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2015年8月アーカイブ

★九州世界一ラボ・レポート(22)

【餃子博士】
『八幡ぎょうざ協議会』会長 畠中聡之 博士


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「鉄は熱いうちに打て!餃子は熱いうちに食え!」をキャッチフレーズに、
餃子を通して地域の活性化を目指している博士。

北九州市八幡地区は、その昔、工場労働者たちのスタミナ源として
食されたっていう「鉄鍋餃子」発祥の地なんだけど、博士たちは、
そんな餃子を「八幡ぎょうざ」と呼んで、全国にPR!
日本の近代産業を支えた製鐵所の街として繁栄したこの街に、
昔の賑わいを取り戻そうとしているんだって。

去年10月には、「全国餃子サミット」と「全国餃子祭り」が北九州市で
開催されたんだけど、博士たちは新日鐵住金の協力で、一度に1000個もの
餃子が焼ける世界一大きな鉄鍋を製作。
会場に集まった15万人もの人々を、餃子で笑顔にしたんだって^^


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一度に1000個の餃子が焼ける世界一大きな鉄鍋は、直径1m30cm!
重さはナント、100kg!!!!!
正確にいうと、1200個の餃子が焼けるんだけど、みんなに振る舞う時に
くっついたり取れにくくなってしまうので、余裕を持って1000個で
取りやすくしているんだって^^


福島にある円盤餃子も大きな鉄鍋で焼く餃子なんだけど、
「全国餃子サミット」と「全国餃子祭り」が北九州市で開催
されるということで、福島から鉄鍋対決をしないかという提案が!
せっかくだからやりましょう!ということで
福島が持っている鉄鍋よりも大きい鉄鍋、より頑丈な鉄鍋を作ったんだって☆


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一度に1000個の餃子を焼くのに、最初は1時間くらいかかっていて、
焼けていない餃子があったり、焼きムラができていたそう。
今は、6人くらいで餃子を置いているんだけど、それでも全ての餃子を
並べ終わるのに7分かかるから、並べ終わってからちょっと温度を上げて
加熱していくんだってー!

そして、世界一大きい鉄鍋専用のフタとコンロも作ったそうだよ☆
パイプが12〜13本あって、プロパンからパイプにガスを流して、
鉄鍋の下全面が火の状態になるようにしたんだって^^

イベントでやる時、お客さんを1時間も並ばせるのは嫌なので、
長くても30分で焼き上げるように試行錯誤しているそう。
パフォーマンスだけでなく、博士は味や細かい部分にもこだわっているんだね☆

八幡東は昔から新日鐵の町、八幡製鉄の町で、日本一忙しい商店街だったんだけど、
それが静かな町になりつつある状態だったので、食で町おこしをしたい!
餃子で賑わいのある町にしよう!元気な町にしよう!という思いに賛同する
人たちが集まって「八幡ぎょうざ協議会」ができたそう♪


そして、「八幡ぎょうざ」を広める為に、博士はマップを作成!!
「八幡ぎょうざオフィシャルマップ」というカタログみたいなものがあるんだけど、
地図に番号がふってあって、餃子屋さんがどこにあるのか分かりやすく表示!
八幡には、餃子屋さんがナント70店舗も!!
もともと、餃子をたしなむ文化が八幡にはベースとしてあったんだって〜☆

素材の特徴は何ですか?という質問がよくあるけど、素材はみんなそれぞれ
餃子屋さんの系統によって違っていて、ラーメン系、お母さん系、中国本土系、
鉄鍋系などたくさんの系統に分かれているそう!
その中でポイントにしているのが「柚子胡椒」を使うこと!!これが、八幡ぎょうざの特徴♪
もともと鉄鍋というのは、八幡中央町にある中華屋さんが中華で鉄鍋を使っているのを
折尾の方で鉄鍋餃子として売り出したのが、全国で最初と言われているんだって!


7月5日に新日鐵が世界遺産に登録されたので、「世界遺産の街の餃子」というラベルも作成!
世界遺産の街だけでは、なかなか観光で来ている人にインパクトを与えられないので、
そこにドンドン餃子の歴史も入れ込んでいこうと考えている博士。
世界遺産を見たあとには、餃子を味わって帰ってもらいたいそうだよ☆


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博士にとって「八幡ぎょうざ」とは、夢!!
夢を叶えていくというものが餃子の中にはいっぱい含まれているから、
過去の栄光であった八幡を、この餃子で取り戻したいんだって^^

また、全てを包み込むのが餃子の原点だと思うから、八幡のいろんなものを
包み込むことによって、みんなが笑顔になったり、元気になってもらいたいと
博士はおっしゃっていました☆


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今日の研究成果は、
『餃子は、人も街も、そして未来も元気にするパワーを持っている』です!

