教えて!コンシェルジュ!: トークダイジェストアーカイブ
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チョコレートの甘い魅力

  • Web Staff (2017年2月 7日 16:44)

皆さんはチョコレートショップをご存知ですか?チョコレートショップと言う名前の
チョコレートショップです。
ここ博多のチョコレートの歴史を作ってきた老舗です。

今回はそのチョコレートショップの2代目(現オーナーシェフ)の佐野隆さんと、
3代目の恵美子さんをお迎えしました!なんと、この番組が親子初共演!!

収録前から、なんとなくソワソワしていらっしゃいました...お父さんの方が...

何と3代目のショコラティエ恵美子さんが、日本人ショコラティエとしては初めて
パリにお店を出店する、と言う事で、取材に応じて頂いたんです!!
佐野隆さんがオーナーシェフを務める「チョコレートショップ」の歴史、そして
2代目がチョコレートショップを継ぐまで、などはコチラをどうぞ!
http://www.chocolateshop.jp/modules/history/

そして娘(3代目)の恵美子さんとチョコレートについて伺うと...
チョコレートは身近なものだったんですが、そのまま
高校、大学と卒業して社会人になって、3年間外商の仕事を
していました。チョコレートなんて興味もなかったです。
作った事もないくらい。身近にありすぎて、すぐに食べることが出来ちゃうので
作る必要もなく、興味もなかったんですけど、
外商先でお客様とお話ししていた時に、私の身の上話をした時に
話の流れで、博多のチョコレートショップの娘です、と出すと、
凄く大好きなの、と言う声をいろんな方から聞いて、
このお店を100年続くお店にしたい!という気持ちが
芽生えてきました。

パティシエとしてもショコラティエとしても
全く技術がなかった恵美子さんが「お店を継いでみたいと思っている」と軽い気持ちで
父「隆」さんに相談したところ・・・

そんな甘い物じゃない!と一蹴されてしまった恵美子さん。
お父さんの立場としては、お店を継がせようと思ってもなかったし、社会に出て3年。
これからショコラティエ・パティシエやろうなんか、物凄い時間がかかります。
非常に難しいだろう、と言う事で恵美子さんの相談を一蹴したそうです。
 
確かに・・・そんな甘い物じゃないと言う自分の経験から、出た言葉でしょうね。
でも「お店を守りたい!」と言う恵美子さんの気持ちは変わらず・・・。
そこで、父隆さんは、そうなら1回フランスへ行ってこい!と娘に言うのです。
(本当は厳しい現実を見て諦めさせる事で行かせたと語っていました。)

負けず嫌いだった娘恵美子さん。その場で職場に辞表を提出し、フランスへ。
しかも、フランス語はおろか、お菓子のことも、チョコレートの事も全く
知らないまま、フランスへ旅立つのです・・・。

そこで恵美子さんは何のつてもないまま、自ら雇ってくれそうなお店を選び、
働かせて下さい...とお願いして、チョコレートづくりを学んでいったと言います。

ここで恵美子さんが気付いたことが...
昔は(お父さんやお爺さんの時代)そうやって働くことが
難しかったと思うんですが、彼らが築いてくれた日本人と言う地位。
フランス人は日本人が大好きなので、日本人って事で真面目だし
きちんと仕事をしているから、ウェルカムだよ!
と言ってくれた人が
多いんだそうですよ!!

そしてフランスへ行って8年。
福岡で愛されて75年のチョコレートショップの味が 世界に通用する、と
肌で感じた恵美子さん。このチョコレートをフランスの人にも食べてもらいたい!と言う
所からお店を出したい!と言う気持ちになったそうです。
また、パリコレに出店して好評だったZEROも、恵美子さんが
フランスでお店をしてみたい!と言うきっかけになっているそうですよ。

パリコレに出店し、モデルさん達に大好評だった「ZERO」
zero001_400.jpg
モデルさんも食べれるチョコレート。砂糖は使われていません!
これが大好評だったそうです。

チョコレートショップが博多からお菓子の本場フランスパリへ。
今年、恵美子さんの挑戦が始まりました!!

