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2014年6月アーカイブ

★九州世界一ラボ・レポート(13)

【水素エネルギー博士】
『九州大学 水素エネルギー国際研究センター』 佐々木一成 博士

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博士!とても笑顔が素敵ですね!!


そんな博士が研究している『水素エネルギー』は
水の電気分解の逆のことを行って電力を得るというものです。

現在実用化されているのは
最近よく耳にする「エネファーム」というもので
この「エネファーム」というのは太陽光発電と同じように家庭で作ることのできる電気です。

都市ガスやLPガスなどのガスの元であるメタンと水蒸気を反応させ
水素をたくさん作り発電しているそうです!


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博士は水素エネルギーの研究を始めて25年目!
研究を始めたきっかけはスイスへ留学したときに
スイスの国家プロジェクトに関わる機会があり
そのときに水素エネルギーについて研究をしたことがきっかけだそうです。

国家プロジェクトに関わっていたなんて博士すごいですね!!!

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水素をどうやって作るか、どうやって溜めるか、どうやって使うかが大事で
『水素エネルギー国際研究センター』では
表面に水素をくっつけることが出来る物質などを作り
実際に使えるようにするために研究を行っているそうです。

「九州の学生さんはテーマを決めると
それにまじめに取り組んでくれて素晴らしいんですよ!」と博士。

研究チームやそれに関わる学生さんを大事に思っているんですね(*´ω`*)

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来年には水素エネルギーで走る自動車の市販が始まります!
長距離走れて、排出されるのは水蒸気だけ!!
とても環境にいい車ですね!!

車に大事なのがエネルギーの補給。
ガソリンスタンドならぬ水素ステーションなるものが来年、再来年で
およそ100か所設置予定なんだとか!!


水素はたくさん溜めることが可能なので・・・

水素エネルギーで発電。
↓             ↑
余った電気で水素を作る。

こんな循環が可能に!!
また、作った水素を車の燃料として売ったり・・・

このように水素を上手く使うことでエネルギーの無駄を省くことが出来るんです!
博士たちは『蓄エネ』と呼んでいるそうです!

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日々いろんな変化がある世の中ですが、
社会を変えるものになる可能性がある分野である水素エネルギー。
この研究をすることはとても楽しいと、博士はおっしゃっていました!

世界から評価されている水素エネルギーの研究。
世界中の方が注目して福岡に来てくれる。
九州に来てくれる。
九州は世界の中心になりつつある!
日本の中でも世界の中でも中心なんだ!

と熱く語ってくださった博士!!

まさに!九州世界一ラボラトリー!!!!!!


水素エネルギーは世の中の根幹を変える可能性がある。
エネルギーの革命を起こしたい。ともおっしゃっていました(*^^*)


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今日の研究成果は
『未来を変えるのは水素エネルギーだけど、やっぱり人のエネルギーから始まる』。


博士にとって水素エネルギーとは?とお聞きしたところ
「ライフワークであり趣味。
 世の中に貢献できるポテンシャルがあり、日々楽しく研究しています。」とおっしゃっていました。


エネルギー全開で水素エネルギーの研究をしている博士。

博士のようにエネルギー全開で何かに取り組むことは大切だ!(*^^*)


★九州世界一ラボ・レポート(12)

【軍艦島博士】
『軍艦島を世界遺産にする会』理事長 坂本道徳 博士

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『軍艦島』正式名称は『端島』というんですが、
博士は小学校6年生のときから8年間住んでいたそうです。

住んでいた当時のことをお話しして頂いたのですが
480m×400mの島に5200人の方が住んでいて
人口密度は東京の9倍だったそうです!

土地面積に対して、たくさんの方が住んでいるため
建物すべてがアパートのようになっていて、学校は7階建て!!
移動するためにわざわざ1階まで降りなくていいように
建物すべてが渡り廊下で繋がっていたそうです!

島には、デパートや飲食店などもあり、全て揃っていたそうですよ!

当時からしたら最先端の街だったのではないでしょうか。

ちなみに、デートスポットは屋上だったそうですよ?(*´ω`*)

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昭和49年1月15日に端島炭鉱閉鎖。
島を離れるときに、自分の故郷だけどもう帰って来れないんだという
なんとも言えない寂しい気持ちになったそうです。


まだ当時のものがそのまま残っている『端島』
博士は、夢でもいいから『軍艦島』を世界遺産にしたいと思い、活動を始めたそうです。


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『軍艦島を世界遺産にする会』では写真展や本の執筆を行っています。


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博士が書かれた本「軍艦島 離島40年 人びとの記憶とこれから」には
当時どんな様子だったか、どんな生活をしていたかということや
現在の軍艦島の写真が多く載せられています。


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色んな映画やPV撮影で使われている『軍艦島』ですが、
今後、映画「進撃の巨人」の撮影で使われる予定だそう。
博士は、「『端島』が、その背景や歴史を知るツールとして、"本当の意味"で
活かされるのであれば使っていただきたいが...」と話していました。


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軍艦島ツアーのガイドも行っている博士ですが、
博士の話を聞いて、ツアーが始まる前とツアーが終わったあとで
軍艦島に対する見方が180度変わる方が多いそうです!