博士の夢がいっぱい入っている餃子で、八幡だけでなく日本、いや世界も
元気にしていってね!博士!!

★九州世界一ラボ・レポート(21)

【三重津海軍所博士】
『佐野常民記念館』館長 古賀一彦 博士


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「三重津海軍所」は幕末、佐賀藩の海軍の拠点だった施設で、海兵の訓練や
西洋船の修理、そして、国産初の実用蒸気船「凌風丸(りょうふうまる)」の
建造などを行っていたそう。

また、発掘された木造の修理用ドライドッグは、ナント!国内最古のもので、
日本の近代化の原動力となった産業遺構の一つとして、先日、世界遺産に登録されたんだって!!


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早速!「三重津海軍所」跡を見学させていただきました!
VRスコープを覗くと、160年前の「三重津海軍所」をイメージした
360度の映像を見ることができるんです☆

7月5日に世界文化遺産に決定の発表があって、1日約1000人の方が
来館しているみたいだよ^^


佐賀藩が長崎港を警備していた時に、イギリス船フェートン号がオランダ船を装い、
長崎港に侵入するといった「フェートン号事件」が起こったことで
外国に対抗する力をつけるために海軍所が必要だったんだね><

当時の技術や環境からすると、これだけの海軍所を作るって相当大きな事業!
1855年に幕府が長崎に「長崎海軍伝習所」というものを設置して、
そこに佐賀藩からも48名の藩士たちが研修に行き、造船の知識や技術を学んだんだって。
ちょうどその頃に戊辰戦争が始まって、幕府は「長崎海軍伝習所」を閉校。
その後、佐野常民が責任者として、今の早津江川に「三重津海軍所」を設置したんだそう。

ここの場所に当時の日本の最先端が詰まっていたんだね!


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「三重津海軍所」跡は、早津江川の河川敷になるんだけど、おおまかに4つに分かれていて、
学生寮や船入場跡。それから、当時は調練場と言っていた訓練場所。
そして、舟の修復や建造をするところなどなど!!

しかも、この場所で国産初の実用蒸気船もできたんだって!
名前が「凌風丸(りょうふうまる)」!長さが18.2m、幅3.3mという小さな軍艦なんだけど、
この蒸気船が1855年にできたと同時に、陸地の方では新橋と横浜間(29km)に
日本では初めての鉄の道路、蒸気機関車ができたそう!
つまり、当時は蒸気で何かを動かすということが最先端だったってことなんだね☆


舟を建造したり修復したりするのに必要なのは「ドッグ」!
長崎を始め、広島やあちこちのドッグを見ると、西洋式のドッグで
レンガを敷き詰めたり、セメント造りのドッグだったそうなんだけど、
「三重津海軍所」は、日本古来の土木技法を使っていたんだって。
縦横に敷き詰めた丸太は全部松の木で、中央に木組として作られたのが大きな目玉だったそうだよ^^


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佐野常民さんは、佐賀の七賢人の一人として、「三重津海軍所」を創設する時の責任者と言われています。

「まず人は心が大事」ということを佐野常民さんはその時代から言っていたそう。
人を愛するというのは、言葉にするのは簡単だけど、実際にそれを実践する、
実行するということが佐野常民さんの功績。

博士は常民は物を作るだけではなくて心の面でも素晴らしかったんだよということも伝えたいそう。
また佐野常民さんは、日本赤十字の創設者であり、初代社長にもなっているんだよ!!
それこそ、人を愛するために考えた功績だと博士は思っているんだって^^


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世界遺産決定後、今、他県からもたくさんの方に来館してもらっているけど、
これを5年後、10年後もずっと引き継がれていくようになる為には、
どういうものを取り入れて、どう自分たちが対応していくかというところが大事。
だんだん来館者が減っていくことが一番ダメだと思うから、みなさんに行ってよかったと
言われるような施設にしていきたい!と博士はおっしゃっていました♪


現代の人は、テレビ時代ということもあって目で見る視力教育が主になっている。
今は実際に見ることはできないけど、ゆくゆくは、目で見られる何かを作りたいという博士。
今後が楽しみだね^^

博士にとって「三重津海軍所」跡とは、後世の人々、また次世代の子どもたちに
いつまでも「三重津海軍所」はこんなところだったいうことを伝承していきたい場所。

それと共に、今は地中に埋まっている「ドライドッグ」と同じように、
掘れば掘るほど我々にも夢を与えてくれる場所でもあるんだって☆


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今日の研究成果は、
『学んでほしいのは、三重津海軍所を作った佐野常民さんの
その功績だけじゃなく、その精神もだ!』です!!

