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AIによって加速するエネルギーとサステナビリティの課題に対する新たなソリューションを発表

シュナイダーエレクトリック株式会社

2024/12/5
シュナイダーエレクトリック

※本リリースは12月4日にフランス リュエイユ・マルメゾンにて発表されたプレスリリースの抄訳です。

・顧客がより持続可能なAI対応のデータセンターソリューションをどこにでも大規模に展開できるよう支援し、デジタルインフラの脱炭素化という同社のミッションを強化
・NVIDIA と共同開発した新しい GB200 NVL72用リファレンス デザインでは、NVIDIA の新しいチップBlackwellを支える実証・検証済みの高エネルギー効率アーキテクチャを提供
・AI、データセンター、大規模な電力ワークロード向けの、業界で最もコンパクトで高密度の電力保護システムGalaxy VXL UPSを発売

エネルギーマネジメントおよびオートメーションにおけるデジタルトランスフォーメーションのリーダーであるシュナイダーエレクトリックは、AI システムに対する高い需要によって到来する緊急のエネルギーおよび持続可能性の課題に対処するために、エンドツーエンドの AI 対応データセンター向けソリューションの提供を加速することを本日新たに発表しました。

発表の最初の部分は、ラックあたり最大 132 kW の液冷式高密度のAIクラスターをサポートする、NVIDIAと共同開発した新しいデータセンターリファレンスデザインです。NVIDIA の GB200 NVL72およびBlackwellチップに最適化されたこのリファレンスデザインは、実証・検証済みのアーキテクチャとして計画や導入を合理化し、液体冷却を大規模に利用する場合の特殊な課題に対処します。

さらに、シュナイダーエレクトリックは本日、 AI、データセンターおよび大規模な電力ワークロード向けに設計された業界で最もコンパクトかつ高密度なUPSである新しい無停電電源装置(UPS) Galaxy VXLを発表しました。Galaxy VXL UPSは、最大1042kW/m²の電力密度を持つスケーラブルな1.25MWモジュラー型のUPSで、業界平均と比較して52%スペースを節約しており、より小さなフットプリントで高密度に、効率よく電力を供給するように設計されています。

どちらのイノベーションも、シュナイダーエレクトリックのエンドツーエンドのAI対応データセンターソリューションの一部を形成しており、AI時代のエネルギー戦略の策定、高度なインフラの展開、サステナビリティコンサルティングという3つの主要分野に焦点を当てています。シュナイダーエレクトリックは、データセンターの所有者と運用者に利益をもたらすことを目指しており、エネルギー効率の高い高密度インフラを展開して、AIワークロードを可能な限り持続可能にサポートします。

「AIのエネルギーと環境への影響は前例のないペースで拡大しており、データセンターとデジタルインフラを脱炭素化する新しい方法を見つけることで、エネルギー消費の上昇カーブをゆるやかにすることが最も重要です。」と、シュナイダーエレクトリックのデータセンター&ネットワーク担当エグゼクティブバイスプレジデントであるPankaj Sharmaは述べています。「シュナイダーエレクトリックでは、環境を保護しながら、限界を押し広げ、新しい基準を設定し、AIの未来を形作ることに取り組んでいます。これには、グリッドからチップ、チラー、そしてその先への戦略的なアプローチが必要になります。」

NVIDIAとのパートナーシップ
シュナイダーエレクトリックの最新のデータセンターリファレンスデザインは、NVIDIAと共同開発され、液体冷却のAIクラスターをサポートするとともに、ハイパースケール、コロケーション、企業内データセンターといった環境で液体冷却を展開する際の特殊な課題に対処しています。
両社のパートナーシップを基盤とするこのリファレンスデザインでは、液体から液体への冷却ユニット(CDU)とチップへの直接冷却の選択肢が提供されており、次世代のAIデータセンターでよりエネルギー効率が高く持続可能な運用を確保するための包括的な機械的および電気的なプランニング手法を提唱しています。

EcodialEcoStruxure™ IT Design CFDなどのシュナイダーエレクトリックのソフトウェアツールを使用して開発されたこのリファレンスデザインは、AIワークロードの特定の要件を満たすようカスタマイズできるのと同時に、高密度アプリケーション向けの最も持続可能かつエネルギー効率の高いインフラをユーザーが設計できるように支援します。

「アクセラレーテッドコンピューティングと AI の未来を築くには、スピードと揺るぎない基盤が必要です。」と、NVIDIA の創設者兼 CEO であるJensen Huangは述べています。「シュナイダーエレクトリックとの協力により、お客様は安定したレジリエントなインフラの上で世界をリードする技術を設計することができます。両社は協力して、アクセラレーテッドコンピューティングに特化したAIデータセンターを構築し、あらゆる企業や業界にデジタルインテリジェンスを提供するために不可欠な複雑なアーキテクチャをサポートします。」

エンドツーエンドのAIデータセンターソリューション
本日のバーチャルイベントでの発表は、シュナイダーエレクトリックが包括的で持続可能、かつエンドツーエンドのAI対応データセンターソリューションを作成し、顧客が世界中のデジタルインフラを脱炭素化できるよう支援するというコミットメントを強化するものです。シュナイダーエレクトリックは、以下の3つの主要な分野に焦点を当てています。

AI時代のエネルギー戦略: シュナイダーエレクトリックは、企業の再生可能エネルギーの確保や、風力・太陽光・水素などの多様なエネルギー源を使用したオンサイト発電の最適化を支援しています。顧客の展開計画に合わせた立地選択や地理的分析などのサービスを提供するとともに、AlphaStruxureによるオンサイト発電も提供し、選択された電源の市場投入までのスピード、信頼性、レジリエンス、持続可能性を担保します。

