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ラオス保健科学大学と日本栄養士会が基本合意書を締結『ラオ日栄養改善プロジェクト』

公益社団法人日本栄養士会

地域栄養改善とラオス初の栄養士養成に向けて取組を開始

 

ラオスにおける栄養改善の基盤づくりを支援する『ラオ日栄養改善プロジェクト』 ラオス保健科学大学と日本栄養士会が基本合意書を締結
~地域栄養改善と、ラオス初の栄養士養成に向けて取り組みを開始~

 

 管理栄養士・栄養士の職能団体である公益社団法人日本栄養士会(代表理事会長:中村丁次 会員数:約5万人)は、2025年12月15日(月)、ラオス人民民主共和国(以下、ラオス国)首都・ビエンチャンにおいて、ラオス保健科学大学と、ラオス国における栄養改善の基盤づくりを支援する『ラオ日(にち)栄養改善プロジェクト』に関する基本合意書を締結しました。

 

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202512120931-O14-Z5f42fWu

 

 基本合意書は、ラオス保健省衛生・健康推進局ビェンカム・ピサイ副局長、日本ラオス友好議員連盟佐々木太郎事務局長の立ち会いの下、ラオス保健科学大学マイフォン・メイサイ学長、日本栄養士会の中村丁次代表理事会長による署名が行われました。

 調印式は、ラオス保健科学大学、保健省衛生・健康推進局、ラオス熱帯公衆衛生院などが出席して行われ、その後、プロジェクトの実施に向けた協議を行いました。

 

『ラオ日栄養改善プロジェクト』基本合意書の主な内容

(1)地域栄養改善事業

・母子を対象とした離乳食支援

・児童を対象とした栄養教育支援

(2)ラオス保健科学大学における栄養士養成課程創設

 

背景

 ラオス国では5歳未満児の約33%が発育阻害の状態にあり、栄養不良の問題は深刻な社会課題となっています(※1)。こうした状況を受け、ラオス国政府は栄養不良を最も重要な開発目標のひとつとして、現在国を挙げて課題解決に取り組んでいます(※2)。一方、日本栄養士会では2021年に開催された東京栄養サミット2021において、国際社会に向けたコミットメントを表明し、「ジャパン・ニュートリション」の知見と経験をいかして世界の栄養不良の解消に貢献する姿勢を明確にしました。

 こうした背景のもと、東京栄養サミット2021のコミットメントの一環として、ラオス国政府からの支援要請に応じ、ラオス国における栄養改善の基盤づくりを支援する『ラオ日栄養改善プロジェクト』を立ち上げ、「ビエンチャン首都圏サントン郡における地域栄養改善」と「ラオス保健科学大学における栄養士

養成課程の創設」の2本の柱を軸にした活動を2026年1月~2027年12月に実施します。

 

※1 Lao Statistics Bureau. (2025). Lao Social Indicator Survey III (LSIS III), https://nipn.lsb.gov.la/wp-content/uploads/2025/02/LSIS-III-2023-SFR-Eng-13-02-2025-V_6_7-for-web-Bookmark.pdf.pdf

※2 National Nutrition Committee, Lao People's Democratic Republic (Lao PDR): National Plan of Action on Nutrition (NPAN) 2021-2025, https://nipn.lsb.gov.la/wp-content/uploads/2023/10/NPAN-2021-2025-Eng.pdf

 

ラオス保健科学大学マイフォン・メイサイ学長による開会挨拶(一部抜粋)

今日は、ラオスの歴史にとって重要な一日になります。ラオスでは、3人にひとりが発育阻害で、この解決はラオスのひとつの重要指標です。日本の100年の栄養改善の歴史が栄養不良を解決し、栄養改善のモデルになることを信じています。

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日本ラオス友好議員連盟会長 土屋品子衆議院議員による祝辞(一部抜粋)

このラオ日栄養改善プロジェクトは、栄養課題解決に向けて極めて重要です。この調印により、日本の栄養士の専門性がラオスにおいてもより活躍されることを願っています。
*調印式では日本ラオス友好議員連盟事務局長佐々木太郎様が代読

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『ラオ日栄養改善プロジェクト』について

 プロジェクトは、「地域栄養改善」と「専門人材育成」の2つの柱により実施されます。

 地域栄養改善では、乳幼児と児童の栄養状態の改善と健康的な食習慣の定着と普及を目的とし、乳児への離乳食支援と児童への小学校での栄養教育を通じて、あらゆる世代の住民が身近な地域で主体的に参加・実践できる栄養改善を目指します。また、科学的根拠に基づいた調査および介入を行い、他地域への展開が可能な実効性のある栄養改善モデルの構築を目指します。

 専門人材育成においては、ラオス保健科学大学に栄養士養成の専門課程を設置し、実践的な知識と技術を備えた栄養の専門人材を育成します。

 将来的には専門人材としての栄養士が地域に根ざした活動を展開することで、ラオス国全体での持続可能な栄養改善の推進を目指します。

 

対象地域 : ラオス国 ビエンチャン首都圏サントン郡およびラオス保健科学大学

活動期間 : 2026年1月~2027年12月

 

公益社団法人日本栄養士会について

 公益社団法人日本栄養士会は、管理栄養士・栄養士約5万人により組織された職能団体です。適切な食生活を支援する制度の整備などに取り組むことを通じて、人びとの食環境の整備を推進するとともに、健康づくりに貢献する管理栄養士・栄養士の資質の向上を図るための生涯教育、地位・身分の向上、さらに国際貢献なども行っています。

 

名 称 : 公益社団法人日本栄養士会

代表理事会長 : 中村丁次

所在地 : 〒105-0004 東京都港区新橋 5-13-5 新橋 MCV ビル 6 階

会員数 : 49,104人(2025年3月末現在)

 


調印式


ラオス保健科学大学マイフォン・メイサイ学長


日本ラオス友好議員連盟佐々木太郎事務局長


プレスリリースPDF

https://kyodonewsprwire.jp/prwfile/release/M105022/202512120931/_prw_PR1fl_NOX2hfEq.pdf

プレスリリースURL

https://kyodonewsprwire.jp/release/202512120931

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