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提供:創価学会
FM福岡(土)14:55-15:00
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5/29放送分 「しゅくだい」

「宿題は?もう済んだの?」・・・。「済ませたよ」「言われなくても、あとでするよ」・・・。
親子の間でよく交わされる言葉です。
もぐらのもぐくんは、赤ちゃんが産まれてお兄ちゃんになり、かまってもらえなくて淋しそう・・。ところが、めえこ先生から宿題が出されて、なんだか嬉しそう・・。その宿題は「抱っこしてもらう」こと。でも、お家に帰って、忙しいお母さんになかなか言い出せません・・・。
岩崎書店から出ている、いもとようこさんの絵本「しゅくだい」の一コマです。
ある小学校低学年のクラスで、この絵本「しゅくだい」が読みきかされました。
すると、読み終えた時、クラスの男の子が「先生!今日のしゅくだい、だっこがいい?!」。
他の子も、「先生!先生!」と大合唱。
そして、その日のしゅくだいは、「だっこ」でした。
翌朝、子ども達は、すごくいきいきして、何だかうれしそうに学校にきたそうです。
あるお母さんは、「子どもがね、恥ずかしそうに、<おかあさん、きょうのしゅくだい、だっこなの>と言ってきて、あの子を久しぶりに抱っこしたの・・。抱っこした時の、あのうれしそうな顔、重たくなった体、私もすごくうれしかった?。あの宿題、良かった?。」とお母さんも満足そう。
小学生だけでなく、中学生の女の子をもつお母さんも、テスト前に「がんばってね」と抱きしめたら、照れながらも嬉しそうだったとか・・。
1歳の子どもをもつお母さんは、「だっこ」の言葉は、娘が覚えた数少ない言葉のひとつ。食事の準備をしていたりすると、おねだりされてもついそっけなくしてしまっている自分に反省させられました。ほんの少しでも、ぎゅ?ってしてあげれば、どんなにお互いの気持ちが安心できるかって・・・・・。
「しゅくだい」のだっこが、いつのまにか、「大好きだから」のだっこになったようです。