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2015年4月アーカイブ

★九州世界一ラボ・レポート(4)

【お星様博士】
『長崎市科学館』プラネタリウム解説員 村松恵 博士
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早速、世界一のプラネタリウムを観に行きました?!!
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『長崎市科学館』は、2014年にプラネタリウムをリニューアル!
最も先進的なプラネタリウムとして世界一に認定された『ケイロン2』を導入。

この『ケイロン2』は、1億4000万個もの恒星を投影することができるプラネタリウムで、
天の川をモヤではなく、一粒一粒の星の集まりとして表現することを可能に!!
また、光源には高輝度LEDを使用。
300以上の星雲星団や、2000以上の暗黒星雲も忠実に再現しているんだって☆

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『ケイロン2』が映し出す天の川は、本物の夜空を写した写真と比べても変わらないレベルだそう。
博士も最初観たときはビックリしたんだって!
また、この『ケイロン2』は日本製!日本の技術ってやっぱりすごいんだね?!

今まで科学館では、アニメーションなどの上映や星空解説を一つのプログラムとして
行っていたけど、『ケイロン2』が導入されたことで、星空解説だけをじっくり
行おうというプログラムを始めたんだって。
他にもアロマをたきながら星空を見る「アロマプラネタリウム」も行っていて
子どもだけじゃなく、大人にも人気みたい♪癒しの空間になっているんだね?

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プラネタリウムの仕組みって意外とアナログ!
「恒星原版」と呼ばれる穴があいた丸いガラス版が機械のまわりにはまっていて、
その穴から漏れる光を天井に拡大して星を映し出しているんだって。

『長崎市科学館』では「恒星原版」を12枚使っているそう。
天の川の星を映し出すには、1億個以上の穴をあけることになるんだって(゚д゚)!
10数センチの手のひらサイズの大きさに億単位の穴をあけることが
他にはマネできないと博士はおっしゃっていました。

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普段、プラネタリウム解説員として星空の解説や機器のメンテナンスを行っている博士。
「一般の方、あまり科学の知識がない方と最先端の科学を橋渡しする役割」だと話していました。
難しい専門用語ばかりにならないよう、常にお客さんの目線に立った説明を心がけているそう。
また、「おもしろい」「楽しい」といった感動をたくさん伝えるために、
好奇心や感性を忘れないようにしているんだって^^

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今日の研究結果は、『大きな大きな宇宙を体験できるプラネタリウムは、
小さな悩みを解決してくれ、そして大きな大きな好奇心をくれるところ』です。
壮大な宇宙を体験することで小さなことに気付くキッカケになるのかもしれないですね^^
星や宇宙のことを楽しそうに話してくれる博士は本当にキラキラ輝いていました!

★九州世界一ラボ・レポート(3)

【醤油博士】
『大分醤油協業組合』理事・工場長 堺留夫 博士
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世界一大きな木樽のある工場でお話を伺いました!

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『フンドーキン醤油』の醤油が醸造されている博士の会社の木樽は、
直径・高さ共に9m、重さ45トンもあって、540トンの醤油もろみが入るんだって!!
1リットルの醤油パックがナント!54万本も醸造できるそう!
ちなみに、2007年には世界一大きい木樽としてギネスブックに認定されました^^


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この世界一大きい木樽はヒバという木を400本ほど使っています!
ステンレスのバンドに締め金具をつけて締めるだけで漏れを止めているそう。
それだけで漏れが止まるから、あえて接着剤や釘は、一切使っていません!!

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最新のステンレスのタンクと昔ながらの木樽が並んでる!!


ステンレスのタンクは適温醸造といって、もろみの温度をコントロールできる設備。
もろみの温度をコントロールすることによってタンクの中で春夏秋冬を再現しているそう。
コントロールすることで、醤油が早くできちゃうという利点があるんだって。

一方、木樽は天然醸造!天然醸造は一年以上かけて樽の中でしっかり熟成。
この工場特有の乳酸菌や酵母などの微生物が木肌に住みついているので、
年数を重ねるごとに安定したいい醤油ができるそうです♪
美味しい醤油をつくる醸造にはゆっくり穏やかな気温差が必要になるため
必然と樽が大きくなったと博士はおっしゃっていました。

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木樽の醤油は、大豆、小麦、食塩で作ったシンプルな醤油!
大豆と小麦は大分県産、食塩は塩田でとれた天日塩など、こだわった原料を使っているんだね☆

博士は今、醤油業界全体で「醤油もの知り博士の出前授業」を小学5年生を対象に全国で行っているそう。
直接、教室へ行って醤油の原料から完成するまでの過程などを教えているんだって^^
醤油のことをもっと知って、もっと好きになってもらいたいと話していました。


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今日の研究成果は、『世界一大きい木樽は、世界一のおいしさを目指した結果、世界一大きく成長した』です。
世界一の木樽は「醤油づくりの基本」と話していた博士。
何も珍しさを求めて、大きくなったわけではありませんよ。
こだわった原料、微生物、3年熟成、このシンプルな「基本」を
大事にした結果、世界一大きな木樽が生まれたんですね!美味しいわけだ(笑)

★九州世界一ラボ・レポート(2)

【無毒ふぐ博士】
『株式会社 萬坊』取締役会長 太田善久 博士

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今回は、まず無毒ふぐの養殖場にお邪魔しました?!

