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2015年7月アーカイブ

★九州世界一ラボ・レポート(17)

【農業博士】
『JAグリーン鹿児島』販売課長 上山正人 博士


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桜島大根は、大きいモノでは重さ20kgから30kg、胴回り120cm以上に育つ
鹿児島の地方野菜で、その大きさはギネスブックにも認定されているそう。
そして、桜島小みかんは、重さ40gから50g、直径5cm足らずの大きさで、
小粒ながら甘味が強く、独特の芳香がある果物らしいよ!

博士は、そんな大きな大根や、小さなみかんなどの栽培をサポートしながら、
鹿児島の農作物の魅力を伝えるお仕事をしているんだって^^


「JAグリーン鹿児島」は合併して、桜島から鹿児島市内を管理している大きな農協。
その中で博士は、農家さんが作るいろんな農作物のサポートしていて、
他にも販売に関する業務を行っているそうだよ^^

生まれも育ちも桜島という博士は、桜島フェリーで通勤!
活火山のすぐふもとだけど、やっぱり住めば都で、一番離れたくない場所なんだって^^
生産者の方たちにとっては、灰も積もるような過酷な環境だけど、
ここで世界一大きい大根や、世界一小さいみかんが作られているんだね!


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「桜島大根」は、桜島フェリーの乗り場から離れた地域で作られているんだって。
昔からその地域は、軽石が混ざっている火山灰土壌で、その軽石が含まれていることで
大根が大きくなると言われているそう。だから、地域が限定されてくるんだね!

世界一の大きさを生み出すには、まず土!
あとは、農家の生産努力と肥培管理が大事なんだって。
桜島大根は、200年以上前から作られているって話もあるみたいだよ^^

桜島大根は、ブリ大根などの煮物に向いている大根!
普通の大根との違いは、煮込んでも煮崩れしない、味が染みやすい、柔らかいところ。
加工品だと、漬物や切り干し大根などが評価が高いんだって♪

旬は、年が明けて1月から3月の上旬くらいまで。
普通の大根よりも、生育の期間が少し長いらしく、8月の下旬から9月の上旬に
種まきをして、年が明けて1月の中旬から3月の上旬までに収穫するんだって。


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15、6年前に「世界一桜島大根コンテスト」というギネスチャレンジが
始まったことをキッカケに、大きさを競い合うようになったそう。
初めてギネス登録したのは2001年で、それを31.1kgという大きさで2003年に更新!

「世界一桜島大根コンテスト」の中では、大きさを競う他に大根の肌を競うんだって!
「美人賞」っていう部門もあるみたいだよ^^


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「桜島小みかん」は、桜島の管内で栽培されていて、風味・味覚共に抜群のみかん!
ということで、昔から作られているんだって^^
桜島小みかんの由来は、はっきりとはしていないんだけど、定着したのは昭和40年以降。
200年木とか100年木の原木があるから、けっこう昔から作られているんじゃないかと
博士はおっしゃっていました!

昔から、「桜島大根」と「桜島小みかん」は桜島の名産品として地域を支えてきたんだって。
桜島小みかんは、12月だけの販売!!1ヶ月間だけの期間限定なんだそう!
2kgの手詰めで2500円ほどで、他にも色んな形で販売しているから
手土産として買っていかれる方も多いみたいだよ♪


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生産者の方たちが高齢でなかなか桜島大根の作り手がいないと話す博士。
できればずっと桜島大根を残していきたいので、新しい生産者を開拓したいそう。
また、今「紅系桜島小みかん」を作っているから、その生産量も伸ばしたいそうだよ^^

桜島大根と桜島小みかんは、「国の故郷に残したい100選」の中で
鹿児島から唯一選ばれた品目だから、これだけは、どうしても絶やせない!とのこと。

また、桜島大根と桜島小みかんは一生涯残したいもの。
自分がいなくなってもずっと鹿児島の特産品という形の中で残っていってほしい。
なくてはならない存在。と、熱く語ってくれましたよ^^


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今日の研究成果は、
『桜島大根と桜島小みかんは、地元の人たちの愛情によって未来永劫受け継がれていく』です!

極端な二つの世界一!これからも地元の人だけじゃなく、世界の人にも
愛されるものになるよう、ずっとずっと作り続けてね^^

★九州世界一ラボ・レポート(16)

【パラミツ博士】
『宮崎県総合農業試験場 亜熱帯作物支場』技師 飯干聡子 博士


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博士の働く「亜熱帯作物支場」の中にある「トロピカルドーム」では、
世界最大の果実としてギネスブックに登録されている「パラミツ」を栽培しているそう。

「ジャックフルーツ」とも呼ばれる「パラミツ」は、長さ40センチ以上、
直径25センチ以上に育つ楕円形のフルーツで、大きいモノでは重さが最大で、
60kg以上にもなるんだって!!

