九州一の歓楽街、中洲に店を構えるすき焼きの老舗「ちんや」。1階には精肉販売店とレストランがあり、2階から上ですき焼きやなどが楽しめる。元々が精肉業だけに、提供される肉の質の高さは折り紙付き。老舗と言っても、女将の古賀人美さんはまさに博多の“ごりょんさん”といった感じで、明るく元気いっぱいで、老舗にありがちな敷居の高さを感じない。 「自分が楽しまんと仕事が億劫になるじゃない」と古賀さんは笑う。さらに「やっぱり情よ。悪くしてなかったら、絶対に悪くは返ってこん。人というのは、そんな繋がりでやっていくのかな?って思いますよ」と続ける。このあたりが博多っ子の街に長年愛されてきた理由だろう。
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