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博士は長崎大学との共同研究で、ふぐの毒は食物連鎖で発生することを証明!
自然界から隔離された陸上養殖で餌をコントロールして無毒ふぐの養殖に成功したそう。
その特別な養殖技術で育てられた『すなかぶりとらふぐ』は、
天然に匹敵する味と評価され『陸の天然』っていうニックネームで呼ばれています。


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プールの底には砂が敷き詰められていました!
ふぐは疲れたりストレスを感じると砂に潜って休息するそう。
そんなストレスフリーの環境で育てているからこそ、無毒が実現したと博士はおっしゃっていました。
ちなみにその様子が可愛くて"すなをかぶったとらふぐ"っていう意味で『砂虎』って名づけたんだって!
体長50センチ、体重3.5kgと、とっても大っきなふぐでした。


続いて、萬坊にお邪魔しました?♪
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現在、『萬坊』では砂虎を刺身や唐揚げ、水炊きなどで提供しています。
ふぐをよ?く見てみると、ヒレが綺麗!普通ふぐのヒレはつつかれていたりして、ギザギザなんですが、
『砂虎』はストレスがないので噛み合ったりつついたりしないんです。
その他、クセや臭みがないのもストレスがない証拠なんだって?^^

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料理がいっぱい!!お腹もいっぱいになりました?♪

今後、毒のないふぐの肝を食べてもらいたいという博士。
最初は、いかに大きい白子を作れるかを考えていたそうですが、
その過程で肝が大きくならないと白子は大きくならないと知って、
また、肝の方が栄養があるらしいということで今では白子より肝のことを研究しているんだって(笑)
早くみんなにふぐの肝を提供できるように、色んな実験や会議を重ねているそうです。


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今日の研究成果は、『人生をかけて人の為になることを貫くって、やっぱりカッコイイ』です。
「自分のやってきたことを完結しないとおもしろくない。一代で初めて完結するまでまっとうしたい。」
と語る博士。「年金貰ってる」って笑いながら自らの夢に向かって走り続ける姿はやっぱりかっこよかったです!博士!頑張って!!

★九州世界一ラボ・レポート (1)

【レンズ風車博士】

『九州大学 応用力学研究所 所長 新エネルギー力学分野 風工学部門』 教授 大屋裕二 博士

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半年ぶりに再開した九州世界一ラボラトリー。

その記念すべき初回は、博士の研究所でお話を伺いました。

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博士が開発した『レンズ風車』は、弱い風でも高出力のエネルギーを生み出す風力発電システムで、

CO2を排出しないクリーンなエネルギー源の一つとして、現在、とっても注目されているそう。

また従来の風車に比べて、はるかに静かで、景観性も優れているなど、

博士は、この『レンズ風車』で風車の環境問題もすべて解決してしまいました。

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ベン●マークのような風車が3つも!!

従来の風車は、ただ風が通り抜けているだけだけど、

このレンズ風車は輪っかを付けることによって風を集めることができるとのこと。

そして、その輪っかは入口が狭く出口が広い形状の方が風が集まるそうで、

博士はどれを「人間の好奇心と同じだ!」と、科学者らしからぬ言葉で説明していました(笑)

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また、この輪っかには、"つば"がついていて、輪っかの周囲に渦を発生させ、

それによって起きる気圧の変化を利用して風を真ん中に集めています。

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確かに実験でも、輪っかを3枚のローターに近づけることによって発電量が大きくなっていました。

そんなレンズ風車はいま、24時間動画を撮影し続けるカメラなどに取り付けられているそう。

例えば原子力発電所とか...とっても社会貢献しています!!

「これまで人類は石炭、石油と地球の資源を収奪することによって産業を興してきたけど、

これからは限られた地球の資源を収奪することなく、環境や自然と調和して地球と共存していくことが大事!

いまそのターニングポイントにきている」という博士。

だからこそ『レンズ風車』の研究を通じて、地球と...風と会話できる境地に達したいといいます。

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今日の研究成果は、『好奇心が新しい道を生み出す』です。

「人生は問いかけの連続で、そうやって好奇心旺盛に問いかけてきたことに、応えてくれたのが『レンズ風車』だ」という博士。

レンズ風車に集まってくる風のように、博士も好奇心に導かれて偉大な成果を上げたんですね。好奇心バンサイ!!

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