夢の詰まったこの地で、佐野常民さんの心を功績をたくさんの人に伝え、
みんなに夢を与えていってほしいな^^

★九州世界一ラボ・レポート(20)

【スーパーハイビジョン博士】
『九州国立博物館』主任研究員 市元塁 博士


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博士の働く「九州国立博物館」の「スーパーハイビジョンシアター」では、
現行ハイビジョンの16倍にあたる世界最高峰の超高精細8Kスーパーハイビジョン映像で、
様々な美術作品の魅力を紹介。

320インチの大画面から繰り出す3300画素の映像は、
実際に観た人でしか語れない美しさなんだって^^

「スーパーハイビジョンシアター」で、実際に映像を観せてもらったんですけど...
大きいスクリーンに鮮明な教会が映っていて、窓から見ているような
本当に3Dで見ているような感じ!!

見ているうちに、それが映像ってことを忘れてしまうくらい臨場感があって、リアルな映像!
静止画でも本当にその世界に入り込んでしまいそうでした!

動画もカメラの技術が向上しているので撮れないことはないそうなんだけど、
あえて静止画にすることによって、見ている側が主体的にその画面に入り込めるんだって^^


最近、4Kが話題になっていると思うんだけど、4Kは800万画素。
「九州国立博物館」のスーパーハイビジョンシアターは、大画面で8K!
これは3300万画素もあるんだって!!

2005年にオープンした当時、8K映像の常設シアターがあったのはココだけ!!
10年前からずっと8K映像を紹介しているそうだよ☆


博物館は、文化財を観賞する場所なんだけど、通常文化財は展示ケースの中に入っていたり
少し観る側と距離感があるよね。そういったなかで、できるだけ本物に近い視野で
実物展示だけではわかりにくい細かい部分までを映像を通して吸収してほしい!
ということで、ハイビジョンシアターを立ち上げたそう。

博士のオススメは、九州国立博物館に行ったらまずスーパーハイビジョンシアターを観る!
映像を一番最初に見ると、展示されている一つ一つとガラスを意識しないくらいで
向かい合うことができるんだって♪

8K映像を最初に見ることで、文化財が本当に身近に間近に感じられるから
8K映像を観ると観ないとでは全然違うそうだよ!


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博士は考古学という分野を担当していて、発掘によって出土した資料なども研究対象に。
考古学って古い時代のことを研究しているように思われがちなんだけど、
扱う時代は人類発生から昨日まで!昨日までの人類の営みを研究するのが考古学ってちょっと意外だよね!
博士は、だいたい弥生時代から古墳時代、飛鳥時代、卑弥呼の時代から
聖徳太子の時代までを扱っているそうだよ^^

邪馬台国は九州から近畿地方に移ったなど、いろんな意見があるんだけど「三国志 魏書」は、
すごく分厚い中国の文献なんだけど、その中で邪馬台国は最後の最後の方に出てくるそう。

その数ページ後をめくると、実在しないような国も出ているので
その文字にばかり影響されて言うよりも、実際に出土しているものから
当時の社会がどうだったのかを考えることを博士は大事にしているそう!

記録に載っていないだけで、邪馬台国よりも大きな国が日本にも本当はあったかも...?
っていうことを考えると、邪馬台国が一番とは言えないから、考古学では
発掘や出土してきたモノで検証しているんだって^^

例えば、邪馬台国と書かれた札がどこかから出土したとしても、
札は人が持って歩くモノなので出た場所が邪馬台国とは言えない。
決着はつかないんだけど、決着がつかないことを永遠考えるのが学問の面白さ!
決着がついても次の謎がきっと出てくると思うと博士は楽しそうに話していました♪


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そして8月に開催されているのが「大英博物館展」!!
博士もかなりオススメしていました(笑)
大英博物館が本当にやりたかった展覧会なんだって!
大英博物館は、本当に世界中のあらゆるものを収蔵しているんだけど、
今回は「一つの世界の歴史を語ろう」という壮大な計画で開催されているそう。

大英博物館は700万点の収蔵品があるんだけど、そこから選りすぐりの100点を
世界巡回させていて、それぞれの国の反応をみたりしているそうだよ!

