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DUNLOP、天然ゴムの持続可能な生産に向けた共同研究を開始

住友ゴム工業株式会社

~タイの研究機関・大学と連携し、生産性向上を目指す~

2026年8月19日

 

DUNLOP、天然ゴムの持続可能な生産に向けた共同研究を開始 ~タイの研究機関・大学と連携し、生産性向上を目指す~

 

 DUNLOP (社名:住友ゴム工業(株)、社長:國安恭彰)は、国際的な天然ゴム研究のプラットフォームであるHRPP(Hevea Research Platform in Partnership)※1のプロジェクトとして、タイ王国天然ゴム公社(RAOT)※2、フランス国際農業開発研究センター(CIRAD)※3、タイ王国のカセサート大学およびコンケン大学と共同研究協定を8月7日にタイ・バンコクで締結しました。

 本研究では、ゴムノキから天然ゴムの原料となる樹液(ラテックス)を採取(タッピング)する回数を減らす「低頻度タッピングシステム」が天然ゴムの品質や内部構造に与える影響を調査します。あわせて、ゴム農家が本システムを導入する際の課題や促進のための要因を分析します。これにより持続可能な天然ゴム調達に向けた取り組みを加速してまいります。

 

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202608194362-O1-494zl7a3

 

左からカセサート大学 KAPI(Kasetsart Agricultural and Agro-Industrial Product Improvement Institute)所長Dr. Pilanee Vaithanomsat、CIRAD アジア地域責任者 Dr. Francois Roger、RAOT総裁代理 Mr. Kosol Boonkong、住友ゴム 次世代材料研究部長 國澤鉄也、コンケン大学 助教授 Dr. Chaitheera Phanbhakdee

 

 東南アジアの天然ゴム産業では、ゴム価格の変動に加え、気候変動や労働力不足への対応が課題となっています。なかでもタイでは、ゴムノキから樹液を採取する労働者の不足が深刻化しており、小規模農家では、労働力の高齢化や担い手不足が課題となっています。

 「低頻度タッピングシステム」は、ゴムノキから天然ゴムの原料となる樹液(ラテックス)を採取(タッピング)する回数を減らす手法です。採取作業に必要な労働力を減らせることから、天然ゴム産地における人手不足対策として期待されています。

 これまでの研究では、ラテックス生産を促進する植物成長調整剤を併用することで、3日に1回のタッピングでも、従来の2日に1回の方法と比べて生産性やゴム品質の面で有効な結果が得られています。その成果についてはこれまでに2件の学術論文を発表しています※4。また、4日に1回、6日に1回、10日に1回のタッピングについても研究が進められていますが、そこで得られる天然ゴムの品質や特性は十分に解明されていません。さらにゴム農家が本システムを導入する際のコストや労働負担の変化などの課題や導入促進のための要因については、さらなる検証が必要です。

 本研究では、「低頻度タッピングシステム」における採取頻度の違いが天然ゴムの品質や内部構造に与える影響に加え、その導入に伴う社会経済的側面について調査します。得られた技術や知見を活用し、持続可能な天然ゴムの調達推進に貢献します。

 

■大学概要

【表:https://kyodonewsprwire.jp/prwfile/release/M103622/202608194362/_prw_OT1fl_17vpdb38.png

※学生数および教員・研究者数は2025年末時点。

 

 当社は持続可能な天然ゴムの調達に向け、「生産性向上」と「労働環境改善(天然ゴム加工所など)」の両面から研究開発を実施しており、生産性向上については、組織培養技術を活用したゴムノキ苗の研究を進めています※5。

 当社グループの主力製品であるタイヤの原材料には、自然資本である天然ゴムが使われています。長期的かつ持続的に天然ゴムを調達するためには、QCD(Quality、Cost、Delivery)だけでなく、環境や人権などにも配慮し、持続可能な資源調達の必要性を認識しています。

 当社グループは企業理念体系「Our Philosophy」を体現するために、マテリアリティ(重要課題)を特定しています※6。「生物多様性」「人権」は、当社グループが掲げる7つのマテリアリティに含まれており、「天然ゴムなど自然資源への依存と影響を自覚し、周辺の生態系と共存する企業」「当社グループにかかわるすべての人の人権を尊重する企業」を目指しています。

 

 

 当社は2026年より、コミュニケーションブランドをDUNLOPに統一しました。

 DUNLOPは、「挑戦を支える安心」「期待を超える体験」「限界への挑戦」という3つの提供価値を、すべての商品・サービスで体現し、革新的な体験を通じて世界中の人々にポジティブな感情を生み出すことを追求していきます。

 ブランドステートメント「TAKING YOU BEYOND」には、挑戦するすべての人々の可能性を広げ、その先へ導く存在であり続けるという想いを込めています。

 

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202608194362-O3-whjIwjIF

 

 

※1 HRPPにタイヤメーカーとして初加盟(2025年1月7日リリース)

https://www.srigroup.co.jp/newsrelease/2025/sri/2025_003.html

※2 Rubber Authority of Thailand  https://www.raot.co.th/

ゴム農家支援や研究開発、品質向上などを推進するタイ政府傘下の天然ゴム産業統括機関。

※3 French Agricultural Research Centre for International Development  https://www.cirad.fr/en/

熱帯・地中海地域を対象に、農業、環境および持続可能な開発に関する調査・研究を行う公的機関。

※4 Part 1: https://doi.org/10.1016/j.indcrop.2025.121758

Part 2: https://doi.org/10.1016/j.indcrop.2026.123695

※5 タイのコンケン大学と持続可能な天然ゴムに関する共同研究を開始(2024年5月8日リリース)

https://www.srigroup.co.jp/newsrelease/2024/sri/2024_035.html

※6住友ゴムグループのマテリアリティ(重要課題)

https://www.srigroup.co.jp/sustainability/materiality.html

 




プレスリリースPDF

https://kyodonewsprwire.jp/prwfile/release/M103622/202608194362/_prw_OR1fl_5jcGMk9g.pdf

プレスリリースURL

https://kyodonewsprwire.jp/release/202608194362

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