夜の本気ダンス この回をもう一度聴く!
(radikoタイムフリー、放送後1週間に限り放送エリア内(無料)とプレミアム会員の方が聞くことができます)

毎回、素敵なゲストをお迎えして、その音世界を紐解いていくプログラム「SOUND PUREDIO presents 音解(おととき)」 。今週のお相手はちん。です。

今週のゲストは「夜の本気ダンス」からギター/ボーカルの米田貴紀さん、ドラムスの鈴鹿秋斗さん。
バンド名の通りロックでみんなを躍らせる今注目の京都発のロックバンドです。

4月に発売された「SHINY E.P.」と全国ツアー、フェスに加えてニューシングルの発売も控えているという大忙しの皆さん。

8月9日発売の「TAKE MY HAND」は7月からのフジテレビ系木曜ドラマ「セシルのもくろみ」のテーマソングを含む強力盤。

「ポップな『SHINY』とは真逆の、衝動的で研ぎ澄まされたナンバーになってます」
と、手応えも十分のようです。 

そんなお二人が、自らピックアップしてくれた1曲は、発売中のSHINY E.P.」から「SHINY」。
お二人自らその楽曲の秘密について解説してくれました。

テレビアニメ「境界のRINNE」のテーマソングでもあるこの曲。バンド史上最もポップなナンバーです。

「初めてのアニソンでもあるので自分たちの音楽の中でも一番ポップな部分を意識しながら、間口の広い踊れるナンバーを意識した」と語る米田さん。

どんな楽曲でも「踊る」ことが基本でブレることのない夜ダンの音楽、とりわけリズム、テンポに関してはかなりのこだわりがあるようです。

この「SHINY」でのポイントは「エイトビート」。
ロックの王道中の王道のリズムが8ビート。

あらゆるビートを取り組みつつ、常にグルーヴィーな音楽を作り続ける夜の本気ダンス、意外とこの王道の8ビートのナンバーは多くありません。

「(ロックのど真ん中である)エイトビートは以前からキチンと取り組みたいなと思っていて」その上で「エイトビートにも色々ありますから」。

今回はなかでも思わず体を動かしたくなる「ハネるエイトビート」にチャレンジ。

はて、「ハネるエイトビート」とは?

曰く「リズムはエイトビートだけど16ビートを感じつつ演奏するというか」
大雑把にいうとファンク、ディスコ、テクノなどダンスミュージックで使われることも多い疾走感やノリのあるビートが16ビート。

そのあたりはリズムの要、鈴鹿さんが補足してくれました。

「(パッと聞けばエイトビートそのものに聞こえるけれど)単純なリズムの繰り返しではなく、曲の前半後半、部分部分でも基本のビートの中に細かく変化をつけることで加速感を出したり、よりダンサブルに仕上げていったんです」

「もとよりロックは踊れるもの」と強く言い切る夜の本気ダンス、この親しみやすく爽やかで疾走感あふれるナンバーにも踊らせる仕掛けに腐心していることがよーくわかりますね。


そんな夜の本気ダンスの音楽を一番楽しめるのはやっぱり生。

福岡でのライブは先日終わったばかりですが、山口の「WILD BUNCH FEST」の20日分で登場予定です。ぜひ一度、体験してみたいですねえ。

"WILD BUNCH FEST. 2017"

8月19日(土)20日(日) (夜の本気ダンスは20日の出演です)
山口きらら博記念公園

WILD BUNCH FEST. 2017 ワイルドバンチフェス (外部リンク)

スタジオでは静の米田さん、陽の鈴鹿さんといった感じで見事なコンビネーション。
「こうやって分析しながら曲作ってるわけじゃないので、自分でも面白いです」なんて言いながら、しっかり音世界をひも解いてくれました。

でも、一人一番ハシャでいるのはちん。だったりして、今となってはちょっとお恥ずかしいです。単なるミーハーですねえ、はい。

番組終了後もしばらく音楽の話は続きました。とさ。

夜の本気ダンス 公式サイト (外部リンク)

