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2016年8月アーカイブ

★九州世界一ラボ・レポート(17)

【石鹸博士】
『アイランドアロマ沖縄』代表 佐敷好美 博士


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沖縄の自然が育んだ天然素材を使用して、肌にも環境にも優しい
保湿効果の高い石鹸を製造する博士。
埼玉県出身の博士は、大学卒業後、大手食品会社を経て、六本木ヒルズで石鹸の
製造、販売に携わっていたそうなんだけど、結婚を機に2005年に沖縄に移住。
現在は、その沖縄の世界遺産『斎場御嶽(せーふぁうたき)』の近くで、
ゴーヤーや黒糖、月桃やモズクなどを原料に、加熱しないコールドプロセス製法で、
一つ一つ心を込めて大切に石鹸を手作りしているんだって!


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博士の作っている石鹸は、オリーブオイルやココナッツオイルなどの
植物の油をベースに、アルカリを加えて作るコールドプロセス法という
作り方で作っています。
コールドプロセス法は、材料に40度以上熱を加えないので保湿力の高い
石鹸ができあがるんだそう!石鹸の1番大切な保湿力の物質はグリセリンで、
熱をあまり加えずに作ると、グリセリンたっぷりの石鹸が仕上がるんだって♪

コールドプロセス法だと熟成期間を最低4週間おかないといけないので
作ってから販売するまで最低でも1ヶ月!
石鹸は、油にアルカリを混ぜ化学反応が起きて石鹸ができるそうなんだけど、
加えた時のアルカリは強アルカリで、肌にとって刺激になってしまいます。
でも、この1ヶ月の熟成させることによって、だんだんと中性に近づき
弱アルカリくらいまでになるんだそう。
そうすると、たんぱく質や脂質の汚れをよく落とす石鹸になって、
お肌に対してもマイルドな石鹸になるみたいだよ☆

沖縄は高温多湿なので、あまり熟成には向かないので、
湿度の管理をして、石鹸が心地よく1ヶ月間滞在できるよう工夫しています!
だいたい50%くらいの湿度が、快適に熟成させられるんだって^^
東京で作っているときは、湿度が冬と夏では全く違ってくるので、
そういう時は水分量を調整しているそうですよ!!


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沖縄の世界遺産『斎場御嶽(せーふぁうたき)』で最も有名な場所は
『三庫理(サングーイ)』という場所なんだけど、博士も何度も足を運んでいて、
そこで気持ちが浄化されるような感じがしたので、このインスピレーションで
香りや形をイメージして石鹸を作った博士!
心を落ち着かせる香りなんですよ^^
神聖で浄化するような、そして静寂なアロマをブレンドしてみたんだって♪

この石鹸には、月桃を粉末にしたものと、沖縄の南部の土の層にクチャと呼ばれる
泥を入れているんだけど、クチャは毛穴の汚れをよく落としてくれる作用があります!
またオイルのブレンドもしっとり洗いあがるようにしているので、スッキリ汚れを
洗い落としながら保湿力もたっぷりの石鹸になっているそうですよ☆

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『アイランドアロマ沖縄』では、「お肌に優しいこと」「環境に優しいこと」
そして「沖縄のもので美しくなる」という3つのコンセプトがあります!
年齢を重ねると見た目の美しさや可愛さよりも、お肌綺麗ねって言われる方が
嬉しかったりしますよね♪女性は特に、お肌の調子が良くなると元気が出て
やる気に満ち溢れた感じになるので、このコンセプトは大切にしているんだって^^

博士は実際に接客して、その人がどんなお肌の方なのか、どういった悩みを
持っているのか聞きたいので対面販売を1番大切にしているんだけど、
オンラインショップでも買えるそうですよ^^


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博士の住む南城市は、ハートの形をしているんだって!
また南城市は、ウコンの発祥の地とも言われていて「ハート&ハーブの街」という
キャッチコピーもあるので、南城市の植物を使った石鹸を作っていきたいんだそう♪

博士にとって『石鹸』は、癒し^^
石鹸にアロマを入れると朝晩顔を洗うときも、バスタイムも楽しめるので
1日のうち何度も癒しの瞬間を感じられるんだって☆


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今日の研究成果は、『博士が沖縄の風と共に届けてくれる石鹸は、
沖縄の自然の恵み、そしてパワーも一緒に届けてくれるものでした!』です!!