また、大英博物館から「九州国立博物館は、101点目に何を持ってきますか」
という宿題が出されているんだって!

各開催館が、その101点目を自分たちで考えて展示。
1番から順番に展示されていて、最後の100点目のあとに101点目が来るので、
それを考えながら1から100を訪ね歩くっていうのも楽しそうだよね♪

博物館は勉強するところってイメージがあると思うんですけど、決してそうではなくて
気楽な気持ちで、思うがまま、感じるがままに作品と対話していけば、
すごく楽しい場所になる思うと博士はおっしゃっていました。

ふらっときて、ふらっと過ごす。のんびり過ごすことが博士がオススメする楽しみ方♪


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博士にとって「九州国立博物館」とは、未来が詰まっているもの。
博物館に展示しているものは過去のもの、古いものばかりだけど、
それを見て吸収したことっていうのは、今日明日からの自分に活かせる!
今後の人生に影響するものばかりなので、実は博物館には未来が展示してあるんだって!

だから博士にとって、唯一、考古学の対象でないものが「九州国立博物館」なんだって^^


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今日の研究成果は、
『九州国立博物館は、昔を知るだけじゃなくて、明日の自分を作りだすところ』です!

博士の話を聞いていると、博物館に対するイメージが大きく変わったなぁ^^
みんながもっともっと、ワクワクドキドキするような博物館を作っていってね!

★九州世界一ラボ・レポート(19)

【ペタルアート博士】
『ペタルアート作家』 ミヤギタケオ博士


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乾燥させた花びらを重ねて、ファンタジックな絵を描く「ペタルアート」を
考案したペタルアート作家のミヤギタケオ博士。

「ペタル」とは、英語で「花びら」という意味なんだけど、博士は桜島を一望する
アトリエで何年間も乾燥させた花びらのみを使い、花ひとひらの美と可能性を追求。
桜島などの雄大な鹿児島の自然を描き、花たちに第二の人生を与えているんだって!


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桜島を描いている「ペタルアート」を実際に見せてもらいました^^

山肌や噴火の様子、雲のモクモクまで花びらで描かれているんですよ!
花びらを何枚も重ねているので、立体感があるよね☆

「ペタルアート」に使われている花びらは、一切着色していません。
時間をかけて乾燥しているの間に変色してしまうので、
最初に花が持っている色合いは、ほとんど残らないそう。

今一番、使い勝手のいい花びらは「バラ」!
品種改良が進んでいるから、色や大きさ、形などが多種多様で、
バラの花びらだけでも、けっこうな作品ができるくらいなんだって♪


作品に使う花びらの90%くらいが花屋さんで調達しているものなんだけど、
部屋にちょっと飾っておいて、少しくたびれた頃がストックには一番いいんだそう。
生花のときは、水分をたくさん持っているので変色しやすいから、
少しうなだれた頃に花びらをばらしてストックすると、花びらの持つ水分量の関係で
意外とその花の持っている色合いが残ったりすることも!!

博士は、マンガ本で花びらをストックしているんだけど、
まずページを開いて、そこにティッシュを敷いて花びらを並べていくそう。
その上にまたティッシュをかぶせ、10ページくらい飛ばして
また同じように花びらを並べていってストックしているんだって!

乾燥剤などは全く使わずに、本に挟んだまま、最低でも5、6年は寝かせるそう。
だいたい3年くらいから変色が進んできて、ある程度は定着するんだけど、
それをさらに色合いが定着するように年月をかけているんだね!

「ペタルアート」は、最初から変色をさせた花びらを使っているから
フレームに収めてからも変色の度合いがほとんど分からない。
描いた作品をそのまま長く楽しんでもらうためにも
自然に長い時間をかけて乾燥させるのが一番いいんだね^^
乾燥期間は、短いもので5、6年。最長だとなんと30年!!!