次回7月15日は、SINSKE さんをお迎えしてお送りします。どうぞお楽しみに。

#サラオレイン この回をもう一度聴く!
(radikoタイムフリー、放送後1週間に限り放送エリア内(無料)とプレミアム会員の方が聞くことができます)

毎回、素敵なゲストをお迎えして、その音世界を紐解いていくプログラム「SOUND PUREDIO presents 音解(おととき)」 。今週のお相手もちん。ですね。

先週に引き続きゲストはサラ・オレインさん。

ただいま発売中の最新アルバム「ANIMA」収録の「Fnatasy on ice」をバックにいきなり笑顔で「盛上っとっとー?」と 軽やかにジャブ。今回も楽しいお話が期待できそう。

今回は特にサラさんの音世界、その源流となるルーツについてのお話をたっぷりお伺いしました。

オーストラリア・シドニーで生まれ、初めてヴァイオリンをはじめたのは5歳。その後後歌唱の分野でもメキメキと才能を開花したこともあり、音楽家でもあるお母さんから音楽中心の愛情深くも厳しい生活を送っていたそうです。

自転車に乗れないのもそのせい。

どんなお母さんなんですか?
「うるさい母ちゃん?」とカラカラ笑うサラさん。

だからシドニー大学で言語学および音楽を専攻して優秀な成績で、東京大学の留学生として来日して親の目から解放されての毎日は本当に楽しかったそう。

それ以降の音楽の世界にとどまらない幅広い活動はみなさんご存じのとおりです。

さて、そんなサラさんに選んだもらった「ルーツミュージック」はドヴォルザークの「 Songs My Mother Taught Me 」。日本では「我が母の教えたまいし歌」としてだれもが聞いたことがあるであろう名曲です。

「自分のルーツとなればやっぱりヴァイオリンそしてクラシック」

弱冠20歳でベルリン・フィル、コンサートマスターに就任した著名ヴァイオリニスト シモン・ゴールドベルクの一番弟子ペリー・ハートに見出されて長年師事したサラさん。

ペリー・ハートさんはサラさんにとって音楽の母であり、この曲はとりわけ大事な一曲です。

スタジオでもこの曲が流れている間、サラさんはときおりスッとしばらく目を閉じました。
一番大事な曲にどんな想いが交錯するのでしょうね。

そんなルーツについてお話していただいた今回。最後にそんな音楽への思いとこれからについて語っていただきました。

クラシックに人生を与えられ、素晴らしい名曲によって育てられたともいえるアーティスト、サラオレインは、これからのご自身の活動を通して「クラシックのすばらしさを広めていきたいです」そして、本来は長い歴史の中で様々な形を経て進化して来たこの音楽を「自分なりの新しいクラシックを作ってければ」。柔らかな口調ではありますが、そこには強い信念を感じられて胸をうたれました。

今回はサラオレインさんの音世界について2週に渡って皆さんとひも解いていきました。
美しく、時に激しく華麗なサラオレインの音楽の秘密とともに、とてもチャーミングで楽しいサラさん自身の魅力もお伝えできたでしょうか。

そういえば、真摯に音楽と格闘するサラさんの姿が見えるようで個人的にとても印象的だったエピソードをひとつ。

アルバム「ANIMA」の中でも一番苦労した「Animus 」。

心理学の言葉であるこのタイトル。女性の中に内在する男性。そんな激しさを表現すべく取り組んだものの自分の満足する音楽が少しも出てこない。締め切り直前でかなり追い詰められていたんだとか。

そんな時に、突然サラさんの頭にフーっとあるフレーズが空から降りてくるように浮かんで、そこから火が付いたように一曲書き上げちゃったんだそうです。音楽家ならではの奇跡の一瞬。

本当にそんな事ってあるですねえ?
「たまーにね?」

そう言って、また笑うサラさんでした。

Sarah Àlainn | サラ・オレイン WEB (外部リンク)

次回7月8日は、夜の本気ダンスをお迎えしてお送りします。どうぞお楽しみに。




#サラオレイン この回をもう一度聴く!
(radikoタイムフリー、放送後1週間に限り放送エリア内(無料)とプレミアム会員の方が聞くことができます)