たくさんの人に癒しも香りも、どんどん届けていってね!博士!

★九州世界一ラボ・レポート(16)

【アートリーフ博士】
『アートリーフOKA』 岡美智子 博士


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博士は、数千...数万もの造花の葉っぱのみを使った世界唯一のアート作品
『アートリーフ』で、ホテルや空港のロビー、ウエディング会場や店舗など
様々な場所を心和む空間にデザインしています!

これまで数々の賞を受賞するなど、宮崎を代表する空間デザイナーとして
活躍しているんだって!

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『アートリーフ』とは、無地のビニールレザーにアクリル絵の具で色を付け、
色を重ねてその葉っぱの集合体で季節感を表現したり、与えられた空間の雰囲気に
合わせて演出をしているんだって。
最初は真っ白なんだけど、アクリル絵の具で季節の色を付けていくそうだよ!

博士は、なんか葉っぱが好きだったみたいで、葉っぱを作り続け、
その葉っぱで作品を作り、大きな会場に飾られるようになったんだそう。
『アートリーフ』は元々なかったもので、博士が作り出した作品!
みんなに見せた時に「素敵」と褒めてもらったんだって♪
自分では作品の魅力がわからなかったけど、他の人に見てもらうことで
やっぱり間違えてなかった、作り続けていいのかなと思い、
今まで続けてこれたんだそう。

『アートリーフ』の最後の仕上げは照明だと博士は思っていて、絵の具に
パール系のものが入っているので光を受けた時に表情が変わるんだって!
その表情が変わった時が好きなんですと博士はおっしゃっていました^^
ある展示会では、照明がついた時に拍手が起こったそうですよ!!


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製作は根気のいる作業!!1枚1枚色を付け、ハサミで切り張り合わせて
指先で形をつけていきます。その1枚の葉っぱの温もりが見てくれた方に
なにか伝わっていくんじゃないかなとおっしゃっていました^^
博士は、ふわっとした膨らみを作るのが好きなんだって♪
作品を作る時は優しい気持ちで作っていて、そういう優しい気持ちで作ることが
『アートリーフ』の良さなんですね!!
優しくないときに『アートリーフ』は作らない方がいいそうですよ(笑)


そんな博士の作品は、宮崎空港に常設で飾られています!!
到着口のすぐ向かいにあるお手洗いにありますよ^^
宮崎空港は『宮崎ブーゲンビリア空港』という愛称になっているので、
女性のお手洗いはブーゲンビリアの色合いにしているんだって☆
ぜひ見てみてくださいね♪

2000年の淡路花博に出展したとき優秀賞を受賞し、さらに名誉賞も受賞した博士!
仲間のみんなと協力して完成させた作品だったので、とても嬉しかったんだって^^

博士にとって『アートリーフ』は、全て!『アートリーフ』と共に過ごしてきた
年月を考えると本当に全てなんだそう。
今まで進んできた道をこのまま変わらずに一生懸命取り組んでいきたいと
博士はおっしゃっていました^^


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今日の研究成果は、『博士が全てと語るアートリーフは、全ての人を優しくしてくれ、
そしてパワーを与えてくれるもの』です!!


博士の想いと優しい気持ちがいっぱい込められている『アートリーフ』は
きっとたくさんの人を優しい気持ちにさせてくれるんだろうなあ♪

★九州世界一ラボ・レポート(15)

【観光博士】
『琉球大学 観光社会学研究室』准教授 越智正樹 博士

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多機能携帯電話=スマートフォンのアプリで、琉球王国にまつわる世界遺産群を
紹介するコンテンツを製作した博士!
衛星利用測位システム=GPSの位置情報を活用して、あらかじめ設定された
場所に近づくと、自動で音声案内が流れるっていうものなんだけど、
博士は、スマホ向け観光音声ガイド『Sky Desk Media Trek』を
提供する『富士ゼロックス』から協力依頼を受けて、琉球大学で観光を学ぶ
学生たち25人と一緒に、このアプリ内コンテンツを制作!