30年前、博士は会社に勤めていて、ストックした花びらを取り出して作品を作っていたそう。
学校を卒業して一般の会社に就職し、総務系の事務をしていた博士は、
デザイン的な仕事がしたいという夢が諦めきれずに、一人で東京へ行き、
2年間グラフィックの勉強を始めたんだって。
そのとき、結婚もしていて子供もいたけど、家族は鹿児島に置いて1人東京に><

専門学校卒業後は、鹿児島の百貨店で宣伝部に所属。
「ペタルアート」を発表するにあたって、定年後の趣味の世界かと思われたくなかった博士は、
本気で「ペタルアート」をしたいと、53歳という中途半端な歳に退職したんだそう。


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普段、花は花として見ているけど、それを形づけている一片一片の花びらは
どうなっているのか、ちゃんと見ることってないですよね><
でも、その花びらをよーく見た時「なんて不思議な形をしているんだろう」と感じたり
また年月を経てくると、花の脈などがさらによく見えてきたり、
一片一片の花びらってちゃんと見ると不思議で面白いんだね♪


花屋さんで、この花をストックしていくと面白いだろうなと思った花だったり、
庭に咲く小さな花だったり、近くの田んぼの畔に咲いている花だったりを
頻繁にストックしているから、約200から300種類はストックしてるんだって!
今、どのくらいストックしているんだろうと思って、マンガ本を数えてみたら
2500冊もあったそうだよ!!!
1冊にだいたい1000枚は入っているから、250万枚も花びらが!!
すごい数だよね><

本を開いたときの出てきた花びらっていうのは玉手箱のような感じ。
驚きの連続で、ぱーっと本を開いてその花をメインにした作品が頭の中に
どんどん出てきて作品していくっていうのが博士の流儀☆


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「ペタルアート」のデメリットの一つは、色や形を選べないこと。
大きさが決まっていたり、色が限定されたりっていうのがあるから
具象的なものは作りづらいんだって。
例えば、「桜島ですよ」と感じさせつつ、いかにファンタジックに遊ぶか。
デメリットな部分を最大限に楽しむようにしているそうだよ^^

また、綺麗な花びらだけでは味のある作品はできないという博士。
折れていたり破れていたりする花を効果的に使うことで味のある作品になるそう。
意図的に折ったり破ったりするのではなく、自然に破れている花びらを使うことで
より温かみのある作品になるんだろうね^^


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「ペタルアート」教室の生徒さんの中でインストラクターの資格を7名の方が
取得しているんだけど、その方々にも自分のように「ペタルアート」をずっと
愛して続けていってもらいたいとおっしゃっていた博士。
「ペタルアート」には、作り手の人柄みたいなものが出てくるから
花びらを使って人の心をつかむような作品を作ることで、
ペタルアートと交わってほしいなという夢があるんだって^^
自分だけじゃなくて、生徒さんにも人の心をつかんでほしいとおっしゃっていました。


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今日の研究成果は、
『花の持つ優しさと博士の優しさの融合でできたペタルアートは、
見る人も優しい気持ちにさせてくれる』です!

全て自然のもので作られているからこその温かみや優しさが作品から滲み出ているよね^^
博士だけでなく、教室の生徒さんにも、たくさんの人の心をつかむ
「ペタルアート」をたくさん作っていってほしいな♪

★九州世界一ラボ・レポート(18)

【ペンギン博士】
『長崎ペンギン水族館』飼育展示課 村越未來 博士

博士の働く「長崎ペンギン水族館」では、地球上に生息する18種類のペンギンのうち
9種類、およそ180羽ものペンギンを飼育。
世界で一番多くの種類のペンギンを観察できるんだって!
また、前身である「旧長崎水族館」時代からペンギンの繁殖の先駆けとして
知られていて、その繁殖技術や飼育技術は世界の文献に『長崎方式』として
紹介されたこともあるそう。

深さ4メートルの世界最大級のペンギンプールをジェット機のように
スピーディーに泳ぐペンギンたちの姿は、まさに圧巻!!

まずはその、世界最大級のペンギンプールに行ってみました♪


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このプールは、「ペンギンが空を飛んでいるような姿を皆さんに見ていただきたい」
というコンセプトで作られているそうだよ☆
14年前のオープン当初からあるプールでは、ペンギンを下から見上げることができます!
なかなか見ることができない姿をぜひ見てもらいたい!という思いで作った水槽なんだって。

ペンギンは、ちゃんと水をはじくように羽の手入れを自分でしているんだけど、
こういった細かい部分まで見ることができるのは、このプールがあるからこそだね!!


「長崎ペンギン水族館」の前に「長崎水族館」がもともとあって、
その長崎水族館ではペンギンだけでなく、いろんな海の生物を飼育。
そこからまた新しい水族館を作ろう!って話になった時に、
長崎水族館時代からたくさん飼育していたペンギンに特化した
水族館にしよう!ということで、14年前「長崎ペンギン水族館」がオープン!


