ども、プロデューサです。毎週遅れていくのは、ワタクシの不徳のなせる技。
日本テレビとCIA 発掘された「正力ファイル」
日テレの社名、日本テレビ放送網ってなんで「網」がついてるんだろう?
それはね…、という長い長いお話。
日本におけるテレビ放送の歴史を知っている人は、NHKよりさきに日テレに予備免許がおりたことはご存知かと思う。 その歴史の裏側を、アメリカ側の視点を込みで明らかにしたのがこの作品。
ようするに、当時のアメリカにしてみれば、反共プロパガンダの一環とも、親米プロパガンダの一環ともなるテレビ放送を
うまく利用したかったわけで。さらに、アメリカ側の無線機器メーカの思惑やCIAまで出てくる出てくる。
ただ、日本には放送ではNHKがすでにあったし、通信ではNTT(もとの電電公社)があったし、そう安々と話が進むわけもない。
日本側には、のちにテレビの父とも原子力の父ともいわれる正力松太郎がいた。今の読売新聞の基礎を築いた人物でもある。 アメリカの通信機器メーカの思惑に乗っかり、放送と通信の一大ネットワークを実現しようと、アメリカ側、日本政府側 双方の動きを探りつつ、ついにはCIAの工作として資金を捻出するなどして話が進んでいく。
最終的には、正力はアメリカ側に裏切られたような日本政府に押し切られたような格好で、本放送ではNHKに先を越され、 通信と放送の一大ネットワークを築くという壮大な構想は夢と消えていった。
まぁ、この話はアメリカの情報公開法のもとで明らかになった資料をもとに書かれた本で、事実である。
メディアの自主性だの、報道機関の独立性だとか、ジャーナリズムが、とかとか、いろいろいわれてますが。
所詮、政治的に利用するために放送免許が発行されたわけだし。
こういった歴史をふまえて、放送と通信のなんとかかんとかも考え直してみるといいのかもしれません。