日本語の他、英語や中国語にも翻訳されていて、増加する外国人観光客にも、
琉球王国にまつわる世界遺産群の魅力に触れてもらえるキッカケになると
期待されてるんだって^^

このコンテンツは、スマートフォンにインストールするアプリなんだけど、
このアプリ自体は『Sky Desk Media Trek』という名前で
『富士ゼロックス』が2013年に開始した観光音声ガイドサービスなんです!
スマートフォンから自動的に観光ガイドが再生されるんだけど、こういった
サービスだと観光客はマップを見ながら散策する必要がなく、景色を見て歩きながら
自動的に案内してもらえるんです♪
問題になっている「歩きスマホ」も軽減できますね!!


沖縄の世界遺産群は9カ所に分かれていて、それぞれコンテンツを制作しました!
アプリの開発元の『富士ゼロックス』からの依頼で、博士と文化遺産や景観を扱っている
景観学の波多野准教授、また25人の学生でチームを作り、臨むことになったんだって^^
9つの遺産それぞれに対応するということで、学生を9つの班に分け、
各班でリーダーを決めて、それぞれ責任を持って担当してもらったそうだよ♪


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勝連城のリーダーをしていたみやぎさん!
勝連城跡はもともと阿麻和利(あまわり)という城氏が中心として栄えた町のお城。
勝連城跡の歴史はもちろん、てっぺんに行くと初日の出が観れたり、季節によっては電照菊が
綺麗に見えたりするなど地元の人しか知らないような情報などを紹介しています。
ガイドブックには載っていないような情報を盛り込んだんだって☆

世界遺産のようなメジャーな史跡に行けば当然看板やパンフレットなど充実していますが、
そういった情報は、すでにいろんな手段で手に入れることができます。
この観光音声ガイドサービスは、看板にも書いてあることをそのまま音声にするだけだと
沖縄出身の人が考えて行わなくても誰がやっても作れるものになってしまいます。
周辺の住民の方たちがどういう親しみを持ってここと関わってきたのか、地域との
関係についても興味を持っていただくきっかけになればと思ったんだって。


「観光地の真正性」という言葉を博士はよく言っていて、観光地として成り立っている場所が
本物であるのかどうか、観光地の為に作られた場所であればそれは本物ではないという話が
みやぎさんは面白いと思ったんだそう。

時代はずっと変わっていて、そのままというのはあり得ないので、常に時代の変化に合わせ
少しずつ変えながら守っていくというのも大事。では、どういう部分を変えて、
どういう部分は変えてはいけないのかということを観光産業の振興だけを考えるんではなく
地域の方々が大切にしてきたものに焦点を当てて何を守っていくのか、何を本物として
残していくのかを考えています。

世界遺産というのは、世界的な価値、普遍的な価値として認められたもの。
それはそれで重要なんだけど、それと同時に地域の方々にとっての特殊な地域の方々にしか
わからないような文化的な変わり方や生活上の関わり方を世界的な観点から無視していいかというと、
そうではないのでその点のバランスが常に課題になっているんだって...


世界的な価値と地域の方にとっての独特の価値。この2つの一見矛盾するような価値を
どう結び付けていくかを常に考えなければなりません。
こうした様々なものを結び付けて、また新たな価値を生み出していくという可能性が
観光にはあると博士はおっしゃっていました。
様々なものを結び付けて橋渡しをしていって、その結果として社会全体が少しずつ
良い方向に変わっていく原動力になる確かな希望が秘められている実践が
博士にとって『観光の研究』なんだって☆

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今日の研究成果は、
『博士たちの研究は、地元の人達とそこを訪れる人達を結びつける橋』です!

今までと違う沖縄を観光できそう!このアプリを使って観光してみたいなあ♪

★九州世界一ラボ・レポート(14)

【エネルギー博士】
『宮崎大学 工学教育研究部 電子物理工学科』准教授 西岡賢祐 博士

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博士は、石炭や石油なんかに代わる未来のエネルギーとして期待される水素エネルギーを、
太陽光エネルギーから生み出す画期的な研究を行っています。
もともと集光型太陽発電を長年研究してきた博士は、東京大学の杉山正和准教授と共同で、
この研究を開始。去年の8月に、世界最高の水準となる太陽光のエネルギー量の
24.4%を水素エネルギーに変えることに成功したんだって!

