2016年6月5日「もったいない」
きょう6月5日は環境の日。
1972年6月5日からストックホルムで開催された国連人間環境会議を記念して定められました。
地球の自然を守って環境にやさしい暮らしをする取組みで「3R活動」という言葉があります。
ゴミを減らすReduce、繰り返し使う、再利用を意味するReuse。そして再資源化するRecycle。Rの頭文字で始まる3つの取組みで省エネ社会をつくろうとするものです。
この3R活動の内容を、たったひとことの簡単な言葉で表す日本語がありました。発見したのはケニアの女性、ワンガリ・マータイさん。
人権や環境に対する長年の貢献が評価され、2004年にノーベル平和賞を受賞した人です。
2005年に来日した彼女が教わった日本語の中で最も感銘したのは、「もったいない」という言葉。
「もったいない」にはゴミ削減、再利用、再資源化という3R活動のすべての精神が含まれ、おまけにもうひとつのR、地球に対する「Respect=尊敬の念」も込められていることを知った彼女は、この言葉こそ地球環境を守るキーワードだと確信したのです。
マータイさんはこの美しい日本語を、環境を守る世界共通語として広めることを提唱。
現在、地球環境に負担をかけない地球に優しいライフスタイルを広め、持続可能な循環型社会の構築をめざす合言葉「MOTTAINAI」が世界共通語として広がっています。
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