早速!「パラミツ」を見にきましたよ^^


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この「パラミツ」は、大きいモノで5kgほど。
現地では50kgから60kgになるから、約10倍くらいの大きさ!さすが世界一!!
「パラミツ」はインド原産の果実で、現地の人は種の周りの実を食べるそうなんだけど、
バナナとパイナップルを合わせたような味なんだって^^


「亜熱帯作物支場」は、亜熱帯性果樹や高温性カンキツ、亜熱帯性花き・花木と
その研究成果を見せるドームや有用植物園を管理している施設。

温暖な気候を利用して、亜熱帯性の果樹や花木を農業に活かしていくということで
試験をしているそうだよ!

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博士は、花の研究と有用植物園の管理をしていて、
今は耐寒性のある「ジャカランダ」を選抜しているんだって。

この「ジャカランダ」とは、南米原産の紫色のキレイな花を咲かせる木。
これは大きさではなく、象徴という意味で世界三大花木と言われているそう。

葉がつく前に小さな紫色の花をたくさん咲かせるんだけど、
それがとってもキレイなんだって!見てみたいなぁ♪

「ジャカランダ」は、寒さに弱い植物なので、寒さに強いものを博士が選抜。
「亜熱帯作物支場」には今、「ジャカランダ」の木が800本以上あるんだけど、
その中から良さそうな木を選んだり、かけあわせて性質を見ることも博士の仕事なんだって。

「亜熱帯作物支場」では、宮崎の特産品、日向夏の研究も行っているそう!
昔は、すごく酸っぱくて、種も多くて食べにくかった日向夏なんだけど、
研究の成果で、今では種が少なく、より甘く食べやすくなったことに博士もビックリ!

品種改良ではなく、栽培方法を変更。どのような栽培方法に変えたのかというと、
例えば、種を少なくするために蜂に任せて受粉するのではなく、
ひとつひとつ人の手で受粉することで、種をつきにくくしたんだって。

手間がかかる作業だけど、私たちが簡単に美味しく日向夏を食べられるようになったのは
博士たちの研究のおかげなんだね☆


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南国の植物は、普通の草花と違って花の色がキレイで、独特なところが魅力だと話す博士。

博士にとっては、植物たちは「手のかかる子ども」のようなものなんだって^^
思うようにいかない時もあるけど、意思疎通ができたときはやっぱり嬉しいし、
お嫁に出したくないって気持ちになるんだって(笑)それぐらい愛情を注いで育てているんだね♪

葉っぱの色や土の状態など、全体的に見て植物の変化を感じて、
ちょっとした変化でも気付くように、ちゃんと見るようにしているそう。

いろんな角度からちゃんと見ることによって、
植物がこうしてほしいんだなっていうのがわかってくるって、すごいなぁ><


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他の試験場と違って、ここにはトロピカルドームや有用植物園、研究成果を出す場所があるので
ぜひ実際に見て、感じていただきたいと博士はおっしゃっていました!

今「亜熱帯作物支場」では、バニラを試験していて、トロピカルドームに
バニラの展示もしているんだって☆
花や実、そして加工したものを匂いで感じられるそうだよ!


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今日の研修成果は、『夢を持つことは、やっぱり大切だ』です!

南国の植物は、宮崎の夢!と語っていた博士。
日南市を「ジャカランダ」でいっぱいにするという夢、ぜひ叶えてほしいな><
頑張れ、博士♪

★九州世界一ラボ・レポート(15)

先週に引き続き、


『沖縄美ら海水族館』名誉館長 内田詮三 博士にお話しをお聞きしちゃいます☆

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「沖縄美ら海水族館」が世界一と言われている理由のひとつは、今まで飼育していなかった
マンタや、ジンベエザメなどがたくさんいて、しかも長期飼育しているってトコ!

また、繁殖も多くて、中でもエイは28種類も繁殖しているそう。
その中の12種類は、ナント!世界で初めての繁殖だったんだって!

その繁殖がなぜ重要視されているのかというと、繁殖する事によって
海から野生の生物を捕獲しなくて済むというメリットがあるから。

他にも、マンタの妊娠期間など繁殖や飼育しないとわからないような
ことも、博士たちの努力によって、わかるようになったんだよ☆

今までわかっていなかったことが、わかるようになったことも含めて
世界一の展示内容って言われているんだね^^

また、「沖縄美ら海水族館」では、研究もたくさん行っているみたいだよ!
魚の骨格も見ることができるCT画像を撮ったり、19トンの調査船を使って
遠隔操作で海底の魚などを捕獲して研究したりしているそう。
日本の水族館で調査船を持っているのもここ「沖縄美ら海水族館」だけ!!


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水族館の生物は人間の勝手で飼育しているわけだから、できるだけいい環境で飼育して
長生きさせるのが飼育する側の義務だと博士はおっしゃっていました。

そして、教育に役立て、海の生物や環境のことをわかってもらうことが
水族館の義務だと思っているそうだよ。

大きなジンベエザメやマンタが展示されていることによって、たくさんのお客さんが
集まると同時に、海の環境問題を考えてもらうキッカケにもなるよね!

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博士にとって、「沖縄美ら海水族館」は、50年間の水族館生活のハイライト。
「伊東水族館」と「照島ランド」は経営的に厳しくて、
人並みの給料をもらえるようになったのも沖縄に来てからなんだって。

だから博士曰く、「自分の水族館人生は1勝2敗」!!
3つの水族館を渡って、この「沖縄美ら海水族館」が1勝になったそうだよ^^


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研究成果は、
『博士の1勝が水族館の歴史を変え、そして水族館の未来をも変える』です!!

