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防災レポート Vol.1

一般財団法人日本気象協会

2026年の台風の見通しは、8月を中心に接近数が平年並みか多い予想 秋は発達した台風の接近にも注意

 

2026年5月27日

一般財団法人 日本気象協会

 

 防災レポート Vol.1  2026年の台風の見通しは、8月を中心に接近数が平年並みか多い予想 秋は発達した台風の接近にも注意

 

日本気象協会は、 2026 年の台風の見通しに関する情報を、防災レポートとして発表します。 2026 年は、 8 月を中心に日本列島への台風の接近数 (※1) が増える見込みで、 9 月以降は発達した台風の接近にも注意が必要です。

 

 

ポイント

・2026年の台風の発生数は、6月から7月は平年並みか多く、8月以降は平年並みの予想です。

・台風の接近数は、8月を中心に平年よりも多くなる見込みです。

・エルニーニョ現象へ移行する可能性が高い影響で、秋は発達した台風が接近しやすくなる可能性があります。

 

 

日本気象協会が特許技術を用いて開発した「2年先長期気象予測モデル」での解析によると、2026年の台風は、6月から7月は発生数が平年並みか多くなるでしょう。8月から9月の発生数はおおむね平年並みで、10月は平年並みか少ない見込みです。

また、日本列島への台風の接近数は、8月を中心に平年並みか多くなる見込みです。9月以降の接近数は平年並みの予想ですが、エルニーニョ現象へ移行する可能性が高いことに伴い、発達した台風が接近するおそれがあり、注意が必要です。

※1 日本列島への台風の接近数:台風の中心が国内のいずれかの気象官署等から300km以内に入った台風の数

 

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202605279774-O4-SDy079Ff

 

1.2026年 台風の発生数

2026年は、夏の前半(6~7月)を中心に、台風の主な発生域である北太平洋西部の対流活動が活発となる見込みです。この影響により、7月までは台風の発生数が平年並みか多くなるでしょう。8月以降の台風の発生数は概ね平年並みとなる見通しですが、10月は台風発生域の対流活動が平年より弱まる可能性があり、発生数は平年並みか少なくなりそうです。

 

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202605279774-O5-o5718LPf

 

2.2026年 台風の日本への接近数

日本列島への台風の接近数は、8月を中心に平年並みか多くなる見通しです。

 

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202605279774-O6-0s0XJLYi

 

2026年は、夏までにエルニーニョ現象へ移行する可能性が高いとみられます。これに伴い、8月は、太平洋高気圧の本州付近への張り出しが弱まる時期があると予想されます。このため、8月は台風が日本列島へ北上しやすくなり、日本へ接近する台風が平年並みか多くなる予想です。

9月以降の接近数は平年並みの予想ですが、エルニーニョ現象に移行する場合には、北太平洋西部の台風の発生位置が平年より南東側、すなわち日本から離れた日付変更線に近い海域へ偏りやすくなる可能性があります。この場合、台風が発生してから日本付近へ接近するまでに海上を進む距離が長くなり、十分に発達した状態で接近するおそれがあります。接近数が多くない場合でも、1つの台風による影響が大きくなる可能性があるため、8月以降の台風シーズン後半にかけても注意が必要です。

 

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202605279774-O7-E2fEMARH

 

3.2026年の台風の傾向と類似年

2026年の台風傾向を考える上で、類似した気象条件となった年として、2023年が挙げられます。2023年は、ラニーニャ現象が終息した後、春からエルニーニョ現象が発生しました。さらに、夏から秋にかけては、インド洋の海面水温分布が通常とは異なる「正のインド洋ダイポールモード現象」も発生しました。「正のインド洋ダイポールモード現象」は、インド洋の西側で海面水温が高く、東側で低くなる現象で、日本付近の太平洋高気圧の張り出しや台風の進路などに影響することがあります。

 

2023年の台風の発生数は、8月まではほぼ平年並みでしたが、9月以降は平年より少なくなりました。一方で、8月から9月にかけては、台風第6号、第7号、第13号が日本列島付近に影響し、沖縄・奄美や西日本、東日本の太平洋側を中心に大雨となりました。

2026年も、夏までにエルニーニョ現象へ移行する可能性が高く、「正のインド洋ダイポールモード現象」が発生する可能性もあります。2023年と同様に、こうした気象条件のもとでは、発達した台風や動きの遅い台風によって、1つの台風による影響が大きくなる可能性があります。8月以降の台風シーズン後半は、接近数だけでなく、台風の発達程度や進路、速度にも注意が必要です。

 

台風の発生にあたっては、最新の気象情報をご確認ください。

 

・台風の発生数、接近数の予測は、有償サービス「2年先長期気象予測」の中で四半期ごとに更新しています。

・日本気象協会公式の天気予報専門メディア「tenki.jp」(https://tenki.jp/)では、「警報・注意報」「地震情報」「津波情報」「火山情報」「台風情報」などの防災情報を24時間365日提供しています。

 

【表】

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一般企業・自治体の方

日本気象協会 防災・気象DX本部 気象DX事業部

TEL:03-5958-8143 MAIL: eigyou_bosai@jwa.or.jp

 

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一般財団法人 日本気象協会 小越 久美


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