熊本の郷土料理である、馬刺・一文字ぐるぐる・辛子蓮根などが楽しめる「五郎八」。特に県外からのお客さんには評判で、繰り返し来る人も多い。しかしそれだけに満足せず、地元客にも楽しんでもらえるよう、創作料理をだすなどの工夫をしている。このようにいつも心がけているのは、一人一人のお客さんに心から満足してもらうこと。上野さんいわく、お客さんによって当然一人一人要望は違う。それを見極めて、一番満足してもらえるような料理を出すことがつとめで、それを続けてきたからこそお客さんの信頼を得て、今のように何度も来てもらえる店になった。どこの地域でもあることかもしれないが、最近、郷土料理が家庭の食卓から姿を消しつつある。それに歯止めをかけ、継承していくために、完成されたものをさらに発展させていくことに力を注いでいく。
| 前のページ |