「まだまだ飼育できていない生物はたくさんいて、特に大きなクジラなど
水族館を発展させる可能性はたくさんある」と話していた博士。
水族館でクジラを見ることができたらスゴイだろうなぁ!!

また新しい展示や、世界初をどんどん生み出していってほしいな☆

★九州世界一ラボ・レポート(14)

【水族館博士】
『沖縄美ら海水族館』名誉館長 内田詮三 博士


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入場者数で日本の水族館の頂点に立つ「沖縄美ら海水族館」!

「沖縄美ら海水族館」の出発点は、1975年に開催された「沖縄国際海洋博覧会」で
日本政府が出展した「海洋生物園」なんだけど、
翌年、その水族館は、博覧会の跡地に整備された公園の施設の一部としてオープン。

2002年に7500トンもの大水槽を設置して、「沖縄美ら海水族館」の名前でリニューアルしたそう。

ここが凄いのは、その大水槽だけじゃなくって、世界最大の魚であるジンベエザメや
世界最大級のエイの仲間であるナンヨウマンタなどを飼育する世界一の展示内容。
ジンベエザメやオオメジロザメを始めとする種の世界最長飼育記録や世界トップクラスの繁殖成績。

さらに、ジンベエザメ、ナンヨウマンタの複数飼育や、生きたサンゴの大規模展示飼育を始めとする
数多くの世界初の魅力で、訪れた人々を魅了しているってところ!

博士は、そんな「沖縄美ら海水族館」で30年もの間、館長を務めた人物で、
沖縄近海のサメ、エイの繁殖を記した論文で、博士号まで持っているそうだよ!

ちなみに、ここの公園で行われているイルカショーは、なんと無料で楽しめちゃうんだけど、
無料ででイルカショーをやっているのは、おそらくココだけだろうって!!!

早速!世界一の展示内容を誇る「黒潮の海」の水槽を見に行ったよ!


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「沖縄美ら海水族館」のコンセプトは、沖縄の周辺にいる海の動物と出会える旅!!
渚からサンゴ礁に下り、それから沖合、深海に下りていくような展示内容になっているんだって。
そして、最大の特徴は、やっぱり大きな水槽があること!!

その大きな水槽にジンベエザメなどを入れたら、やっぱりたくさんのお客さんがくるように!
それを国内外問わず、様々な水族館が真似するようになって、
あっという間に20か所ほどの水族館が大型の水槽を作っちゃったんだって。

大きさとしては、世界で6番目くらいになってしまったけど、
何といっても、その展示内容は世界一!!

サメ・エイシンポジウムでジンベエザメやマンタを飼育したことを発表すると、みんなビックリ!
世界で初めてということもあり「世界一の水族館だ」と評価されたそうだよ☆

アメリカの「シーワールド」の人が手紙で、「日本人の哺乳類の飼育技術において、
我々よりもはるかに進んでいるのは確かなようである」という言葉をくださったんだって^^

そんな高い評価を受けた「沖縄美ら海水族館」は、2002年にリニューアルされてから
ずっと年間280万くらいのお客さんが来場してくれていて、入場者数は常に日本一!!
たくさんの水族館があるなかで、ずっと一番って本当にすごい♪

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博士は大学を卒業後、静岡県にある「伊東水族館」に入社。
「伊東水族館」ではイルカを飼育していた博士。イルカはいろんなことが研究されていると
思っていたんだけど、ユメゴンドウという今まで姿も全く分かっていないイルカを飼育してみたら
「なんだ、わからないことばかりなんだ」と気付いたそう。

その後、福島県にある「照島ランド」での勤務を経て、沖縄の水族館へ。


「沖縄美ら海水族館」にいるジンベエザメは20年生きていて、マンタは23年、
オオメジロザメはなんと!37年!!全部、世界最長飼育記録を更新中!!

最初はジンベエザメなんて見たことがなかったから、どんな動きをするのか、
どう暴れるのか全く分からない状態だったんだって。
だから、10日で死んでしまったり、運ぶことすらできないこともあったそうなんだけど、
ついに630日の飼育に成功!そうして世界で初めてジンベエザメを水族館で展示!

これがきっかけで、世界一や世界初の展示が生まれるようになったんだね☆

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7500トンの水槽は、長さ35メートル、幅27メートル、高さ10メートル!
高さが10メートルあるのには意味があって、ジンベエザメは餌のオキアミを
立って食べるから、9メートルあるジンベエザメが縦になっても
底に付かないようにしているんだって。自然と同じようにしているんだね^^

このジンベエザメの迫力ある食事のシーンは、毎日お昼の3時と夕方5時に、
「黒潮の海」の水槽で行われているそうなので、「沖縄美ら海水族館」に
行かれた方は、必ずチェックしてね☆

来週も水族館博士こと、「沖縄美ら海水族館」の名誉館長、内田詮三博士に
もっとディープな話を聞いちゃいます♪

お楽しみに^^

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