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AIやデータセンター、大規模電力ワークロード向けの業界で最もコンパクトで高密度な電力保護システムを発表

シュナイダーエレクトリック株式会社

2024/12/5
シュナイダーエレクトリック

※本リリースは12月4日にフランス リュエイユ・マルメゾンにて発表されたプレスリリースの抄訳です。

・新しいコンパクトなUPSは、AI対応のデータセンター、半導体業界、商業施設、その他製造施設などの重要なインフラ環境に次世代の電源保護を提供
・先進的な高密度設計、フォールトトレラントなアーキテクチャによる可用性最大化により、総所有コストを抑えながら最大99%の高率化を実現
・強化された安全性とサイバーセキュリティー機能、リモート監視機能に加え、寿命の最大化とエクスクルーシブなサポートを提供する次世代型サービスのEcoCare*プラン

エネルギーマネジメントおよびオートメーションにおけるデジタルトランスフォーメーションのリーダーであるシュナイダーエレクトリックは、本日新製品 Galaxy VXLの発売を発表しました。高効率でコンパクトかつ拡張性のあるモジュール式の同製品は、冗長性のある 500~1250 kW (400V) の三相の無停電電源装置(以下UPS)で、サイバーセキュリティーとソフトウェア、および安全機能が強化されています。

わずか 1.2㎡で最大 1042 kW/㎡ の電力密度を誇る Galaxy VXL UPS は、効率的で持続可能、かつ高度な UPSテクノロジーの新たなベンチマークを確立します。IEC(国際電気標準会議)が定める世界中のすべての 400V地域ですぐに利用可能な Galaxy VXL は、AI、コロケーション、ハイパースケールデータ センター環境、および商業ビルや産業施設内の大規模な重要インフラと電気システム向けに最高レベルの電力パフォーマンスを提供します。

業界初のコンパクトな設計、高密度な電源供給、AI 負荷耐性を備えた設計の Galaxy VXL は、最もエネルギー集約的なインフラシステムの稼働時間と可用性を最大化します。1 つのフレームで最大 1.25 MW、4 つのユニットを並列で稼働させれば最大 5 MW の電力を供給できるほか、運用効率とエネルギー効率の両方を高めて、ユーザーの総所有コスト (TCO) を最小限に抑えます。

特許取得済みのオペレーティングテクノロジーにより、Galaxy VXL は高効率 なeConversion モードで最大 99%、ダブルコンバージョンモードで最大 97.5% の効率を実現し、電源保護性能クラス1(※) と最高レベルのエネルギー削減を実現しながら、UPS の炭素排出量を 2 分の 1 に削減します。

業界平均と比較して52%小さいフットプリントを叶えながら、スケーラブルなモジュール設計により、N+1 レベルの冗長性が実現され、システムの可用性レベルは10 倍に向上します。さらに、モジュール構造であることから、ユーザーは必要に応じてパワーモジュールを購入し、最適化されたエネルギー効率を享受しながら、需要の増加に応じてパワーモジュールを追加することができるため、資本支出 (CapEx) を削減することが可能です。

Galaxy VXL は、リチウムイオンバッテリーと VRLA(鉛)バッテリーの両方に適用可能で、モジュールのライブスワップ機能により、連続稼働時間、可用性、保守性が向上し、データセンターやIT環境、クリティカルな負荷に対して、高い耐障害性と柔軟性および予測可能なランタイムを提供します。これは、シュナイダーエレクトリックの EcoStruxure IT ソフトウェアによる、あらゆる環境からのリモート監視、最新の IEC 62443-4-2 のセキュリティ認証取得済み**の強化されたセキュリティーとイーサネット接続によって補完され、完全に安全で接続されたリモート管理環境を提供します。

「大規模インフラシステムへの依存がこれまでにない速度で増加している現在においては、エネルギーと環境への影響を低減しながら重要なシステムを保護するために、お客様が最も持続可能かつレジリエントで効率的なテクノロジーを利用できることが不可欠です。」と、シュナイダーエレクトリック データセンターシステムのオファー管理およびマーケティング担当グローバルバイスプレジデントのMustafa Demirkol 氏は述べています。 「当社の新しいUPSのGalaxy VXLは、コンパクトで革新的、かつ高効率な設計と強化された安全機能を組み合わせて、幅広い AI、データ センター、産業用アプリケーションに世界をリードする電源保護を提供し、将来の高密度ワークロードが比類のないレベルの信頼性でサポートされることを保証します。」

主な機能とベネフィット
シュナイダーエレクトリックの新たなUPSであるGalaxy VXLは、過去にないレベルの電力密度で、最高レベルのエネルギー集約型ワークロードに対応する AI 対応の電力アーキテクチャを提供できるように設計されています。この新しい UPS は、1.25 MWのスケーラブルなモジュール式ソリューションを1.2㎡の設置面積で提供し、3Uスペースあたり125kWのパワーモジュールを搭載できる初めての製品で、史上初めて、拡張可能な 3U スペースの125 kW パワーモジュールを顧客に提供するとともに、1 つのフレームで最大 1.25 MW のクリティカルな負荷をサポートしできるため、4 つのユニットを並列接続すると、わずか 4.8㎡のスペースで 4 つのユニットを並列接続して最大 5 MW をサポートまでの負荷に対応可能ですできます。主なベネフィットは以下のとおりです。

