2019年5月4日「思い出のビー玉」
きょう5月4日は「みどりの日」ですが、「ラムネの日」という記念日でもあります。
ラムネとは、ビー玉で栓をした瓶入りの炭酸飲料。
明治5年のこの日に日本で初めてラムネが製造販売されたのです。
ところでラムネ瓶の栓に使われるビー玉。その名前の由来は何でしょう。
昔はガラスのことをポルトガル語で「ビードロ」と呼んでいました。だからガラスの玉は「ビードロの玉」。
それが「ビー玉」に変化していったという説が一般的です。
ところが別の説もあります。
当時のガラス玉の製造技術はまだ拙く、玉のサイズがまちまちでラムネ瓶の栓として使えない不良品も大量に発生。
この不良品をどうしたものか?捨てるにはもったいない。
そこで大阪の商人が考え出したのは、子どものおもちゃとして売ること。
ラムネ瓶に使えるガラス玉をアルファベットのAを使って「A玉」とし、規格外の玉をアルファベットのBを使って「B玉」と名付け、全国の駄菓子屋に売り込んだのです。
眺めているだけで楽しくなる透明で美しいビー玉は、子どもたちの心を鷲掴み。
昭和時代には全国各地の公園や路地裏でビー玉遊びに興じる元気な子どもたちの姿が見られました。
新元号が始まったいま、ビー玉はまだまだ子どもたちの大切な宝になっているのでしょうか...。
明日5日は、令和になって初めての子供の日でもあります。
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