「人生この1曲」というタイトルが表すように、
人は誰でも想い出に残る1曲があるはず。
そんな1曲を各有名企業のトップである方たちの想い出話と一緒に
みなさんにもご紹介していこう、という番組です。
今回のゲストは
トリゼンフーズ株式会社 代表取締役社長 河津善博(かわつよしひろ)様
トリゼンフーズといえば、博多のかしわ鶏のお店でも有名な会社。
飲食事業を始められて、もう20年。
飲食を始めてからは苦境の連続だったそうです。
まず1号店をスタートさせると、すごく盛況。
これはいい、とどんどん新店舗を展開していったのです。
ところが、これが赤字の連続で、どうしようも手のつけようがなくなってしまったのです。
それで、これはいけないと考え、3店舗だけ残して撤退。
その後、コツコツコツコツやっていったら、時代が「コラーゲン」だとか、
水炊きに博多の冠がつきだして、ブーム到来。
この7〜8年はえらく調子がいいそうです。
現在は、博多はもちろん広島、大阪、京都、名古屋、東京など全国で30店舗の展開。
これからは、まさに水炊きのシーズンで楽しみだとか。
そんな河津社長、人生この1曲は、
百万本のバラ/加藤登紀子
この曲は、仕事が厳しい時に聞いていたので、しんみり心に残っているのだとか。
加藤登紀子さんの歌声が、ぐんと心に染み込んできたのです。
河津さん、ご自身でも歌が好きでシャンソンを歌うのだそうです。
もちろん、百万本のバラはシャンソンとは違うのですが、加藤登紀子さんは、
もともとシャンソン畑の人。
それでも百万本のバラを聞くと、しんどい時のことを思い出すし、
自分でも歌いたいな、と考え、河津さんながらの百万本のバラを歌っているのです。
この曲の歌詞を考えてみると、自分自身の苦難の人生を思い出す河津社長なのでした。