毎回、素敵なゲストをお迎えして、その音世界を紐解いていくプログラム「SOUND PUREDIO presents 音解(おととき)」 。今週のお相手はちん。ですよ。

今回お迎えしたゲストはサラ・オレインさんです。

オーストラリア出身、5歳よりヴァイオリン、その後歌もはじめ才能を開花、3オクターブを超える声域と絶対音感、透明感あふれる類まれな歌声に磨きをかけ、シドニー大学に入学。言語学および音楽を専攻。

そして、世界で優秀な25名の学生が選ばれる東京大学留学生としてオーストラリアを代表して同大学教養学部に留学。

その後はみなさん御存知の通りテレビで圧倒的な歌声で評判となり、現在では世界を癒す1/fのゆらぎの美声シンガー、ソングライター、ヴァイオリニストにMC、コメンテーター、翻訳家...ともう才能の塊のようなサラさん。

もちろんこの透き通るような美貌もね。

 

ところがスタジオに入ってきたサラさんはフランクそのもの。この日はちょっと体調がすぐれないようでしたが、大きなマスクをさっとはずして「こんにちわ~」とニッコリ。

番組中もドライブミュージック(David Guetta featuring Siaの「Titanium」 )を紹介しながら「でも私、免許もないし自転車も乗れないんですけどね。アハハ」なんて始終楽しくすすんでいきました。

ちなみに子供の頃からアーティストとして厳しく育てられたので、怪我しそうなことは一切禁止だったんだそうですよ。

 

さて、そんなサラさんが自らピックアップした一曲は自身の最新アルバム「ANIMA」から「Hallelujah」。

世界中のアーティストがリスペクトしてやまない、詩人にして小説家、シンガーソングライターのレナード・コーエンの名曲中の名曲のカバー。もちろん古今東西の名だたるアーティストによってカバーもされています。

バンクーバーオリンピックの開幕式でk.d. langが見事に歌い上げていたのも個人的には思い出されます。

もちろん、サラさんにとっても思い入れが深く収録を長年暖めいた曲だそう。

もともとの英語詩が比喩表現が多く難解でサラさんいわく「暗いっていわれがちだけど」(ちなみに歌詞カードの対訳もサラさん自らの手になるもの)。ですが、それは決して希望のない暗闇ではなく「全てのものに穴がある。だから光が入ってくる」という一節や、その上での人間讃歌が大好きだと話してくれました。

この大切な一曲を完璧に表現するには自分のいつもの(透明感のある)声ではだめだと感じたサラさん。

あえて寝起きのまま声を整えず、スタジオを真っ暗にして一発録りしたそう。

「もしかすれが足りなかったらウイスキーを飲んで潰そうかと思ってた」と笑うサラさんですが、なんておっかない。シルキーボイスを大切に。

改めてこの曲に耳を澄ませると、思い入れと情熱を込めた結果、いつもとは違うザラリとした感触の迫力に惹きつけられますね。そして人生の厳しさや切なさとその先にある一筋の光と静かに燃え立つような生命感に胸を打たれるんです。ぜひ聞いてみて。

声で表現するってことはこんなにも大変なことなんだと痛感しますね。

 

短い時間の中で、次々に興味深いお話が飛び出してくるサラさんとの音解。
今週はここまで。

また次回もお迎えしてさらにさらに、サラ・オレインの音世界を紐解いていきたいと思います。


Sarah Àlainn | サラ・オレイン WEB (外部リンク)

次回6月24日も、ひきつづきサラ・オレインさん をお迎えしてお送りします。どうぞお楽しみに。

#skooponsomebody この回をもう一度聴く!
(radikoタイムフリー、放送後1週間に限り放送エリア内(無料)とプレミアム会員の方が聞くことができます)

毎回、素敵なゲストをお迎えして、その音世界を紐解いていくプログラム「SOUND PUREDIO presents 音解(おととき)」 。今週のお相手は香月千鶴です。

今回お迎えしたゲストはSkoop On Somebodyのお二人です。


KO-ICHIROさんとTakeさん、スッと肩の力の抜けた大人の魅力を振りまきながら登場のお二人。とってもセクシー。写真を見ればおわかりの通り、香月お二人の間でニッコニコです。

