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当社初の「ボトルtoボトル」水平リサイクルへの取り組み
株式会社 明治
株式会社 明治(代表取締役社長:松田 克也)は、明治ホールディングス株式会社(代表取締役社長:川村 和夫)とともに、蕨市(市長:賴髙 英雄)、戸田市(市長:菅原 文仁)、蕨戸田衛生センター組合(管理者:蕨市長 賴髙 英雄、副管理者:戸田市長 菅原 文仁)、サントリーグループと、使用済みペットボトルを回収し新たなペットボトルに生まれ変わらせる、「ボトルtoボトル」水平リサイクル※1に関わる連携を、2025年4月1日より開始します。
連携に先立って当社と明治ホールディングス株式会社は、2025年1月27日に、蕨市、戸田市、蕨戸田衛生センター組合、サントリーグループと、「ボトルtoボトル」水平リサイクルに関する協定を締結しました。
本取り組みについて
蕨戸田衛生センター組合へ集められた使用済みペットボトルを、当社とサントリーグループのペットボトル容器として再生・使用することで、産官民の三位一体となったスキームにて「ボトルtoボトル」水平リサイクルを実現します。
当社はこれまで、一部の工場製造品において、リサイクルPET樹脂を使用したペットボトル容器へ切り替えを行うなど、石油由来原料プラスチックの新規使用量の削減に取り組んできました※2。「ボトルtoボトル」水平リサイクルの取り組みは当社では初となりますが、今後も本取り組みを推進し、石油由来原料プラスチックの新規使用量の削減により貢献していきます。
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本取り組み実施の背景
日本におけるペットボトルのリサイクル率は、85.0%と高い水準にありますが、ペットボトルからペットボトルへ水平リサイクルされているのは、33.7%に留まっています※3。ペットボトルがペットボトル以外にリサイクルされてしまうと、使用された後、焼却されてしまったり、リサイクルされても多くの場合、数回でリサイクルの輪がとぎれてしまったりします。
ペットボトルの水平リサイクルの割合を増やしていくことは、新たな化石由来原料の使用量を減らし、循環型社会の実現に貢献できる活動と考え、本取り組みの実施に至りました。
協定締結の背景
当社では、循環型社会の実現に向け、「明治グループサステナビリティ2026ビジョン」の下、プラスチック資源循環に対する取り組みを強化※4しています。ペットボトルに使用する樹脂については、リサイクル素材の使用比率を2025年までに70%以上、2030年までに100%とすることを目指しています。
サントリーグループでは、「人と自然と響きあい、豊かな生活文化を創造し、『人間の生命(いのち)の輝き』をめざす。」を目的に掲げ、創業以来、持続可能な社会の実現を目指してきました。ペットボトルに関しても2030年までに「100%サステナブル化」することを目標としています。
蕨戸田衛生センター組合は、蕨市と戸田市から排出される一般廃棄物を処理するため、1959年の設立以来、快適で衛生的な市民の生活を維持するべく、今日まで運営されてきました。今後も、よりよい環境を次の世代に繋ぐために、周辺地域に配慮した安全で安定的な廃棄物の処理はもとより、6つの運営方針※5を定め、循環型社会の構築に資する施設となるよう取り組んでいます。
今回、「産官民が三位一体となって、リサイクル適性が高いペットボトルの水平リサイクルの割合を増やし、循環型社会の実現に貢献する」という思いが一致し、協定の締結に至りました。
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協定締結式の様子
これらの取り組みを通じて当社は、これからもプラスチック資源循環の強化に取り組み、循環型社会の実現に貢献してまいります。
※1 使用済み製品を原料として用いて同一種類の製品につくりかえるリサイクルのこと
※2 リサイクルPET樹脂を使用したペットボトル容器への切り替えについて
https://www.meiji.co.jp/corporate/pressrelease/2023/1108_01/
※3 「PETボトルリサイクル推進協議会 年次報告書 2024年度版」より
※4 プラスチック削減における新たな目標を策定
https://www.meiji.co.jp/corporate/pressrelease/2024/0328_02/
※ 5 ①ダイオキシン削減対策、②焼却量の減量化、③リサイクルの促進、④リサイクルの啓発、⑤環境保護の体制づくり、⑥開かれた運営
プレスリリースURL
https://kyodonewsprwire.jp/release/202501273416
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