大分を代表する洋食店「ひかり」。かつては市内の上野にあったが、昨年に大分市美術館の中に移転した。広い美術館にあるため、以前よりもゆったりとした雰囲気になったが、シェフの山村孝二さんは変わらないスタンスで、おいしい洋食を作り続けている。 「一所懸命に作って、お客さんに食べていただきたいという気持ちは(以前と)一緒です。ただ、お客さんに格式が高くなったと思われないように努力をしています。前と同じメニューや定食もありますよ。作っている人間は一緒ですし、(私は)ごく普通のオヤジです」と謙遜する山村さん。街中から高台の森にある美術館へと場所を移したが、山村さんは今も黙々と心を込めた洋食を作っている。
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