匠の蔵~words of meister~の放送

翠涛園 錦[長崎] 匠:女将 小嶺厚子さん
2005年03月12日(土)オンエア
明治19年創業の老舗。伊藤博文、東郷平八郎なども訪れた、由緒ある料亭。 小嶺さん自身は、いわゆるサラリーマン家庭の出身。結婚を機に若女将に。まったく違う世界から飛び込んできたこともあり、女将になるまでにたくさんの失敗もしてきた。 しかしその中で、失敗から学ぶことの大切さを知った。それはつらいけれども、最も学ぶことが多かったと思っている。 お客をもてなす上でいつも心がけているのは、「自分がお客さんだったらどう思うか」、ということ。→常に相手の立場に立って考えている。 古くて価値のあるものでも、形あるものはいつかはなくなってしまうかもしれないが、伝統や文化は、継承することでいつまでも残すことができる。 例えば、お酒を酌み交わすたびに杯を洗う「杯洗」など、伝統的なものには無駄だったり手間のかかるものも多いが、日本のいいもの・伝統は残していきたい。

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