コーヒーの魅力を伝える焙煎士

  • Web Staff (2016年11月 3日 15:21)

今回のコンシェルジュは、世界一に輝いたコーヒーの焙煎士の方に
ご登場いただきました。福岡は、言わずと知れたコーヒーの激戦区、とも
言われています。そんな中で、世界の焙煎大会で見事優勝し、世界一に
輝いた方がいらっしゃいます。
今回のコンシェルジュは、そんな焙煎世界チャンピオンに輝いた、
大野城市白木原にある「豆香洞(とうかどう)コーヒー」焙煎士の
後藤直紀さんにお越しいただきました!!

gotousann_400.jpg
World Coffe Roasting Championshipと言う焙煎の世界大会で見事1位に輝き、
世界一となった、豆香洞コーヒーの焙煎士後藤直紀さん。見た目はクールですが、
コーヒーのお話になると、1つ1つ丁寧に、熱のこもったお話をして頂きました。

豆香_400.jpg
後藤さんがコーヒーを焙煎している豆香洞コーヒー。写真右上に、銀色の2つの筒が見えますが、
これが後藤さんがこだわった「煙突」です。「煙突」は大事な焙煎機の1部。
えんとつを立てるために、何件もの物件を探したそうですよ!!

コーヒーの魅力に取りつかれたきっかけは?

もともと、お酒の販売のお手伝いをする仕事をしていて、
いずれ、お酒に関わる何かで独立したいな、とは思っていたけれど、
ある時、いろいろなコーヒー屋さんを回る社会人サークルを友人が立ち上げて、
元々コーヒーも好きだったので、一緒に付いて回っていました。
もちろんコーヒーの味、と言うのはお店によっても違うし、美味しいと思うものも
あれば、あまり口に合わないな、と言うのもあって、でもそれはそれで
楽しかったんです。でも、コーヒー屋さんに集まる人達とか、
長年やっているコーヒー屋さんに共通した、凄く素敵な人たちが集まっているな、
素敵な人たちがやってるな、と言う感じを受けました。
で、これはお酒の業界にはないような感じだったんですね。だから、仕事として
ずっと続けていくんだったら、そういった人たちに接していきたいなって
いうのがありました。なので、コーヒー屋さんをやりたい以前に、コーヒー業界の方に
入りたいな、と思ったのが、一番最初のきっかけだったんです。

コーヒーと言う飲み物の魅力ではなく、コーヒーを通して集まる人達と
関わっていきたい、と思ったのがきっかけだったんですね。
そもそも趣味と実益も兼ねて、家で焙煎をしていたという後藤さん。
なので、焙煎と言うポジションでコーヒー業界に入れたらな、と思っていたそうです。
そこから、ロースター(焙煎をする人達)の仕事を探したんですけど、
大きな会社でも焙煎をしている人って何人かしかいないので、なかなか
求職がなかったんです。じゃあ、ないなら自分でやるしかないな、と思ったんですね。

独学で色々とやっていた後藤さんですが、やはり限界がありました。そこで、ご自分が好きなコーヒー屋さんで
焙煎の修業をさせてもらっていたそうです。しかも、福岡と東京を通いながら・・・
東京に、後進を指導しているお店があったので、そこに勉強に行きました。
そこで初めて、プロとアマチュアは全然違うなと気づかされました。
仕事としてやることと、趣味としてやることというのの、求められる精度の違い
(作らなければいけないレベル)10回同じにやらなければいけないとか、
そういった所が、自分が思っていたよりもハードルが高いし、で
それが出来る技術って言うのが自分もやれると思ってたんだけど、全然足りませんでした。

福岡―東京の通いで焙煎を学んだ後藤さん。ついに「独立」、そう「豆香洞」オープンへと
繋がっていきます。お店をオープンするにあたっての大きな条件があったそうです。それは・・・
大きな条件は、煙突がきちんと立てられるか?と言うのがありました。
焙煎機の中で、実は煙突って言うのが重要な要素です。煙突は焙煎機の
一部で、焙煎の中で一番大事な空気の流れを作るところなんです。
なので、理想通りの煙突の建て方が出来るか?と言うのが1番の条件で
煙突が綺麗に建てられる所をずっと探していました。
だいたい500軒くらいのテナントを見ました。そしてその中の
4軒だけが、周りにも迷惑をかけることなく煙突を立てることができました。
その中で、雰囲気がのんびりして良かったのが、
白木原のお店だったんです。

そして、お店のお名前「豆」「香る」「洞(どう)」と書いて
豆香洞と読みます。
焙煎室って狭くて暗いので、先輩方見ていると、
洞窟にこもっている仙人みたいな、イメージがあるんですね。
だから自分も将来そんな感じになれたらいいな、って言うのも
含めて、「豆」「香」「洞」を洞窟の「洞」」と言う字にしました。

今回は後藤さんとコーヒーとの出会い、そして自らオーナーと
焙煎のお仕事もしていらっしゃる「豆香洞」の名前の由来なども
聴いていきました。
次回は、焙煎について、そしてコーヒーの基礎知識や
お家で簡単に「美味しいコーヒーの入れ方」などをうかがっていきます。
お楽しみに!

パーソナリティ


今村敦子

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