9月9日のゲストは国府弘子さんです。

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毎回、素敵なゲストをお迎えして、その音世界を紐解いていくプログラム「SOUND PUREDIO presents 音解(おととき)」 。今週のお相手はこはまもとこです。

今回お迎えしたゲストは国府弘子さん。

国立音楽大学ピアノ科在学中にジャズに目覚め、卒業後アメリカに渡りジャズ界の重鎮バリー・ハリスに師事。帰国後もピアノと作曲両面でジャンルや国境を越えて縦横無尽に大活躍。日米で20枚以上の作品をリリースしている国分さん。

スタジオにお迎えした国府弘子さんは、ほがらかでざっくばらん。それでいて懐が深くどんな質問でも小気味の良い答えを返してくださる、その潔さと優しさに思わず「姐さん」って呼びたくなるくらい。 とってもチャーミングな方でした。


この回をradikoタイムフリーでもう一度聴く!→ http://bit.ly/HirokoKokubo_onair
(radikoタイムフリー、放送後1週間に限り放送エリア内(無料)とプレミアム会員の方が聞くことができます)


今日の一曲目はなんと、いつも番組をサポートしていただいているサウンドピュアディオ井川社長のリクエストで国分弘子&天野清継の『シンプル・プレジャー』でスタートです。

サウンドピュアディオのカーオーディオのセッティングでは音の基準として国分弘子&天野清継の3枚のアルバムでチェックしていることが多いんだそう。

井川社長自ら登場して、国分さんのアルバムとサウンドについて熱くお話いただいて、これには国分さんも大喜びです。

そんな国分さんですが、先日、アクロス福岡で行われた『Jazz meets Classics国府弘子スペシャル・トリオ × クラシック・プレイヤーズ』も素晴らしいライブだったよう。

クラシックの大きな編成に国分さんのジャズトリオの合体で、国立音楽大学でクラシックを学んだ国分さんだからこそ可能になったクラシックとジャズの見事な融合。ご自身も大変充実感あふれるライブになったようです。

そんな自身のトリオやソロピアノ、オーケストラとの競演、さらにジャンルも国境も超えて大活躍の国分さん。

去年、ボーカリストの岩崎宏美さんとの共作アルバム『Piano Songs 岩崎宏美 & 国府弘子』をリリースして話題になりました。

実は最初は旧知の仲である岩崎宏美さんからのオファーだったそう。

「2人で全国の小さな会場を回らない?」
そんなお話に喜んで応えた国分さん。

「ちょっと騙されましたね」と笑います。「だって、どこも大ホールなんですもん。彼女にとっては小さかったのね」。

でも、その公演は本当に充実した国分さんにとっても素晴らしい体験だったようです。


『Piano Songs 岩崎宏美 & 国府弘子』を聞くとお二人が単なる「歌と伴奏」ではなく、岩崎宏美さんの素晴らしい歌と国府弘子さんのピアノが深く理解し合って融合した本当の意味での「歌とピアノ」の共演のアルバムであることでもよくわかります。

ここで制作の過程などをお聞きしたのですが、そんな中で国府弘子さんの音楽の真髄にちょっと触れることができました。

「まずは相手の音を聞くってことからはじまります。聞いて聞いて聞きまくって」十分理解したところで、それから自身の音とどう組み合わせるのがベストなのかを考えます。とのこと。

これにはこはまも思わず感激。ラジオのお仕事も音楽もまずは「聞くこと」から始まるのは共通なんですね。

「どうやったらうまくなりますか?って時々聞かれることがあるんですが、いつも『まずは相手の音を聞くことです』って答えますね」

ちなみに歌謡界の第一線で長年活躍してきた岩崎宏美さんとのコラボは「音楽として本当に面白くて勉強にもなった」そう。

そんな国府弘子さんがセレクトした一曲はアルバム「ピアノ一丁!」の一曲目「ピアノ一丁!のテーマ」。

この曲のポイントは「ペダルを踏まない」。

ピアノには足元ににサスティンペダルというのがあって、音の余韻をつけることができます。
演奏中は細かにサスティンペダルで響きのコントロールをするのですが、とりわけソロピアノはペダルを踏みっぱなしの場合が多いそう。エコーやリバーブのイメージでしょうか。
確かにピアノの伸びやかに広がる音のイメージですが、多くはこのペダルを踏んでいる状態なんですね。

ところが、この曲ではあえてほぼペダルを踏まず、パーカッシブで打楽器のようなピアノを目指したそう。それって実はプレイヤーとして勇気がいることなんだそうですが、結果、ピアノ自身の音を粒立て、そして音と音の間の「間(ま)」に豊かな表情を与えています。

国分さん、そのためにピアノの椅子に正座してペダルを踏めないようにして始めたそう。
想像するとちょっとユーモラスですけど、結果、なんとも国分さん自身の人柄のよう心躍るようでいて、余分な装飾を配した鍵盤そのものの音は小気味よく、そして余白の美しさとでも言うべきとても奥深い一曲になりました。


さて、ここまでのお話で国府弘子さんの生演奏を改めて聞きたくなったあなた。来年1月、川井郁子さんコンサートに、ゲスト出演が決定しました。

2018年1月28日(日)北九州市の『黒崎ひびしんホール』で開催される川井郁子さんのコンサートに、ゲスト出演が決定です。

川井郁子 コンサートツアー 2018LUNA ?千年の恋がたり?
スペシャルゲスト:国府弘子

2018年01月28日(日) 黒崎ひびしんホール
開場14:30 開演15:00

問)093-621-4566 『黒崎ひびしんホール』まで

いくらお話しても尽きることのない国府弘子さんの素敵なお話。
来週もお迎えして、さらに国府弘子の音世界を紐解いていきたいと思います。

どうぞご期待下さいね。

ジャズピアニスト国府弘子オフィシャルウェブサイト  (外部リンク)


次回9月16日はひきつづき国分弘子さんをお迎えしてお送りします。どうぞお楽しみに。