高度なインフラソリューション: シュナイダーエレクトリックは、ラックあたり100kWを超える多数のAI要件に対応する、高密度かつエネルギー効率の高いインフラシステムの包括的なポートフォリオを開発しました。これには、Grid-to-ChipやChip-to-Chillerといったデータセンターインフラのコンポーネント、AIを活用したリモート監視およびエネルギー管理ソフトウェア、ライフサイクル最適化のためのデジタルサービスが含まれます。

本日発表されたシュナイダーエレクトリックの新しいUPS、Galaxy VXLは、同社のエンドツーエンドの高度なインフラのポートフォリオに新たに加わった製品です。 この新しいUPSは、1.25 MWのスケーラブルなモジュール式ソリューションを1.2㎡の設置面積で提供し、3Uスペースあたり125kWのパワーモジュールを搭載できる初めての製品で、史上初めて、3Uのスペースでスケーラブルな125kW電源モジュールをお客様に提供します。これは、1つのフレームで最大1.25MWのクリティカル重要な負荷をサポートできるため、4 つのユニットを並列接続すると、わずか4.8㎡のスペースで4つのユニットを並列に使用することで最大5MWまでの負荷に対応可能です。

さらに、高密度ワークロードによる温度上昇に対処するため、シュナイダーエレクトリックは先般、 Motivair Corporationの過半数の株式を取得する契約に署名しており、液体冷却のポートフォリオを拡大し、ダイレクトチップ方式の液体冷却および大容量サーマルソリューションにおいて専門性を強化しました。

効率性とサステナビリティ: シュナイダーエレクトリックのサステナビリティコンサルティング事業は、各顧客に合わせたサステナビリティ戦略、排出量のアセスメント、サプライヤーエンゲージメントプログラムを通じて、顧客が脱炭素化の目標を上回ることができるよう支援しています。これらのグローバルコンサルティングサービスは、EcoStruxure Resource Advisorを通じて100か国以上2,400人の専門家によってサポートされ、データに裏打ちされたインサイトを顧客に提供しています。

AIによるエネルギー上昇カーブをゆるやかに
シュナイダーエレクトリックは、エネルギー消費の上昇カーブをゆるやかにする(bend the curve) ための科学に基づくアプローチも提唱しています。このアプローチの中心となるのが、「持続可能なAIのためのエネルギーインテリジェンス」の採用です。シュナイダーエレクトリックは、データセンターインフラとAIが牽引するアプリケーションとを統合することで、これを実現できると考えています。


このアプローチによって、産業界はAIのエネルギーフットプリントを軽減できるだけでなく、AIの監視機能と洞察を、より広範な脱炭素化の取り組みのためのツールとして活用することができます。このビジョンを達成するためには、持続可能なソリューションを展開し、AIの可能性を活用してすべてのセクターで効率を高めるという団結したコミットメントが必要です。


「2027 年までに、データセンターの電力消費量は世界需要の 2.5% を占め、残りの 97.5% は建物、製造、輸送、エネルギーなどの業界に分散すると予測されています。」と、IDC の Cloud to Edge Datacenter Trends のリサーチ ディレクターである Sean Graham 氏は述べています。「データセンターは、前例のない成長の中で独自のネットゼロ目標を追求していますが、真の持続可能性の誓約は、AIを活用して業界全体のバリューチェーンを脱炭素化することにあります。シュナイダーエレクトリックと NVIDIA が実証したように、効率性と持続可能性を推進するには、長期的なコラボレーションとイノベーションが不可欠です。」

シュナイダーエレクトリックがNVIDIAと共同開発した新しいリファレンスデザイン、新製品UPSのGalaxy VXLエンドツーエンドのAI対応データセンターソリューションの詳細については、それぞれWebサイトをご覧ください。

関連資料:
シュナイダーエレクトリック、タイム誌とStatistaが選ぶ最も持続可能な企業に選出(英語)

 
Schneider Electricについて
シュナイダーエレクトリックのパーパスは、あらゆる人がエネルギーや資源を最大限活用することを可能にし、進歩と持続可能性を同時に実現することによってインパクトをもたらすことです。私たちはこれを「Life Is On」と表現しています。

私たちのミッションは、持続可能性と効率性のための信頼のおけるパートナーとなることです。

私たちは、電化、自動化、デジタル化における世界トップクラスの専門知識を、スマート化された製造業、レジリエントなインフラ、未来仕様のデータセンター、インテリジェントなビル、直観的なホームオートメーションに提供する、グローバルな産業テクノロジーのリーダーです。深い専門知識を基盤に、つながる製品、オートメーション、ソフトウェア、サービスにより、エンドツーエンドのライフサイクル全体で統合された、AI対応の産業用IoTソリューションを提供し、デジタルツインの実現によってお客様の利益と成長を支援します。

私たちは、168,000人の従業員と 100万を超えるパートナーというエコシステムを持つ、人を中心に考える企業として、100か国以上で事業を展開し、お客様やステークホルダーと緊密な関係を築いています。すべての人々にサステナブルな未来を、という意義深いパーパスの下、あらゆる活動においてダイバーシティとインクルージョンを大切にします。
www.se.com/jp





プレスリリースURL

https://kyodonewsprwire.jp/release/202412051147

本プレスリリースは発表元が入力した原稿をそのまま掲載しております。詳細は上記URLを参照下さい。また、プレスリリースへのお問い合わせは発表元に直接お願いいたします。