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博士は、学生の頃から集光型太陽光発電の研究しています。
集光型太陽電池は、太陽電池を小さくするために集光し、安いプラスチックのレンズに
光を集めます。普通だと大きな太陽電池が必要だけど、集光型太陽電池は、光を集めて
集まったところに小さな太陽電池があるだけ!
15センチのレンズで光を集めて、太陽電池の大きさはなんと7ミリ!
虫メガネと同じ原理なんだそう!

また、小さくすることによって一般的に使われている太陽電池よりも
もっと良い材料が使えます!一般的な太陽電池は、シリコンという材料で作られているんですが、
集光型太陽電池は、宇宙用の衛星によく使われているガリウムヒ素を使っています。
太陽エネルギーを同じ面積だとしたら、2倍の電気エネルギーが出てくるんだって!!

その研究の中で1番問題だったのはコスト!安く作れないってところが大変で、
一般家庭に入れようとするとまだ数百万円かかってしまうんだって。
普通の太陽電池を設置するってなると、太陽電池自体を屋根や土地に敷き詰めることに
なるので高くなってしまいます。


太陽電池は、太陽が出ている時にしか電気を出しません。
この太陽光発電で作った電気を夜も使えるように何かに溜めておきたいですよね!
そこで、高校や中学で習った「水の電気分解」!
水素と酸素に分解するという簡単な原理で太陽電池の電気があれば、水素が作れます。
その電気を使って夜も使えるエネルギーとして溜めておくために、水を電気分解して
水素を取り出しておきます。そして、その水素と大気中にある酸素を使うことによって
電気が出てくるんです!!それが燃料電池というものになっていて、
水素があればいつでも電気を取り出すことができる!ということなんですね(笑)


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もともと博士たちは、効率の高い、良い太陽電池を作っていました。
それを水素に変えようと、東京大学と共同研究というかたちで
効率の高い太陽電池から効率高く水素を出すという研究に成功しました!!

100の太陽エネルギーが入った場合、そのうちの24.4%が水素のエネルギーに
変えることができているんです!!
この24.4%という効率は世界最高効率☆

エネルギーの研究は、人の生活に直結するもので良いものができれば
人の役に立つものになります。自然エネルギーを使って自分でエネルギーを作れるようになると
ガラッと気持ちも変わると思うので、そういったところに関われてるのが醍醐味なんだそう^^

今、水素エネルギーは注目されていますよね!でも、現状水素は天然ガスから作られているので
車が走っているときは、水素を使って酸素とくっつけて電気を取り出して出てくるのは水だけ!
車が走っているときは二酸化炭素を出しません。ただ、その水素を作っているときに
二酸化炭素を出してしまっているんです!本当のクリーンなエネルギーにしたいと思うと、
水素を作るところから二酸化炭素をできるだけ出さないようにしたいので、
そこで自然エネルギーを使って水素を作ると、作る時にも二酸化炭素を出しません。
もちろん使う時にも出しません!そういった社会、世界になると思っているんだって♪

技術的には、もう集光型太陽電池はできます。あとはコストを低くして効率を高めていくこと。
そして、その中で自然エネルギーで水素を作る、二酸化炭素を出さない
世界を作れるようになっていけばと思っています。


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博士にとって自然エネルギーとは、夢ではなくて達成すべき目標!!
夢だと言ってしまうと遠い感じになってしまうんだけど、技術的にはできるので
あとはどう使ってもらえる技術にするかっていう目標なんだって!
大学の研究者だけではなく、企業も含めていかにコストを下げて使ってもらえる
エネルギーにするかっていうのが大事なので、世界で戦いながら実現していくべきもの!

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今日の研究成果は、
『博士が作る20年後の未来は、人も地球も笑顔にさせてくれるものでした』です!

一般家庭にも博士たちが作った集光型太陽電池が早く普及できるように
頑張ってね!博士^^

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