匠の蔵~words of meister~の放送

さくら館 [鹿児島 食事処] 匠:力竹稔さん
2007年06月30日(土)オンエア
地元・知覧の人々に愛されている食事処。名産の知覧茶と、知覧茶を配合した餌で育ったブランド豚「茶美豚」を組み合わせた名物料理「知覧茶御膳」を味わえる。 歴史と文化と平和を受け継ぐ町、鹿児島県知覧。その知覧にある「特攻平和会館」の正面入り口に名産の知覧茶と、その知覧茶から抽出されたカテキンを配合した餌で育ったブランド豚、「茶美豚(チャーミートン)」を組み合わせた名物料理「知覧茶御膳」を提供する「さくら館」がある。「特攻平和会館」の管理人から、宿泊施設も備えたこの「さくら館」を立ち上げた社長の力竹稔さんは、地元の食材にこだわり、地産地消の精神で営業を続けている。「地産地消って簡単なようで難しいんですよ。地元で採れる野菜は、どこでも1年中採れる訳じゃないからですね。でも、やっぱり地元の人達には、お世話になっているし、とにかく一生懸命やっている地元の人達を間近で見ていますからね。例えば、豚を飼う人達は、病気にならないようにとか、本当に豚に気を使いながら育てているし、お茶の農家も、霜が降るちゅう時など、朝4時頃から起きて霜にやられないようにと頑張っている。そういう感じを見てるとですね、少しでも応援出来ればと思っています」。この「さくら館」は、地元の人が宴会などで利用する事が多いそうだ。普通、地産地消とは、その土地で作られ、その土地で消費する事を言うが、この場合は、その土地で作り、その土地の人が消費する事を狙っている。そんな力竹さんは、「今の知覧があるのは、本当に知覧の人達の努力の賜物です」と言う。そして、好きな言葉は、「とにかく一生懸命」。仕事だけでなく遊びにも、とにかく一生懸命な力竹さんだが、もはや遊びとは言えない域にあるという“釣り”で仕留めた鹿児島の魚達も、この「さくら館」では味わえるそうだ。

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