『軍艦島』の形を見に来る方が多いですが、
『軍艦島』にはどんな歴史があったのかなど
形の向こう側に見えるものをしっかり捉えてほしい。


博士にとって『軍艦島』は「人生そのもの」だとおっしゃっていました。

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今日の研究成果は『軍艦島は今ここにある地球の未来』。


「今のような生活をしていれば
軍艦島ののようなものをいくつも作ってしまう。第2の軍艦島を作りたくはない。」

と博士はおっしゃっていました。


便利を追い求めるだけではなく
地球の資源、環境について考えることも
今後も人間がこの地球で生きていくうえで大切なことなのではないでしょうか。


★九州世界一ラボ・レポート(11)

【超音波博士】
「株式会社 岳将」の代表 岳 将士 博士
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株式会社 岳将では
超音波加工機の設計・製作・販売と受託超音波加工を行っています。

超音波は「人間の可聴域を超えた波動」のことで、
機材をもってきていただき、スタジオ内で超音波をだしてもらいました(*´ω`*)
耳では聞こえないので感触を体験!

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身近なところで使われている超音波は
メガネ屋さんに置かれているメガネ超音波洗浄機!
水中に超音波をだして細かい気泡を作り、よごれを取っているそうです!!

細かい気泡は超音波じゃないと作り出せないそうですよ。
超音波すごいですね!!

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岳将で作っている超音波加工機。
普通加工する際は、回転のみで削るのですが、
超音波をあてることで削る先端のガイドをしてくれて
真っ直ぐ削ることができるのです!!!!

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写真のようにガラス内に細かく加工もお手の物!!!!

今後は今CMでもよく耳にする「インプラント」の加工。
歯の大きさ、形は人それぞれで、患者さんに合った形に、
歯科技工士さん・歯科医さんが削っているのですが、
その加工に超音波加工を採用できるようにしていきたいとのこと。

超音波加工なら、なめらか且つ、思ったような形を作ることが出来る!
そのためには、装置の軽量化、低価格などが課題なんだそうです。

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博士にとって「超音波の応用技術」とは
『可能性を大きく秘めている技術』
なかなか耳馴染みがない言葉ですが、
皆さんの生活に欠かせない技術になる可能性があると信じています!とおっしゃっていました。

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今日の研究成果は『超聴こえないけど超すごい技術で未来を超明るくしてくれるもの』。


超音波は実際に目で見たり聴いたりできないものだけど
とても役に立つ技術なんですね?!!!

今後、超音波の技術がもっと私たちの生活に
関わるようになってくるかもしれませんね(*^^*)!


★九州世界一ラボ・レポート(10)

【農業博士】
『大分県庁農林水産企画課 世界農業遺産推進班』 宮川 誠二 博士

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宮川さんは去年5月30日に「世界農業遺産」に認定された
「国東半島 宇佐地域」の伝統的な農業と、農業によって育まれてきた
技術や文化、風習、風景、それを取り巻く多様な生物の保全に取り組んでいます!

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現在世界農業遺産に認定されている地域は
世界で31ヶ所。そのうち日本では国東半島宇佐地域を含む5ヶ所が認定されています。


「世界農業遺産」は「世界遺産」とは違い
伝統的な「農業システム」いわば"生きたもの"を認定していて、
ただ保全するだけでなく次世代に継承するため進化していくことが求められるそうです。


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国東半島宇佐地域が「世界農業遺産」に認定された理由は5つ!!!

その1!「クヌギを活用した原木しいたけ栽培システム」

      クヌギ林の新陳代謝だけを利用した環境に優しい農法で
      大分の乾し椎茸は全国乾椎茸品評会において15年連続優勝するなど
      その品質に高い評価を得ているそうです!


その2!「複数のため池を連携させた用水供給システム」

      もともと地形や降水量の影響で水を確保するのが難しかった地域で、
      土地の制約上大きなため池を作ることが出来なかったため
      複数のため池をつなぎ合わせ、必要量を確保する工夫を行うなど
      水を安定的に確保するシステムを江戸時代から作り上げてきたそうです!


その3!「クヌギ林でかん養された水資源を活用した水田農業」
      シイタケが取れなくなったクヌギの原木はミネラルを多く含んだ保水層になります。
      雨水はこの保水層に取り込まれ、時間をかけてため池に流れ込みます。
      こうした水循環によって美味しいお米をはじめとする
      豊かな農産物が育まれるそうです!


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その4!「クヌギ林とため池群が育む多様な生態系」
      クヌギ林やため池が維持されることによって
      国の天然記念物であるオオサンショウウオや、
      生きた化石と呼ばれるカブトガニの生息地になっているなど
      生物多様性が守られているところだそうです!


その5!「受け継がれる農耕文化や景観」

      各地で農耕にまつわる民俗行事や食文化が生まれ、今も継承されているそうです!
      豊後高田市にある田染の荘は、14世紀頃の田園の姿を
      今も残しており、世界農業遺産の象徴的場所としてその評価が高まっています。

国東半島宇佐地域には昔から受け継がれているものがたくさんあるんですね?(*´ω`*)

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国東半島宇佐地域の世界一ポイントは
日本でも唯一、もちろん世界でもこの地域国東市でしか栽培されていない
畳表の原材料のひとつ「シチトウイ」!!

別名「琉球おもて」といい、その名前のとおり沖縄から入ってきた畳表の原料。

色つやや、肌触りがよく耐久性にも優れ、
高級品としてそのほとんどが首都圏に流通するなどし、
品薄の状態が続いているんだとか!!!!


流石、日本唯一、、、いや、世界唯一の素材!!!!


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宮川さんにとって世界農業遺産は「大きなチャンス」!
農業を取り巻く環境はいろんな意味で厳しさをましている。
地域という視点でも、人口が減少するなど、同じように厳しい状況になりつつあります。
そうした厳しい状況に打ち勝つため、この認定をチャンスと捉え、
先人たちと同じように知恵と工夫を積み重ね、前進していきたいとおっしゃっていました。

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