台湾に行ってきました。
台北市の旅は2度目なのですが、今回初めて約1時間半バスに乗って『九份』へ。
ここ九份は、映画「悲情城市」に登場したり
「千と千尋の神隠し」のモチーフになったことで有名です。
だから日本人観光客の人気スポットでもあります。
それなら行ったらすぐにわかるだろうと安心して、あまりガイドブックを
見ることもなく向かいました。
ところが、私が現地に着いたのは、
すでに日も暮れて暗闇に赤い提灯が灯された時間。
まだ観光客は多いものの、なかなかお目当ての
“あの場所”に行き着けずにいたのです。
そこで私は思い切って、すぐそばでお掃除をしていた年配の女性に
ガイドブックの写真を見せながら尋ねました。
「この場所は、どこですか?」
すると女性は、勢いよく中国語で話し始めました。
でも、私は中国語がわからないっっっ!
と、思ったのですが、必死で理解しようと思ったら、あら不思議。
伝わってきたんです。
どうやら女性は
「その場所は、あの崖のほうにあって、こっちの道からだと遠回りになるから、ここの下の階段を降りていくといいですよ。」
とおっしゃっている模様。
「謝謝(シェシェ)!!」私は5分ほど歩きました。
すると暗闇の道の中に、突然この景色が現れました。
目的地にたどり着けたのは勿論嬉しかったけど
言葉はわからなくても、女性が伝えてくれたことが理解でき
通じ合えたことが、何よりも忘れられない出来事となりました。
コミュニケーションがとれるということは、本当に嬉しいものです!