今年2月にデビュー20周年を迎えたSkoop On Somebody。
2月にはJZ Brat Sound of Tokyoで7日間にわたるライブを行い、3月からはメンバー2人(+マネージャーさん)のみで、あまり訪れたこと無い場所を中心に全国20箇所24公演の「Coming 2 you」ツアーを行ったばかり。

その経験はとても感慨深かったようで、20周年を迎えるにあたって改めて「ありがとうしかない」と一言。

「体力的にも大丈夫かな?なんて思っていたんですけど、土地土地でのファンの皆さんがまたエネルギーをくれるんですね(Take)」

「自分たちの記念なんてちょっとこそばゆい。だけど今まで行けていない場所にライブに行ってファンの皆さんに会って本当に感慨深いです(KO-CHIRO)」

20周年を迎えてまた新たな決意を新たにしたお二人です。

  
そんなSkoop On Somebodyの20周年記念の5年半ぶりとなるシングルは5月24日に発売された「Every Kiss, Every Lies」。

このシングルなんといっても話題は、お二人が尊敬してやまない先輩、久保田利伸さんの提供曲です。

Skoopのお二人も様々なアーティストに楽曲を提供する側でもありますけど、久保田さんに曲をもらうときにはちょっと驚いたそう。

ポンと3曲のしっかり作り込まれたデモテープを渡されて「好きな曲選んでいいよ」。で、悩みに悩んで選んだ曲も「スキに遊んじゃって!」と言われたそうです。さすが久保田利伸さん、提供の仕方もファンキー。

「逆にプレッシャーですよね」とお二人苦笑い。

そんな共同作業を経て出来上がったのは久保田節全開でなおかつSkoop On Somebodyの真骨頂とも言える極上のミディアムバラード。見事なコラボレーションとなりました。

さらに番組ではこの最新シングルについてお二人が詳しく聞きどころを解説してくれました。

まずは「ブレスに耳を済ませて欲しい」とのこと。
「歌は声を出す前の息(ブレス)こそがパッションだと思っているので、ここに注目すると感じ方がまた変わってきますよ」

Takeさんからは「KO-ICHIROさんが久保田さんのデモにはなかった意外なドラムのフィル(オカズ)が入っているのを聞いて「キタ!」と手応えを感じたそう。

さらにふんだんに隠されたソウル・ミュージックへのオマージュ
ひとつだけ。The Isley Brothersの名曲「Summer Breeze」からの引用もあったりして、探してみてくださいね。

さらにレコーディングの仕上げ工程の一つミックスダウンのお話。
今回は特に「3D」の音作り を心がけているので、良い音の環境で少し大きめの音で聞けば、ボーカルを中心に取り囲むように配置されたそれぞれの音が際立ってくるんだそうですよ。

20周年にふさわしい聞き所満載の新曲。

「だけど、(Skoop On Somebodyの音楽は)KO-ICHIROが弾いてTakeが歌っちゃえば自然とこうなっちゃいますから。みなさんもあまり考えずに揺れて欲しいですね」

さて、そんなSkoop On Somebodyのライブ。
福岡でも間もなく。

「今回はフルバンドでよりファンキーにトロットロにとろけるようなステージにしますよ」と、意欲を語ってくれました。

こちらも楽しみ。

Skoop On Somebody 20th anniversary LIVE Vol.3

2017年7月2日(日)
イムズホール
Skoop On Somebody Official Website (外部リンク

落ち着いた雰囲気とすごーく心地よい空気の中でお話してくれたお二人。それでいて随所に茶目っ気たっぷりのやりとりもあって、音楽そのままにとっても素敵な時間をすごしちゃいました。

またSkoop On Somebodyの音楽、聴きたくなりますよね。

次回6月24日は、サラ・オレインさん をお迎えしてお送りします。どうぞお楽しみに。

この回をもう一度聴く!
(radikoタイムフリー、放送後1週間に限り放送エリア内(無料)とプレミアム会員の方が聞くことができます)

毎回、素敵なゲストをお迎えして、その音世界を紐解いていくプログラム「SOUND PUREDIO presents 音解(おととき)」 。今週のお相手は香月千鶴です。

