古くから海外との玄関口として発展してきた長崎。そんな長崎では外国から持ち込まれたモノが独自の進化を遂げている。ビードロもそんなモノのひとつ。ビードロとはポルトガル語でガラスの意味。室町時代末期にポルトガル人によって長崎に伝えられた。 「瑠璃庵長崎工芸館」でビードロ作品を作り続けている竹田克人さんは「僕はステンドグラスの研究をしたいんですよ。後世に伝えるためにも、ガラス工芸家から見た視点での研究を残すことは意味があると思います」と語る。長崎で育まれたビードロやステンドグラスの技術を次世代に残すために、竹田さんはがんばっているのだ。「瑠璃庵長崎工芸館」では吹きガラスなどの体験もできる。
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