チキン南蛮に、地鶏の炭火焼きなどなど。宮崎県には鶏を使った名物料理が多い。しかし、肝心の鶏肉がおいしくないと全てが台なしになる。宮崎で地鶏料理の店「山地どり　ぐんけい」を構える黒木賢二さんは、直営農場も持ち、独自の飼育法によって宮崎地鶏を育てている。そこで健康的に育てられた鶏を「山地どり」と呼んでいるのだ。　「最初は売れなかったからがんばりましたよ。小さい頃、勉強もケンカもスポーツもダメだったけど、負けん気だけは強かった」と語る黒木さん。寝る間も惜しんで、自らが育てた宮崎地鶏「山地どり」を世に広めた黒木さんは「今は絶対いけるんだと楽しくがんばれるようになりました」と優しく教えてくれた。

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