匠の蔵~words of meister~の放送

くらおか亭    [佐賀 ローストビーフ ] 匠:倉岡正朗さん
2006年01月14日(土)オンエア
佐賀駅前の路地を入った場所にある「くらおか亭」。この店は、佐賀牛の一番良い部位のみを使い、手間隙をかけた極上のローストビーフで知られる名店だ。主人の倉岡正朗さんは、料理の基本は良い素材にこだわることだと言っていた。「利益ばかり追求したら、どうしても原価率が下がるでしょ。原価率が下がったら、やはり料理の材料費が使えないですもんね。原価率を上げて、お客さんに喜んで貰えれば、お客さんが増えて、ウチも利益を生むようになると思うんですよ」。倉岡さんは、信用というのは、やはり積み重ねが大事だと言う。「やはりアソコに行けば、いつでも新鮮で美味しいヤツが出てくるということだと思います。お客さんに来て貰えれば、お店が回っていくから。だから、お客さんのおかげで、ウチの店は回っていっています」。まずは原価を抜きに本当に美味しいモノを出す。本当に美味しいからお客さんが集まる。お客さんが集まるから数が出る。数が出るから原価も落とせる…。「くらおか亭」では、そんな倉岡さんの考えから、全てが良い方向に向かうスパイラルが続いている。しかし分かっていても、なかなか出来ないものだ。しかし、それが出来れば、駅前の路地を入った、普通の店からでも話題が生まれる。

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