樹齢数千年の木々たちが生きる神々の島、屋久島。この世界自然遺産の島、屋久島で生まれ屋久島の自然の素晴らしさを伝えるネイチャーガイド、岩川俊朗さんは、自然と触れ合う機会の少なくなった私たち現代人に、自然と触れ合うことの大切さを教えてくれる人物だ。「屋久島は縄文杉ばかりじゃないんですよ。海も山も川もありますから」。確かに、こんなに素晴らしい自然に溢れた屋久島まで来て、縄文杉だけじゃもったいない。「沢登りをしたりとかカヌーに乗ってみたりとか海に潜ってみたりとか…、珊瑚もすごくキレイですから屋久島は」。そして岩川さんはこうも言っていた。「葉っぱ一枚を採ったらダメという風に言う人達がいますけど、それは、ちょっと可笑しいですよ。自然を体験する為に屋久島に来たんだから、木の匂いを嗅いでみたりとか野イチゴを採って食べたりとか、そういう体験もして欲しいですよね。本で見て理解するんじゃなくて、自然を確認するというか…」。そういう体験することによって人間は本当に自然を理解し、自然を大切にする心が生まれる。「人間ってキレイな場所にはゴミを捨てないんですよ。だから屋久島に観光客が増えてもゴミは捨てられていない。でも汚い場所には平気でゴミを捨ててしまうんですよね。」岩川さんの言葉が心に響いた。

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