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「長崎ペンギン水族館」には今9種類のペンギンがいるんだけど、
そのうち5種類のペンギンは、寒いところにいるペンギンなので
寒い室内で生活しているそうだよ!
残りの4種類は、あたたかいところにいるペンギンなんだって!
ペンギンって聞くと、寒い所にいるってイメージが大きいと思うんだけど、
種類によっては赤道近くにいるペンギンもいるみたい^^
長崎でも冬になると雪が降ることがあって、その時は寒すぎて震えている
ペンギンもいるんだそう。かわいそうだけど、なんだかちょっと可愛いよね(笑)
そういう寒いときは、自分たちであったかいところに集まっているそうだよ☆


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博士が一番好きなペンギンは「ジェンツーペンギン」!
頭に白いヘアバンドがついているような模様があるペンギン。
実は、くちばしと足が黄色いペンギンはジェンツーペンギンくらいなんだって!!
絵を書くときに、みんながイメージするペンギンに近いのがこのジェンツーペンギン♪

ジェンツーペンギンは、ペンギン同士でお辞儀をして挨拶をするの!!(笑)
仲のいいペンギン同士で会ったりしたらお辞儀をするんだって^^
この挨拶は、長崎ペンギン水族館でも見ることができるそうで、
よーく観察するとお辞儀している姿はいろんなところで見られるらしいから
長崎ペンギン水族館に行ったときは、よーく観察してね☆

なんと、ジェンツーペンギンたちは博士に対してもお辞儀をしてくれるそう!
みんなじゃないけど、仲良くしてくれるジェンツーペンギンの近くに行くと
挨拶してくれるんだって!いいなぁ♪(笑)


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キングペンギンのぎん吉くんとペペちゃんの鳴き声を聞かせてもらったんだけど、
実は、ぎん吉くんは世界で最長飼育記録を持つペンギンなの!
39歳まで生きたそうなんだけど、これは人間でいうと100歳は超えているんだって><
今も破られていない世界一の記録なんだよ!

今、たくさんの水族館や動物園でペンギンのパレードを様々な形で
やっていると思うんだけど、その発祥は旧長崎水族館なんだって!
パレードをしているのはキングペンギンなんだけど、普段はあまり動かない種類で
飼育していると運動不足になってしまうそう。その運動不足解消のために
みんなで歩きましょう!ということでパレードが始まったんだよ^^

最初は、イベントとしてやっていなかったんだけど、ペンギンがみんなで
歩いている姿が好評だったらしく、イベントとしてパレードになったそう!

キングペンギンは寒い地域のペンギンなので、冬場はキングペンギンが。
夏場はバトンタッチして、暑さに強いフンボルトペンギンがパレードしているんだって♪
土日祝日のお昼1時30分からパレードを見ることができるそうだよ!


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「長崎方式」と言われている繁殖技術や飼育技術とは?

まず、ペンギンたちにエサを与えるとき、お腹いっぱいには与えない!
毎日毎日お腹いっぱいになるまで食べていたら肥満になってしまうので
腹八分目で止めるようにしているんだって。
さらに、エサも毎日ではなく1週間に1度、エサをあげない日があるそう。
なぜかというと、野生では天気が悪かったり、エサがうまく見つけられなかったり
食べれない日が絶対あって、常に食べれる幸せな状況ではないから。
水族館でもエサをあげない日をつくって、自然の状態に近くなるようにしているんだよ!

他にも、飼育場自体が狭い環境なのでエサをあげるときに運動も兼ねていて、
ずっと同じ場所で寄ってくるペンギンにあげるっていうことはしないそう。
飼育員が走ったり移動したりしてペンギンを動かすようにしていて、
普段あまり走ったりしないから、そういうときくらい動きましょう!
ということで行っているんだって^^

また、繁殖については、基本的にペンギンに任せているそう!
卵を産んで、温めて、子育てするっていうのは環境が良ければペンギン自身で
することだから、博士たちはそれをお手伝いしているだけなんだって♪


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博士にとってペンギンとは、仕事のパートナー!

今後は、もっと皆さんにペンギンに触れあってもらいたいし、
もっと近くで見てもらえるようなイベントをしたいなぁって考えている博士。
いつでもペンギンと触れ合える状態ができればいいなって思っているそうだよ☆


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今日の研究成果は、
『ペンギンは癒しをくれるだけじゃなく、礼儀作法も教えてくれる』です!

ペンギンのお辞儀を見ると、可愛くて癒されると同時に私もちゃんとしないと!って思っちゃうよね(笑)
癒しをくれるペンギンともっとたくさん触れ合える機会ができたら楽しいだろうなぁ♪
博士、期待してますね^^(笑)

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