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提供:創価学会
FM福岡(土)14:55-15:00
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11/23「手袋の町」

きょう11月23日は「手袋の日」。日本手袋工業組合が、これから手袋が必要になる季節に向けて、祝日の勤労感謝の日を記念日にしました。
その日本手袋工業組合はどこにあるのか・・・。東京や大阪ではありません。
香川県の東かがわ市にあります。
実は東かがわ市は百年以上の歴史をもつ手袋の町。
日本製の手袋やグローブの約9割がこの町の約30社のメーカーで作られているのです。

平成20年の5月から6月にかけて、北京オリンピックの出場権を賭けた男子バレーボールのアジア予選が東京で行われました。
それまで男子バレーボールは3回続けてオリンピック出場を逃しています。
この予選を勝ち抜いて16年ぶりに五輪復帰することが悲願でした。

チームの監督は植田辰哉。香川県東かがわ市の出身です。
そこで、東かがわ市では地元のヒーロー・植田監督率いる全日本チームの五輪出場を後押ししようと、試合会場の東京体育館に乗り込みました。
その会場で観客に配ったのは、手袋。日本手袋工業組合の協力で、幸せをイメージする黄色の手袋を大量に用意したのです。

全日本チームが得点するたびに観客席から沸き起こる黄色い手袋の拍手。
思いがこもった手袋の応援に応えて、植田ジャパンはみごと予選を勝ち抜き、北京オリンピックへの出場を果たしたのです。