・拡張性の高いモジュラー式高出力設計: 1042k/㎡の電力密度で、1.25MWのモジュール式UPSを1つのフレームに格納可能、負荷増加に合わせて段階的なパワーモジュール追加が可能。
・小さな設置面積: 設置面積1.2㎡で、業界平均対比で52%省スペース化、前面からのアクセスのみで作業可能なため背面の隙間が不要となり、電力とスペースをより有効に活用可能に。
・効率性と持続可能性の向上: eConversion モードで最大 99%、ダブルコンバージョン モードで最大 97.5% の効率を実現。コンパクトなフットプリントにより、原材料・パッケージを削減できたほか、UPS およびパワーモジュールのテスト用の SPoT (スマート電源テスト) モードで電力を節約。
・設備投資と運用コストの削減: 運用効率とエネルギー効率の向上により電気料金削減を促進、サービス/メンテナンスの容易さにより人件費が削減され、TCO を向上。
・強化された耐久性の高い設計: コンフォーマルコーティングされた基板、100kA の短絡定格、オプションの耐震キットを使用して堅牢な機械設計を実現。
・強化されたサイバーセキュリティーと安全性: 最新の IEC 62443-4-2 セキュリティ規格の認定取得済み**、ダウンタイムなしでパワーモジュールを交換できるライブスワップ機能を搭載
・EcoCare* による寿命の延長: 次世代型のサービスプラン EcoCare メンバーシップ*を導入し、技術専門家のオンサイトおよびリモートでの特別なサポート、AI を活用した24時間365日のリモート監視、オンサイトの中断を最大50%まで低減するコンディションベースのメンテナンスを提供し、UPS を長寿命化。
・プレハブ(コンテナ)型データ センターに最適: 物理的な設置面積が小さく、高効率かつ低コストなため、次世代型のプレハブ式データ センターを支える強力な選択肢に。

AIへの需要を満たすためのスケールアップ
今週、シュナイダーエレクトリックは、AI ワークロードを強化するための堅牢な電力インフラへの需要が高まる中、世界中の顧客をサポートするために能力を強化することも発表しました。

シュナイダーエレクトリックは、世界中の多くの工場で製造および生産能力を増強しており、2025 年にはGalaxy VXL UPS ユニットの年間生産能力が 9,000 台を超える規模に達する見込みです。さらに、シュナイダーエレクトリックのバルセロナのサンボイ工場でもGalaxy VXL UPSが搭載可能になり、高密度コンピューティングワークロード向けのプレハブ型のモジュール式データセンターにおける堅牢なバックボーンを形成します。

シュナイダーエレクトリックのGalaxy VXL UPS は、すぐに注文可能です。詳細はWebサイトをご覧ください。

関連資料:
モジュラーデータセンターでエッジにおけるAI成長の課題を解決(英語)
シュナイダーエレクトリック、欧州最大のデータセンター工場の生産能力を増強(英語)

* EcoCareのサービスメニューは日本国内未対応
** IEC 62443-4-2 のセキュリティ認証取得済みのネットワークマネジメントカードは日本国内未対応
※電源保護性能クラス1: IEC62040-3 (JIS C 4411-3) 出力電圧過渡変動特性最高水準【クラス1】

 
Schneider Electricについて
シュナイダーエレクトリックのパーパスは、あらゆる人がエネルギーや資源を最大限活用することを可能にし、進歩と持続可能性を同時に実現することによってインパクトをもたらすことです。私たちはこれを「Life Is On」と表現しています。

私たちのミッションは、持続可能性と効率性のための信頼のおけるパートナーとなることです。

私たちは、電化、自動化、デジタル化における世界トップクラスの専門知識を、スマート化された製造業、レジリエントなインフラ、未来仕様のデータセンター、インテリジェントなビル、直観的なホームオートメーションに提供する、グローバルな産業テクノロジーのリーダーです。深い専門知識を基盤に、つながる製品、オートメーション、ソフトウェア、サービスにより、エンドツーエンドのライフサイクル全体で統合された、AI対応の産業用IoTソリューションを提供し、デジタルツインの実現によってお客様の利益と成長を支援します。

私たちは、168,000人の従業員と 100万を超えるパートナーというエコシステムを持つ、人を中心に考える企業として、100か国以上で事業を展開し、お客様やステークホルダーと緊密な関係を築いています。すべての人々にサステナブルな未来を、という意義深いパーパスの下、あらゆる活動においてダイバーシティとインクルージョンを大切にします。
www.se.com/jp

 





プレスリリースURL

https://kyodonewsprwire.jp/release/202412051153

本プレスリリースは発表元が入力した原稿をそのまま掲載しております。詳細は上記URLを参照下さい。また、プレスリリースへのお問い合わせは発表元に直接お願いいたします。