今回お迎えしたゲストはandropからギター/ボーカルの内澤崇仁さん。

「あまり喋るのは得意ではないんですけど」

はにかんだ笑顔を見せつつも少し落ち着かない様子でスタジオに入った内澤さん。
当初は純粋に音楽だけを聞いてほしいと、プロフィールさえもあまり表に出さずとてもストイックな印象もあるandrop。内澤さんはやっぱりシャイな人なんだなあ。

と、思いきや。

いざ音楽の話となると、笑顔とともにほとばしる音楽への愛情と思い入れが溢れ出て饒舌に。
これもまた常に純粋に音楽へ向き合いたいandropというバンドのイメージそのものという気もしますね。

結局、音世界へのこだわりに満ちたとても楽しい放送になりました。

5月10日に発売されたニュー・シングルは「Prism」。

内澤さんいわく「この8年間の活動の中で、やっぱりいいことばかりではなかったんですね。だけど良いことも悪いことも経験してきたことすべてが結局音楽になっていて。そんな自分たちを一つの光が反射して幾重にも多様に分散、拡散するプリズムに例えた」のだそう。

一貫して描いてきた「光」や「希望」を様々な形で表現し続けたandrop。
前作「blue」で初めて闇を正面に見据えた上で、再びきらめくような音世界を表現し始めた「光のバンド」にふさわしいタイトルですね。

そして、さらに内澤さん自身がタイトルナンバーである「Prism」について詳しく解説してくれました。

何と言っても冒頭の切り込むような印象的なギター。
今回はイントロのフレーズを一音聴いただけで印象に残るような立体的な音にしたくて、実はギターの後ろにマンドリンやアコースティクギターの音を重ねているんだそう。

確かによーく聞くとうっすら入っているんですねえ。ちょっとビックリ。
私たちの気づかない部分にたっぷりとこだわりが詰まっているのです。

「自分たちがイメージする音に近いものにするためには、スタジオではマイクに始まり、エフェクターや細かな機材に至るまでどれをつかうかで全く違う印象になるので機材選びから大変です」

こだわり派の内澤さんならではのお話はまだ続きます。

「さらに録音してミックスダウンしてマスタリングという行程、CDをプレスする工場でも音は変わるので気を使いますね」

そこで今回はマスタリングエンジニアにはこれまで6度もグラミーに輝き、世界の歌姫アデルやビヨンセ、ディアンジェロ、宇多田ヒカルはじめ初期には数々のHipHop、R&Bの名盤の数々を手掛けた名匠Tom Coyne氏を起用。

「歌を大事にしたい」というテーマに大きく寄与しているようです。

最初の一音から最後までビッシリとこだわりに満ちている楽曲なのですね。  
ベストなリスニングポジション、車の中などで大音量で聞くとそんな細部のこだわりまで確認できるかも?  

そんなandropのライブは間もなく。

androp one-man live tour 2017 "angstrom 0.8 pm"

2017年7日(金)
福岡 DRUM LOGOS
Open18:00/Start19:00
androp WEB(外部リンク)


「僕らは福岡がほんとに大好きなので、何度でも来ることが出来るように精進していきたい」
と語る内澤さん。


2年前に初のライブハウスツアーを行って、ホールツアーとは異なる観客の距離の近さで音楽を共有する醍醐味を感じたという内澤さん。その後の経験と学んだことをもって、再び大切な楽曲と思い届けるライブにしたいと決意を語ってくれました。

「音楽のことなら結構喋れるんだなあと思いました」
と、最後に少しホッとした笑顔の内澤さん。

放送後も機材や音響の話がしばらく続いていましたよ。
本当に音楽がすべて、大好きで大好きで素晴らしくストイックな人なんだなあ、とちょっと微笑ましく思ったのはここだけのお話。

androp WEB(外部リンク)


次回6月17日は、skoop on somebody をお迎えしてお送りします。どうぞお楽しみに。


※クリックで拡大します。

この回をもう一度聴く!
(radikoタイムフリー、放送後1週間に限り放送エリア内(無料)とプレミアム会員の方が聞くことができます)

