町や村の特産物を利用して、地域を活性化させようとする試みは数多い。しかし、昔ながらのモノが現代の人々を惹き付けるツラーアイテムになることは少ない。清らかな名水の里として知られる大分県竹田市は、100年以上も前から栽培を進めている「サフラン」で地域興しを行っている。　郷土料理の店「むらさき草」の支配人、綾部良一さんは「新しいことを0から始めるよりも、歴史のあるものを。地中海原産のサフランですが、この地域のモノは品質的に世界一なんですよ。それを誇りに思い、サフランの販売や商品開発に取り組んでいます」という。染料以外にも、薬効もあるというサフラン。さてどんなサフラン商品が生まれるのか、期待して待ちたい。

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