ふぐの本場は下関だが、大分も負けてはいない。ふぐを提供する飲食店で構成される「大分ふぐ名店会」なる組織もあるほど。その中のひとつが「ふぐ八丁」。同店では大分・臼杵される天然のトラフグのみを提供している。 「ふぐ刺しとふぐちり、唐揚げ、白子の塩焼きに雑炊。常連のお客様が多ございますから、それを変えると怒られますよ。これはひとつの伝統ですね」と店主の友田たかおさん。味はもちろんのこと、お客様を大事にするから常連が多くできる。そして、定番の料理が伝統的に伝えられていく。ふぐの創作料理は増えているが、味に自信があり、お客様の期待に応えるために敢えて定番で勝負する。友田さんのこだわりなのだろう。
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