毎回、素敵なゲストをお迎えして、その音世界を紐解いていくプログラム「SOUND PUREDIO presents 音解(おととき)」 。今週のお相手は香月千鶴です。

今回お迎えしたゲストは先週に引き続き尺八奏者、藤原道山さん。

いよいよ近づいてきました7月7日(金)の藤原道山×SINSKEのコンサート。

藤原道山×SINSKE 「四季 -春夏秋冬-」

2017年07月07日(金)
開場:昼13:30 夜18:30/開演:昼14:00 夜19:00
お問い合わせ:ヨランダオフィス・チケットセンター(10時?18時)
TEL 0570-033-337

ヨランダオフィスWEB(外部リンク)

dozan1今日はやっぱりその相棒でもあるSINSKEさんとの出会いのお話から。

尺八とマリンバ、あまり接点のなさそうなお二人の初めての対面はなんとテレビの演歌番組の競演から。しかも演奏したのはSMAPの「世界で一つだけの花」。

そこで、当時お互いに常識を越えた表現の可能性を追い求めていた事もあって意気投合。

そこから少しづつコラボの可能性を探っていたのですが、初めての舞台はいきなりの人間国宝、狂言の野村万作氏のパーティー。

野村万作氏から尺八で「ラヴェルのボレロ」をリクエストされ、限られた条件の中でこのバレエ音楽を表現できる編成として、藤原道山×SINSKEのお披露目と相成ったわけですね。

不安と期待の入り混じった初めてのクラシックの尺八とマリンバの演奏は大評判。
以降、ありとあらゆるジャンルの音楽へチャレンジし、新たな表現の地平を切り開き続けています。

藤原道山×SINSKEとしては出会って10年、ツアーで全国を回って6年。
本当に出会いって運命だなあって思うエピソードですね。

もちろんSINSKEさんだけでなくソロや自身のグループ、そして今やあらゆる分野のアーティストやオーケストラとの競演などジャンルレスに広く世界でも活躍する藤原道山さん。


そんな道山さんが選んだ「ルーツ・ミュージック」はクラシックでした。
ラヴェル「弦楽四重奏ヘ長調」

ラヴェルが27歳の時に書かれた、古典的な形式を踏まえつつ瑞々しい和声と旋律で新風を吹き込んだ、まさに温故知新な楽曲との評価が高い名曲です。

音楽一家の育った道山少年は小学校時代からの実はラジオっ子。
FM雑誌片手にラジオから流れる未知の音楽に胸を高鳴らせていた頃に、ラジオ番組のテーマソングとして出会ったそうです。

そこから現代音楽などにも趣味は広がっていったそうですが、尺八の世界とは随分違うような。

ところがご存知のように、あらゆるジャンルの音楽家との共演する現在の活動はこの時代からつち使われたものとも言えそうです。

一例として道山さんはウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のコンサートマスターであり、後に競演アルバムも発表することになるフォルクハルト・シュトイデとの出会いとコラボレーションの際にも、その知識や得たものが大いに役だったといいます。

そんな道山さんに「これから共演したい楽器はありますか?」と尋ねると「(楽器の種類より)演奏する人ですね」とハッキリ。尺八など伝統の音楽のみならずあらゆる音楽に造詣が深く愛好する道山さんにとって、音楽や楽器にボーダーはなく、ただそれを表現する人との刺激的な出会いと融合を大切にしているんですね。

2週に渡ってお届けしました藤原道山さんとの音解。

最初から最後までにこやかにおだやかに、いつも周囲への気遣いを忘れない道山さん。一方で音楽の話になると、キラキラした目でその楽しさを伝える姿は常に新たな世界への挑戦を楽しんでいるチャレンジャーそのもの。そんな2つの顔がとても印象的でした。


来週6月10日は、andropの内澤崇仁さんを迎えしてお送りします。どうぞお楽しみに。

5月20日のゲストは 藤原道山 さんです。

  • 投稿日:
  • by

この回をもう一度聴く!
(radikoタイムフリー、放送後1週間に限り放送エリア内(無料)とプレミアム会員の方が聞くことができます)

毎回、素敵なゲストをお迎えして、その音世界を紐解いていくプログラム「SOUND PUREDIO presents 音解(おととき)」 。今週のお相手は香月千鶴です。

今回お迎えしたゲストは尺八奏者、藤原道山さん。

10歳より尺八を始め、人間国宝 故初代 山本邦山さんに師事。以降現在に至るまで数々の受賞歴と演奏歴を重ねて古来の伝統を継承しつつ、一方で日本国内のみならず海外でもオーケストラやポップス、ジャズとのコラボレーションなど尺八の可能性を大きく広げる演奏活動を続ける藤原道山さん。

にこやかにスタジオに入って、爽やかに「自分は海派」などと海から受けるインスピレーションのお話などしている様は今の男性そのものなんですが、全体からは凛とした風情を感じるのはやはり背負っている伝統と傍らにある尺八のせいでしょうか。

番組ではまずその尺八について、今回、道山さん自らマイクの前で実演していただきながら解説。意外と知らないその構造や秘密などについて教えていただきました。

みなさんは尺八についてどれくらいご存知でしょうか。

楽器の中でも最もシンプルな楽器の一つ尺八。
竹の中でも真竹の根っこの部分だけを使って作られるそうです。つまり竹1本から1つだけしかできないんですね。とても贅沢。

その竹から切り出した竹筒は、穴が開いているだけの吹口に、前に4つ、後ろに1つの穴があるだけ。
たったそれだけでフルートと同じオクターブと、豊かな音色を響かせるのは本当に不思議です。

その秘密は「息と指と首」。

息でオクターブと音色をコントロール。
指で穴を微妙に調整することで音階を。
首で横にふってビブラートを、縦に振ると音の高さを表現します。

尺八奏者の方は首を振っているイメージがありますけど、『首振り八年』というようにまた重要な技法だったんですねえ。

シンプルな構造の楽器をいくつもの演奏者の磨き上げられた技術、技巧で一体となって鳴らすことで、あの情感あふれる音色と演奏が作り上げられるのですね。

そんな尺八の魅力を存分に味わうことができる道山さん自らピックアップした一曲はKOBUDO -古武道-の「百花繚乱」。

この華麗で雅な楽曲の原点は、道三さん自身の平安神宮での公演。満開のしだれ桜の下で演奏した美しい想い出が元になったそうです。

かつて谷崎潤一郎も「細雪」の中でその美しさを讃えた平安神宮のしだれ桜。風がそよぎ、そのたびに雪のように舞う桜吹雪の中でたおやかに響く尺八の音色。

道山さんはその美しさに感銘を受けて帰りの新幹線の中で慌てて楽曲として書き上げたそうです。

さらにこの楽曲は、長唄の代表的な一曲「元禄花見踊」を一旦解体して再構築したというもの。

元禄時代の花見風景、その風俗と気分を華やかな総踊の形で表した「元禄花見踊」を、現代の道山さん自身の美しい花の中での公演の風景の記憶に重ね合わせた、技巧と遊び心溢れる美しい曲となっていますね。

その解説を受けて改めて聞けば目の前で元禄と平成の美しい桜の風景が重って、思わずため息が出るようです。

スタジオでも実感したのですが、目の前で実際に聞く尺八はCDなどで聞く音色とはまた違う迫力にあふれています。ぜひ目の前で観て聞いて欲しいと思います。

そんな尺八とマリンバによる世界最小オーケストラ、藤原道山×SINSKEのコンサートも間もなく。

藤原道山×SINSKE 「四季 -春夏秋冬-」

2017年07月07日(金)
開場:昼13:30 夜18:30/開演:昼14:00 夜19:00
お問い合わせ:ヨランダオフィス・チケットセンター(10時?18時)
TEL 0570-033-337
ヨランダオフィスWEB(外部リンク)

「四季折々にちなんだ作品も披露したいと思っています。ぜひ生でその音に接して欲しい」

と、道三さんも気合十分のよう。楽しみですね。

藤原道山オフィシャルサイト (外部リンク)


来週6月3日も、ひきつづき藤原道山さんをお迎えしてお送りします。どうぞお楽しみに。